「野良猫の消へて行きたる花野かな」の批評
回答者 はや
添削した俳句: 野良猫の消へて行きたる花野かな
野良猫というのがこの句のポイントですね(決して犬ではない、と)。
花野へ消えていく猫。その意味を察しつつ、ただ見ていることしかできない詠み手。永遠の別れを予感していても、猫の意思を尊重する詠み手の切ない優しさを感じます。
いい句。花野の季語が効果的に使われているように思います。
「行きたる」が漢字なのも、「消へて」「行きたる」で猫が「行ってしまう」のを強調しているようで、より切なさがこみあげてくる気がしました。
「水澄むや…」「花野道…」の添削ありがとうございました。
「水の秋」ステキな季語ですね。と思いつつ私が使うには難しくて、もっと勉強しなければと思いました。
「花野道…」提案句、すごいの一言に尽きます。要素を全部入れた句ができている、そしておもしろい!ありがとうございます!
あたたかいコメント励みになります。これからもがんばります。
点数: 2