「春雷の闇を叩きて窓の内」の批評
回答者 みつかづ
添削した俳句: 春雷の闇を叩きて窓の内
こんにちは。貴句、拝読しました。
う~ん、お上手。
光景がパッと浮かぶ上に、文語の「窓」の含みまで持たせられてるのは流石です。
文語体ですので、「窓」とあれば「もしかすると、窓に障子が張ってあるかもしれない」との読みも十分有り得ますし、更に「内」。もし障子窓であれば見えない外の描写ですが、季語と音の情報だけでありありと光景浮かびますし、敢えて「窓の内」と着地させる事で捨て石効果をさり気無くお出しになりながら、「外には出たくない程の」という天候の激しさまで立ち上がってきますし、何よりも季語が輝いて力強いですよね。
グッと刺さりました。
いやぁ、深みのある味わい。ありがとうございます。
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