「ふんわりと金風香る小路の塀」の批評
山田直信さんはじめまして。
よろしくお願いします。
前の句とそれに対するこま爺さんのコメントも拝見させていただいたうえでコメントさせていただきます。
まず、前の句の説明欄に「金木犀の香り」と書かれていましたが、さすがに句からは読み取れないので「金木犀」と独立で書くべきだと思いますが、山田さんが本当に詠みたいのは総合的な「秋風」のことだと思うので、この説明は見なかったことにします。
御句ですが「ふんわりと」という表現がちょっとばかり気になりました。なんというか、五音分足りないから付け足したように感じます。秋の風がきつく香ることはないと思うので、省いていいと思います。
それから「秋風」を「金風」と変えられてますが、秋風をわざわざ金風と表現するための理由が必要になってくると私は思っています。
俳句
における秋のイメージカラーは金と白ですが、そういった表現を使うなら紅や黄に色づいた山々の木々や風にそよぐ稲穂といった秋らしい風光・風景が見えてほしいです。※あくまで私の解釈です。
たとえば時間情報を入れてみるのはどうでしょう。
・『秋風の香れる宵の小径かな』
これからもよろしくお願いします。