「山しづか流刑小屋を包む雪」の批評
回答者 ハオニー
表現したいことと言葉のズレがあると思ったときに、私は「これであっていますか?」と意見を出しております
「包む」というやさしい表現でいいのですか?
流刑小屋というゾクッとする言葉に対して、「包む」はあたたかすぎる気がします
そして、季語ではないはずの「山しづか」が「山眠る」という季語と似たような雰囲気がします
「しづか」を雪とくっつけると、季語めいたものはなくなります
山という情報だけ残せば、焦点が「雪の流刑小屋」だけになります
山あいの流刑小屋を雪しづか
季語の深読みならば、竹内様の方が私よりもしっかりできています
傍題のニュアンスの差で止まっている私と、一つ一つを丁寧に拾い上げる竹内様とでは、姿勢が違います
点数: 2
添削のお礼として、ハオニーさんの俳句の感想を書いてください >>
夏井いつき先生が本の中で、なかなか外出できない方に「脳内吟行」を勧められていたので、私もひとりで行ってきました。
全く知らない場所はやはり実感が籠った句が作れないので、昔、父と行った五箇山を選びました。
和紙をすいたこと、岩魚を食べたこと、こきりこ節を歌って父が踊ったこと…。
ぼんやりと記憶にありますが、何よりもくっきりと光景が浮かぶのは流刑小屋でした。
父にしがみつきながら、小さな6畳ほどの流刑小屋を恐る恐るのぞき、この中で人が毎日過ごすの…?と想像すると、周りの声や音が消えました。
すぐ、立ち去ったけれど、振り返ったとき、小屋を包むようにかぶさる雪だけが頭に残っていました。
やっぱり表現力がなくて…雪が主役になっていないような気もします😞💦
添削をよろしくお願いいたします。