「入院の爺見舞う爺春惜しむ」の批評
回答者 慈雨
添削した俳句: 入院の爺見舞う爺春惜しむ
なお様、こんにちは。
いやー面白い…と言ったら不謹慎ですね。でも佳い句だと思いました。
「爺」のくり返しがすごく佳いです。
作者がどちらの「爺」なのか、あるいは第三者なのか、それぞれの立場で心境を想像して、一句で三度おいしい句でした。
なので私は「作者=見舞いに来た爺」と明示しない原句が好きです。
個人的には「春惜しむ」もいいですが、具体的に桜を想像できる「春の雨」を推したいです。
雨のちょっとした憂いとともに、「もう外は桜が咲きそうだぞ、早く元気になって花見に行こうぜ」なんて会話が想像できそうで。
「入院の」は無くても通じるかもしれませんが(見舞い=病院とは限らないけど、多くの人は病院を想像するはず)、初手で病室の映像をバン!と明確に伝えておくことでイメージもしやすいので、このままで良いような気がしました。
このままいただきます!
点数: 1