「深海魚ともしび消しぬ月天心」の批評
回答者 はや
添削した俳句: 深海魚ともしび消しぬ月天心
深海魚、チョウチンアンコウをイメージしました。月がきれいだから、自分のもつ光を消してしまおう、といったかんじかなと。深海から月までの規模の大きさがすごいなと思いました。
でも月を見ているなら、深海魚が海面に上がってきたのを描いているのでしょうか。あれ、もしかして打ち上げられてます?
打ち上げられて、もう深海には戻れない。自分の命はもうここまでか…。ふと見上げると空には見事な月。海の上にはこんな美しいものがあったんだなあ、と。最初で最後に見る月の美しさ。灯火はあの頭の突起の発光ではなく、命の灯火に思えてきました。
勝手な想像ですが、楽しく鑑賞させていただきました。新江ノ島水族館にはチョウチンアンコウの標本が展示されているそうですね。標本はあまり見たいとは思わないのですが、深海から上がってきた魚たちにはきっといろいろなストーリーがあるんだろうなと思いました。
点数: 2