俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の142ページ目

「砂紋描く鉄の熊手や息白し」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 砂紋描く鉄の熊手や息白し

ハオニーです
今回は「これでいいのか?」ではなく、「ここに気を遣えば上へ行ける」です

ご存知かとは思いますが、鉄は「くろがね」と言うのです
だから「息白し」との対比が活きます
鉄の冷たさ、重たさなどが際立つと言い切れている以上、きちんと分かっていると断言出来ます

熊手が季語だということに関しては...
「熊手」は確かに季語ですが、季語として認識されているものはお正月の縁起物の「熊手」です
小判やら、おかめのお面やらがついている縁起物です
縁起物でお寺に砂紋を描く可能性、読み手は排除できるでしょう

ただ、人物の存在を仄めかす表現が「鉄の熊手や」で分断されているのは気になる人は気になるでしょう
しかし私は気になったところが違いました
語順のせいで「砂紋描く」が「鉄の熊手」の説明になっているように見えるのです

この問題点は、ほぼ原句を残したまま解決できます
息白し鉄の熊手で描く砂紋

冬の朝よりも息白しの方が、寒さの中にいる感じがします
実感を刺激できる季語選びは、とてもいいと思いました

点数: 3

「船漕ぎて紅白歌合戦や見る」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 船漕ぎて紅白歌合戦や見る

はじめましてハオニーです
年末は紅白歌合戦を見ず、ドライブへ行っております(

「船漕ぎて」で、船を漕ぐ船頭の姿と、眠りそうな人と、どちらが見えてくるでしょう?
紅白歌合戦は夜だから...という考えで片付くのですが、詩的なところを狙える要素はあります

「見る」じゃない動詞を置くと、ダブルミーニングを狙えるかもしれません
船頭さんが船を漕ぎながらテレビなんて見ていられませんから、「ラジオを聴く」でしょう

船漕ぎつつ紅白歌合戦を聴く
こんな夜分に、どこへ船出するのだろうか...
という、不思議な雰囲気があるのです

「紅白歌合戦」は季語として、そろそろ認めてほしいところですね
仮に歳時記になくとも、紅白歌合戦は大晦日だとほとんどの人が分かるものですから

厳密には無季の句だとしても、「紅白歌合戦」を置きたい気持ちは分かりました
ならば、そこは貫きましょう

点数: 4

「医者は言う延命治療と葉落ち往く」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 医者は言う延命治療と葉落ち往く

はじめまして
「社交ダンスって何の種類?」「年の市とどう関係を見いだした?」
ということを、「社交ダンス」の句を通して読み手に問いたかったハオニーです

「延命治療」を望むか、望まないか、テーマとしては重たいです
実力がはっきり出てしまうので、自信のない人は避ける傾向にあります
避けるという無難さも、挑むという果敢さも、私はいいと思っています

「延命治療と」という中七の字余りが、読後感をより重くしているのは間違いありません
重すぎると、「重い句」というそれ以上もそれ以下もない感想で終わってしまいます

俳句は詩であるということを頭に入れておくと、難しいテーマを扱って自滅することは減っていきます
詩は本来、説明しなくても成立するものであった方がいいですから

説明を削ると、違う作品になってしまうのですが参考程度に...
延命の決断色葉散りにけり

点数: 2

「艶やかに凍雨塗りゆく能登瓦」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 艶やかに凍雨塗りゆく能登瓦

確かに、北陸と東北では雪の質が違いますから行ってみなければ分かりませんね...
アイディアを実現させるための音数を捻出する方法は分かるのですが

おっしゃる通り、「凍雨」は冬の雨の傍題です
冬の雨との違いは、「凍るように冷たい」というニュアンスです
その五感のどれかに訴える表現をどう活かすか...
微かなニュアンスまでも使い分け、季語を主役クラスまで持っていくことを竹内様はご所望でしょう

そのためには...
「能登瓦」が句の最初か最後に来ると、そちらが主役になってしまう気がします
能登瓦を中に押し込むと主役を食わずにすみそうです

艶やかなる凍雨に能登瓦黒し

竹内様がおっしゃっていた表現力、確かに上を狙う上では大切です
その表現力のある言葉が見つかったら、「艶やかなる」をなんとかして変えるといいのです
上五が空くと分かれば、やりたいことはいろいろと出来るようになります

私は
半分、青い。凍雨に能登瓦黒し
なんていう愚作を置いていきます

「これは越えられる」というレベルですので、ハオニーを越えていってください

点数: 1

「山しづか流刑小屋を包む雪」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 山しづか流刑小屋を包む雪

表現したいことと言葉のズレがあると思ったときに、私は「これであっていますか?」と意見を出しております

「包む」というやさしい表現でいいのですか?
流刑小屋というゾクッとする言葉に対して、「包む」はあたたかすぎる気がします

そして、季語ではないはずの「山しづか」が「山眠る」という季語と似たような雰囲気がします
「しづか」を雪とくっつけると、季語めいたものはなくなります
山という情報だけ残せば、焦点が「雪の流刑小屋」だけになります

山あいの流刑小屋を雪しづか

季語の深読みならば、竹内様の方が私よりもしっかりできています
傍題のニュアンスの差で止まっている私と、一つ一つを丁寧に拾い上げる竹内様とでは、姿勢が違います

点数: 2

ハオニーさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

カーナビのかすかな狂い遠花火

回答数 : 2

投稿日時:

行けど行けどトロッコ列車遠花火

回答数 : 4

投稿日時:

水温む三十八度線あたり

回答数 : 49

投稿日時:

陽炎や連敗後のホームゲーム

回答数 : 11

投稿日時:

添削の礎いずこ蝉時雨

回答数 : 18

投稿日時:

ハオニーさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

夕立晴れアンテナの烏飛び立ちぬ

作者名 卓鐘 回答数 : 3

投稿日時:

貧しき句詠みて笑ひしおけらの子

作者名 めいしゅうの妻 回答数 : 1

投稿日時:

春驟雨街ごと駆ける濡れねずみ

作者名 文室七星 回答数 : 2

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ