「砂紋描く鉄の熊手や息白し」の批評
回答者 ハオニー
添削した俳句: 砂紋描く鉄の熊手や息白し
ハオニーです
今回は「これでいいのか?」ではなく、「ここに気を遣えば上へ行ける」です
ご存知かとは思いますが、鉄は「くろがね」と言うのです
だから「息白し」との対比が活きます
鉄の冷たさ、重たさなどが際立つと言い切れている以上、きちんと分かっていると断言出来ます
熊手が季語だということに関しては...
「熊手」は確かに季語ですが、季語として認識されているものはお正月の縁起物の「熊手」です
小判やら、おかめのお面やらがついている縁起物です
縁起物でお寺に砂紋を描く可能性、読み手は排除できるでしょう
ただ、人物の存在を仄めかす表現が「鉄の熊手や」で分断されているのは気になる人は気になるでしょう
しかし私は気になったところが違いました
語順のせいで「砂紋描く」が「鉄の熊手」の説明になっているように見えるのです
この問題点は、ほぼ原句を残したまま解決できます
息白し鉄の熊手で描く砂紋
冬の朝よりも息白しの方が、寒さの中にいる感じがします
実感を刺激できる季語選びは、とてもいいと思いました
点数: 3
