「葉は逝きて尚立つ木々や息白し」の批評
回答者 独楽爺
添削した俳句: 葉は逝きて尚立つ木々や息白し
はじめまして。
早速ですが、御句は上5中七は枯れ木を思わせる冬の情景、それに対し下五は「息白し」と冬の生活の季語、それらの取り合わせの句と解釈しました。一言でいえば冬の情景同士を取り合わせた句と読み取れ、季語が近いかどうかというと極めて近いと思います。
ただ、句意としては枯れ葉を見上げながら吐く息が白いは一応成立はしていると思います。
一応提案として、行事の季語「冬安居」にするのはどうかなとも思います。情景に対し違うシーンをぶつけることで読者の想像の範囲を広げると期待します。
ただ、その場合「逝きて」の死を思わせる措辞はあっさりと単に葉が無い有り様を表現するだけでよいと思います。
"すかすかの葉の無き木々や冬安居
長くなりましたが、ご理解いただければ幸いです。
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