「馬酔木の壺ひみつの罪はビッシリと」の批評
回答者 みつかづ
添削した俳句: 馬酔木の壺ひみつの罪はビッシリと
めいさん、こんにちは。貴句、拝読いたしました。
字余りを避けるなら、例えば「馬酔木ある壺や秘密の罪多数」とでもできますが、
ワザと字余りになさっておられるのが面白いなと、私めは思いました。
理由は、「壺」の中に、収まり切らない程の「罪(馬酔木の花)」が
詰め込まれており、ワザと字余りになさるする事で、読者に「溢れ出す毒」を
物理的なリズムの狂いとして体感させる構造になっているからです。
ご存知の通り、馬酔木の花は小さな壺状の花が房をなして、
それこそ「隙間無く」咲きますよね。
その集合体としての不気味さを、罪の告白という心象に重ねた時に
「ビッシリと」が効いて現実味があり、読者に刺さりますよね。
罪が「ビッシリ」と詰まっているからこそ、その壺(花)は白く、美しく、
致命的な魅力を持っている。季語「馬酔木」が輝いていますよね。
秘密の罪を告白する場として、これを超える相応しい季語って在るのかな?と。
美と毒の対比。具象と心象。このまま味わいたいと私めは思います。
最後に、丁度2年間こちらにお世話になりました。
特にめいさんには、1番最初の投句からお世話になりまして、
厚く御礼申し上げます。
こちらでの本格的な活動は本日限りで終えて(たまに見る位)、俳句も含めて、
遅々としてるローファンタジーの執筆活動
(=今まで埋葬してきた狩り蜂達との約束)、就活もしないといけませんので、
添削に回せる時間が無くなります。
noteで俳句鑑賞記事は書く事もあると思いますので、お気が向きましたら
ご覧いただけますと幸いです。
決して俳句は辞めません。
本格的に勝負の場に進出して、もっと力を付けて参りたいとの決意です。
私めがこちらでお世話になってから間も無い頃の、
「花馬酔木港区女子の京都旅」(2024年4月9日めいさん作)も、
記憶に刻み込まれた1句でしたし、
「野蒜つみ専業主婦になりたいの」(2024年4月13日めいさん作)、
「夏休みカレイドスコープのなかへ」(2024年7月19日めいさん作)、
「秋麗地下のカラオケみゆき節」(2024年8月14日めいさん作)、
「脳内はマツケンサンバ春爛漫」(2025年3月2日めいさん作)。
年月日だけ確かめましたが、句は覚えております。
「俳句に高尚さは要らないよ」との、鮮烈な記憶として残っております。
めいさんのさらなるご活躍、「めいさんワールド」を、
心より祈念いたします。ご自愛なさりながら、お楽しみくださいね。
以上でございます。お目通しいただき感謝いたします。
点数: 1
