俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の312ページ目

「入院の爺見舞う爺春惜しむ」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 入院の爺見舞う爺春惜しむ

なお様、こんにちは。
いやー面白い…と言ったら不謹慎ですね。でも佳い句だと思いました。
「爺」のくり返しがすごく佳いです。

作者がどちらの「爺」なのか、あるいは第三者なのか、それぞれの立場で心境を想像して、一句で三度おいしい句でした。
なので私は「作者=見舞いに来た爺」と明示しない原句が好きです。

個人的には「春惜しむ」もいいですが、具体的に桜を想像できる「春の雨」を推したいです。
雨のちょっとした憂いとともに、「もう外は桜が咲きそうだぞ、早く元気になって花見に行こうぜ」なんて会話が想像できそうで。

「入院の」は無くても通じるかもしれませんが(見舞い=病院とは限らないけど、多くの人は病院を想像するはず)、初手で病室の映像をバン!と明確に伝えておくことでイメージもしやすいので、このままで良いような気がしました。

このままいただきます!

点数: 1

「しみじみと宵の桜とせせらぎと」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: しみじみと宵の桜とせせらぎと

高井和正さま、こんにちは。
とても綺麗な光景を詠まれましたね。

「夜桜」という季語を使ってはどうかというのと、「しみじみ」は読者に想像してもらっては…あ、どちらも既にあらちゃん様がコメントされていました。

提案句だけ置かせてください。
・夜桜の川に映りてしづかなる

またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「転落し母の叫ぶや外落花」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 転落し母の叫ぶや外落花

みつかづ様、こんにちは。
お母様、大変でしたね。素早く対応されたようでよかったです。
また落ち着かれたら投句やコメントお待ちしています。
どうぞみつかづ様もご自愛ください。

点数: 1

「花びらがひらひら散りゆく暮の春」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 花びらがひらひら散りゆく暮の春

たなかたけし様、初めまして。よろしくお願いいたします。
前の句でなお様が指摘されていた「暮れの春」を「暮の春」にされたのですね。
あとは「ひとひら」を「ひらひら」にされた形ですか。

前の句も今回の句も、中七が八音で字余りになっています。「ひらひらちりゆく」。
中七の字余りは最もリズムが崩れるため、まずここを解消しましょう。
・花びらがひらひら散るや暮の春
一応、これで五七五のリズムになり、俳句らしい形にはなります。ただちょっと平凡な感じがしますよね。

この先ですが、なお様もコメントされていたように、(初心者のうちは特に)コメントで詳しい光景を書いていただきたいです。
何の花なのか、どこで見た光景なのか、作者はそのとき何をしていたのか、散る花びらを見てどう感じたのか、どういう理由で季語「暮の春」を選んだのか、など。
そういうことを書いていただけると、「そういうことを言いたいなら、こう直してはどうでしょう」とアドバイスがしやすいです。
よろしくお願いします!

点数: 0

「夏にひとり氷菓選ぶはきみの味」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 夏にひとり氷菓選ぶはきみの味

陽香さま、こんにちは。
寂寥感の伝わる句だと思います。ただ「きみ」が亡くなったようにも読めてしまいそうですが…(作者として、それでも構わないのならいいのですが)。

〇ゆきえ様もコメントされているように「氷菓」が夏の季語ですので、「夏」は不要ですね。 

〇細かいですが、「君」を「きみ」と平仮名にする意味はあまりないと思います。卵の黄身という誤読はないとは思いますが、わかりづらいかなと。

〇「君がいつも選んでいた味」を「君の味」とするのはちょっと強引だと思います。そのまま読むと「君の味がする氷菓」という意味になりますので。

とりあえず「意味が正確に伝わる」ことを意識して、
・君の好きだつた氷菓をひとり食む
としてみました。ここから更に色々直したいですが、ひとまず。

P.S.
これまでの句に多くの方がコメントされていますが、読んでらっしゃるでしょうか?
この道場は慣例として、ほとんどの方がコメントには何かしら返信をしています。
義務ではないのですが、双方向で感想を言い合うことで上達していこうというサイトですので、一言でも返信されるといいと思います。
コメントの返信の仕方はわかるでしょうか?
①相手のコメントの最後にある「添削のお礼として、〇〇さんの俳句の感想を書いてください >>」をクリック。
②相手の俳句一覧が出てくるので、一番上の句(他の句でもOK)をクリック。
③その句のページになるので、下の方にあるコメント欄にコメントを入力。
④「私はロボットではありません」にチェックし「書き込みする!」ボタンをクリック。
(相手の句への意見・感想は思いつかなければ、コメントへのお礼だけでもいいと思います)

点数: 1

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