俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の28ページ目

「缶の泡溢れて落花の休日」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 缶の泡溢れて落花の休日

お早うございます。貴句、拝読しました。

「ビールと書くと季違いになるのでお止めになった」。お気持ち、分かりますとも。

ですが、この句の場合は敢えて「缶ビール」と書いても良いと私は思います。

と申しますのはビールは三夏の季語、落花は晩春の季語ですが、ビールは一年中飲む事ができますよね。一方、落花は1年のうち晩春だけです。

「缶の泡」だと「炭酸ジュースかもしれない。子供さんの様子かな?」とも読めてしまうので、「缶ビール」と書いて大人であると確定させて良いと私は思います。

めいさんの提案句と殆ど同じすが、私ならこうですかね。口語体で。

・缶ビール溢れる休日の落花

季違いですが落花のアップで終わりますので、読者は「これは間違いなく春の光景だ」と読み解けます。

内容は良い句ですので、「最高」に致しました。
休日の満喫感が非常に良いですね。

点数: 1

「人生を歩み落花やあたらしき」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 人生を歩み落花やあたらしき

こんにちは。貴句、拝読しました。

味わい深い句ですよね。
病んでいる心身で私はこの先何句を詠めるのか分かりませんが、この様な句が詠める様になってから果てたいと思う次第です。

又、「サイトでも人には厳しく自分には優しく(笑い)でみなさんにご迷惑です」

迷惑だなんてご謙遜を。

こま爺さんが最初、私に厳しくなさったのは、「若い奴を育てたい」という優しさと、俳句への深い愛情がおあり故でありましょう。
今時は「波風立てなくないから」、「悪く思われたくないから」との理由で厳しい意見される方は特に職場では減っていますが、どうかこま爺さんは「愛あるこその厳しさ」をお持ちのままでいてくださればと、私は思います。

ステキな句を、ありがとうございます。

点数: 1

「春嵐干したる衣痛々し」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 春嵐干したる衣痛々し

再訪失礼致します。

「痛々し」の是非ですが、「台無し」が具体的にどの様な状態なのかにもよりますので、良し悪しを一概に読者側が決め付けてはいけない類だと、私は思いました。

と申しますのは、例えば干してあった衣類が春嵐に飛ばされた後、車に轢かれる等で破れてしまったなら「痛々し」がピッタリですし、泥濘みに落ちてしまったなら別の表現が適するかもしれませんし、別の場所に飛ばされてしまったら臭いの描写もあるでしょうから、「作者が持たせたい含み」次第でお決めになるのが良いのではないかと私は思います。

もし、「干した方の心中」も含みであるなら、それこそ動かしようが無い気も致します。

点数: 1

「雛菊や誰が植ゑしや風にゆれ」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 雛菊や誰が植ゑしや風にゆれ

こんばんは。貴句、拝読しました。

以前と比べますと、かなり整ったのではないでしょうか。

「雛菊」と頭にありますので、「風に」とあれば揺れています。
「暴風」とあれば散っています。「火に」とあれば燃えています。
イサクさんが仰られていた「説明」には、この様なものも含まれています。
「その部分は書かなくても読者は分かりますよ」という部分です。
「手に揺れて」なら、ちょっとはマシ位かもしれませんが。

他には、この句の三段切れ(上五で切れて、更に中七でも切れて下五に行く)は、是非があるかもしれませんね。
と申しますのは三段切れを成功させるのは難しく、上五+中七+下五の独立した3つを足し合わせて1つの情景が成立していたり、1つの感情が強調されていないと、読者は季語とその他の部分の感情的な繋がりや風景的な繋がりが想像しにくく、作者の感動がどの部分にあるのか分かりにくいのです。
ですので、先輩方もご自身の作品でできるだけ三段切れを避けようとなさっていますし、私もそうです。
(仕方なくなってしまう場合はありますが)

例えば、「雛菊は誰植ゑたるか風の音」とでもやれば三段切れは解消できます。
(あくまで一例です)

後1点アドバイス。
俳句(の中)で説明する」のは嫌われます。そして、通常は「自句自解」(自分の句を自分で解説する事)も嫌われます。
ですが、このサイトにおいてはしっかり「自句自解」なさってくださいね。
と申しますのは「添削道場」ですので、作者の思いと句に乖離がある場合に足りない言葉を「添」え、多過ぎれば「削」る。それが「添削」だからです。
作者の思い(句の意味)がしっかり書かれていないと、改作はできても添削なんてできる訳ないのです。「どれだけ乖離してるか」が分かりませんので。

「俳句で説明」なさるのではなく、「俳句を説明」なさってほしいと私は思います。

点数: 1

「灯台は海のはじまり鳥帰る」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 灯台は海のはじまり鳥帰る

初めまして、こんばんは。貴句、拝読しました。

深みもありますし、情景も非常に美しいですよね。
学校の教科書にも「口語体の俳句」として、この様な句を載せてほしいと私は思いました。

ありがとうございます。

点数: 1

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