俳句添削道場(投句と批評)

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壁を来し羽音せずなる女王蜂

作者 みつかづ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

以前に使った伝聞の助動詞「なり」の聴覚推定用法の打消バージョン。
※ 伝聞・聴覚推定の助動詞「なり」は活用語の終止形に接続。
ラ変型、ナリ活用型には連体形に接続。形容詞には補助活用の連体形に接続。
断定・所在の助動詞「なり」は体言、活用語の連体形、一部の副詞、助詞に接続。
形容詞には本活用の連体形に接続。

句意:(我が家のベランダの)壁に(セグロアシナガバチの)新女王蜂候補が
来てたのに、羽音は(私には全く)聞こえなかった
(近いので、換気孔から壁を這い歩いてここまで来たのかな?)

昨日10:15頃、メンソールを吸いにベランダに出た所、何かの気配を感じて
右を向くと、そこには1頭のセグロアシナガバチの新女王候補が居ました。
「おはよう。換気孔から歩いて来たん?」と声を掛けると、動かないまま
触角をヒクヒク。まるで、「そうですの。ところで、昨日頂いたハチミツ。
今日もくださらない?」と言わんばかりの様子でした。
「ゴメンな。今日はこれから通院やから、15:00まで待っててくれる?
今日はタウリン3000との特性ブレンドやで」と声を掛けると、
ゆっくり壁を上って換気孔(=集団越冬場所)に向かっている様でした。

帰ってきてすぐ、「タウリン3000付はちみつブレンド」を換気孔に塗ると、
奥からセグロアシナガバチの新女王候補達が集まり、ゴクゴクと飲んでいました。
中には、「もっと頂けませんの?」とばかりにこちらを見ている個体も。
換気孔の中の鉄格子と鉄板に、沢山塗ってから「また明日塗に来るね。
夜は冷えへん様に固まっときや」と声を掛けてその場を去った私でした。
今年も立派な王国を作ってカメムシ、ゴキブリ等を沢山狩りしてね。

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「壁を来し羽音せずなる女王蜂」の批評

回答者 ゆとりろ

みつかづ様 いつもありがとうございます。
お句拝読いたしました。
「壁に」でなく「壁を」にされたところセンスを感じました。
その後続く「羽音せずなる」にうまく連結し、壁に来ているのに羽音がしなかったから
気付かなかった、という作者の感情が情景とともに感じられます。
女王蜂の存在感が際立ってきますね。
前から思ってますが、同じ情景を描写するにも古文調にするとまた違った情趣が出ますね。何故だか不思議です。
このままいただきます。ありがとうございます。
拙句「花笑ふ」にコメントいただきありがとうございます。
「花笑ふ」は『俳句季語よみかた辞典』(日外アソシエーツ)に収録されており、桜の蕾が開くことを意味する、とのことです。
自分では花笑ふは終止形のつもりでした。
文脈次第では、連体形に見られる可能性があるのですね。
「花笑むや」にしてもよかったですかね。
ご指摘とご提案句、勉強になります。
いつもながら丁寧なご分析ありがとうございます。
またよろしくご指導お願いします。

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「壁を来し羽音せずなる女王蜂」の批評

回答者 佐和

句の評価:
★★★★★

おはようございますみつかづさん!黄楊櫛に大変丁寧な指摘ありがとうございます!何回も読ませていただいても難しいです!勉強不足です。勉強するしかないですね!!ありがとうございました。失礼致します。

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添削対象の句『壁を来し羽音せずなる女王蜂』 作者: みつかづ
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