俳句添削道場(投句と批評)

慈雨さんの添削最新の投稿順の311ページ目

「ふたたびのしづかなくらし春夕焼」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: ふたたびのしづかなくらし春夕焼

おかえさきこ様、こんばんは。
お孫さん、もう7ヶ月ですかぁ。帰られたということは娘さんも元気に過ごされているのかな?よかったです!

御句、「春夕焼」から少し寂しい気持ちも伝わってくる、佳い句ですね。しみじみします。

おかえ様ですのでわかった上で詠まれているのだと思いますが、「再び静かな暮らしに戻った」という内容から、けっこう多岐にわたるシチュエーションが想像できるなぁと思いました。
もちろんコメントにあるようなケースも一つですし、お子さんが下宿や結婚で家を出たのかもしれない、ペットが亡くなったのかもしれない、あるいは離婚や死別といった可能性もあるし(ごめんなさい。あくまで句だけを見た場合の話です)、田舎から上京した作者がまた地元に帰ってきたということかもしれない、など。
だからダメとかでは全くないですが、色んな読まれ方をされる句だとは思いました。

何はともあれ、大変な期間をお疲れさまでした。
お二人の時間を楽しんでください!

点数: 1

「愛猫の蜂へ乱舞や毛玉取り」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 愛猫の蜂へ乱舞や毛玉取り

小沼天道さま、こんばんは。
賑やかな句を詠まれましたね。猫の大きな鳴き声が聞こえてくるようです(笑)。

俳句で「が」を「の」にする理由、音が汚いからというのは初めて聞きました。そういう理由があるのですか?
私はどちらかというと、なお様に近いイメージで理解しています。「が」は単純に主語の所在を表しているのに対し、「の」はもう少し広く句全体にかかっていくような印象…なかなか言葉で説明するのは難しいですが。 
ただ内容によっては「が」の方が合っている句もありますよ。

さて御句、これもなお様がコメントされているように、乱舞しているのは猫、毛玉を取っているのは作者、と句の途中で主語が入れ替わっているのがゴチャゴチャしますね。

あと、猫の毛玉を取っているのかと思いました。乱舞している猫の毛玉をとるなんて、すごいことするなぁと。
コメントを見ると、作者の服の毛玉でしたか…うーん。毛玉取りの情報、必要ですかね?要素が多すぎてパンクしている気がします。

・愛猫の乱舞したるや熊ん蜂
またよろしくお願いいたします。
(P.S.そういえば他の方へのコメントで何年も前の句にコメントされていますが、何か意図があるのですか?ダメとは言いませんが、なぜわざわざ昔の句に…。余計なことでしたらすみません)

点数: 1

「あいの風溶けたコーヒー蚊帳の外」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: あいの風溶けたコーヒー蚊帳の外

陽香さま、こんばんは。
スミマセン、私もほぼなお様と同じ感想です。何となく雰囲気のある句だとは思うのですが、よくわかりませんでした。

まず、上五中七の「あいの風溶けたコーヒー」。
①あいの風が吹いている。コーヒーが溶けた。
②あいの風がコーヒーに溶けた。
どちらなのかわかりませんでした。コメントによると①のようですが、「コーヒーが溶けた」って、何に溶けたのでしょうか?
もしかして氷が溶けたということですか?それなら氷と書かないと伝わらないと思います。

また、下五「蚊帳の外」。
①文字通り、蚊帳があってその外側に作者がいる。
②慣用句の「蚊帳の外」。作者が仲間外れにされている(誰から?)。
③慣用句の「蚊帳の外」。コーヒーが仲間外れにされている(擬人化?)。
これはコメントにも触れられておらず、①②③どの意味でもよくわかりませんでした。

すみません、句の意味が分からなかったので提案句も出せませんでした。
どういうシーンを詠まれたのか、教えてくださると助かります。

点数: 0

「菖蒲湯や十を数へる父の笛」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: 菖蒲湯や十を数へる父の笛

るる様、こんにちは。
菖蒲湯に入って菖蒲笛で十を数えていたのですか。風流でいいですね!
子どもは早く出たがっているのかな、なんて想像も膨らみます。親子のほのぼのとした光景が伝わってくる、佳い句だと思いました。

①口語・現代仮名遣いで「数える」
②口語・歴史的仮名遣いで「数へる」
③文語・現代仮名遣いで「数うる」(珍しいパターン?)
④文語・歴史的仮名遣いで「数ふる」
かな?(自信なし)
どれも間違いではないですが、昔ながらの雰囲気のある句ですし、④「数ふる」が合うかもしれませんね。
(ちなみに前句の「こぼれる」も、口語で詠んだ句なら別に間違いではないと思います。句の雰囲気としては文語「こぼるる」がマッチするとは思いますが)

コメントにある「菖蒲湯は端午と関係しているから初夏という認識」→多分そういう理解でいいと思います(今年の立夏は5月5日なので、まさに夏になった初日ですね)。
「菖蒲」は植物、「菖蒲湯」は行事の季語ですね。
余談ですが、テキスト「NHK俳句」の最新号(5月号)に「アヤメ」「カキツバタ」「ハナショウブ」「ショウブ」「セキショウ」の違いについて特集されてました。かなりマニアックですが(笑)、もし興味がありましたら。

季節感は戸惑いますよね…。俳句で使うような暦の上での季節と、気象庁の分類する季節で時期にズレがありますし。
加えて異常気象も…。8月に秋の句とか、なかなか詠む気になれません(笑)。

雑談を長々と失礼しました。
お父様はご健在でしょうか?この句、プレゼントされては?(#^^#)
温かい句をありがとうございました。

点数: 1

「ペットめく波のあちこち磯遊」の批評

回答者 慈雨

添削した俳句: ペットめく波のあちこち磯遊

田上大輔さま、こんにちは。
再度の詠み直しですね。前句はなお様がコメントされていたような誤読の可能性があったと思いますが、こちらは解消されていますね。
波がペットのようだ、というのは面白い気づきですね。私にはない発想で、勉強になります。

細かいところで、「あちこち」を入れた意図が掴み切れませんでした(目の前だけでなく、ずっと遠くの波もペットのようだということ?)。

少し気になったのは季語「磯遊」。
手元の歳時記には、潮干狩りにピクニックが加わったようなものという解説がありました。波で遊ぶことも「磯遊」と言うのかなぁ…ちょっとここは自信ないのですが。。
夏の季語「水遊」なら間違いはなさそうですが。

波で遊ぶことも磯遊に含まれるのだとして、上五中七で「子供が海で遊んでるんだろうな」という想像ができるため、季語「磯遊」がその内容をくり返してるだけのようにも思えます。
兼題だからということもあるのかもしれませんが、この内容なら別の季語を考えてもいいかもしれません。

なんだかハッキリしないコメントですみません。
またよろしくお願いいたします。

点数: 1

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