俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の20ページ目

「無花果や中みつちりと赤く濃く」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 無花果や中みつちりと赤く濃く

はやさん、「キャッチボール」句の感想ありがとうございます。

御句について。

・「みつちり」は、弾力も感じられて、絶妙な擬態語と思います(仮に「ぎつちり」と変えてみると、これは実石榴になりそうです)。
・「赤く濃く」は他の皆さんもご指摘の通り、何かに変えたいところです。

いっそのこと「食べにけり」くらいシンプルにしてもいいのでは、とも思ったのですが、もう少し違った動作も考えてみようと…

 無花果の中みつちりを潰しけり

ジャムでも作ってみましょうか。みっちりしているだけに、潰し甲斐がありそうです。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「色変えぬ松やトムとジェリーのごと」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 色変えぬ松やトムとジェリーのごと

カイさん、こんにちは。

御句、拝読しました。

・初読して、どの辺が「ごと」なんだ?と思っていたのですが、コメントを読んでみると、逆だったのですね。「トムとジェリー」が「色変えぬ松」のごと、ならば意味は解ります。季語を比喩に使っている、ということになりますが。
・取り合わせとするなら「ごと」は使わないようにすべきでしょう。比喩は描写の手段の一つと思われます。

コメントを見ると、季語の方が大事なようで。「色変えぬ松」との取り合わせとなると、季語側の音数調整が難しく、音数が決まってくるので「トムとジェリー」を諦めるのも手かなと思います。

 色変えぬ松もいろいろトムとジェリー  (下六字余り)
 色変えぬ松往年のカートゥーン     (抽象化させてみた)
 色変えぬ松やチャールズ・チャップリン (アニメでなくなった)

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「茄子の馬行きも帰りも地獄郷」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 茄子の馬行きも帰りも地獄郷

三月幸暁 さん、はじめまして。

御句、拝読しました。

・二通りの読み方があります。「あっちの世界も辛いかもしれないが、こっちもこっちで大変よ」という、「地獄郷」が2つの世界を指しているという読みで合っているでしょうか(そうすると、あっちの「地獄郷」は比喩ではなくて、ご先祖は、あっちの世界で地獄行き確定の扱いになりますが、それでOKなんでしょうか?)
・それとも、迎えられる道中も、送られる道中も、ずっとこっちの世界の地獄郷ぶりをご先祖に見せていた、ということでしょうか(盆の間に世界が一変して理想郷に、なんてことはまずないので、「行きも帰りも」と言ってみても、ごく当たり前のことになります)
季語「茄子の馬」は「茄子の牛」「瓜の馬」「瓜の牛」といろいろあるようです。迎えるときは馬で早く迎え、送るときは牛でゆっくり帰っていただくものというのが歳時記の記載するところで、地域性はあるでしょうが、行きも帰りも馬に委ねるのは盆の行事としては一般的でないかも、と思うところがあります。

最初の読み(あっちもこっちも大変。不謹慎さもそのまま)で、季語「茄子の馬」を残し、迎える片道として以下のような句にしてみました。

 地獄から地獄郷へと茄子の馬

今後ともよろしくお願いします。

点数: 2

「振り返る母のおそろし大花野」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 振り返る母のおそろし大花野

知世さん、「富士はふぢ色」句の批評ありがとうございます。

御句について。

・楽しい嬉しい哀しいと言わずにおくのが俳句なら、「おそろし」もまた言わずに別の言葉に変えるべきなのだろうなあと思います。
・母を恐ろしいと感じるのはどんなときか、といえば、鬼の形相で叱られたときは勿論なのですが、他には、いつもと違う姿を見たとき、ではないでしょうか。

「いつもと違う」…七音で使えそう。以下、参考に。

 花野来ていつもと違ふ母を見る
 口紅の母振り返る花野かな

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

見るからに艶なる錦龍田姫

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

114句目 前句 「ミル挽きのコショウ秋風よく沁みる」

しりとりらしい句を進めておきます。

次は「ひめ」です。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初詣一里塚めく句碑をたどり

回答数 : 5

投稿日時:

父と子を追ふ夏休の掃除機

回答数 : 7

投稿日時:

大南風やくざな鳥の来て騒ぐ

回答数 : 3

投稿日時:

汗ばむやネクタイにつながれしまま

回答数 : 6

投稿日時:

ヒートンぐりぐり薄暑の壁抉る

回答数 : 2

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

トンネルの片明かりより滝の音

作者名 竜虎 回答数 : 6

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神々を覆ひ隠して冬の山

作者名 久田しげき 回答数 : 1

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父もとに鬼の子哭ける節分会

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