「朱の群れにピンクあり土手の彼岸花」の批評
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 朱の群れにピンクあり土手の彼岸花
柴崎恵子さん、こんにちは。
御句について。
・「土手」という場所の明示に何か効果があるのかどうか…。
・「(ピンク)あり」という言葉が、中八字余りのもとであり、状況説明の散文的に感じさせるところでもあると思います。
コメントにある「ポツンと」。このあたりのオノマトペを使えないかな、と。
朱に交じりピンクのぽつり曼珠沙華
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 朱の群れにピンクあり土手の彼岸花
柴崎恵子さん、こんにちは。
御句について。
・「土手」という場所の明示に何か効果があるのかどうか…。
・「(ピンク)あり」という言葉が、中八字余りのもとであり、状況説明の散文的に感じさせるところでもあると思います。
コメントにある「ポツンと」。このあたりのオノマトペを使えないかな、と。
朱に交じりピンクのぽつり曼珠沙華
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 曾祖母のポトフのレシピ秋彼岸
たーとるQさん、こんにちは。
御句について。
「~のレシピ」での体言止め。「ポトフ」が目の前には無いような(ポトフが主役になっていないような)感じを覚えました。
ひいばあちやん仕込みのポトフ秋彼岸
秋彼岸ポトフは曾祖母直伝
今後ともよろしくお願いします。
点数: 2
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 朝顔の青きにふれて故郷発つ
げばげばさん、こんにちは。
N俳の「庵治石」句は、四国民(というか、現在は香川県民)の私としては、“やられた”感がありました。
私の句の隣にも石切場の句が掲載されていたので、石材と「秋澄む」は親和性が高いのでしょう。
直刀の句は、先にコメントされていたとおり鹿島神宮で見たものです。何年前だったか、青春18きっぷが一日分余っていて、香取神宮・鹿島神宮を一日で参拝して回った時の記憶から作りました。
御句について。
ひらがなの「ふれる」は、ダブルミーニングを狙ったのでしょうか? 普通には「触れる」と受け取りますが(そして、そのように読むと、朝顔には触っただけで、「故郷発つ」のほうに印象を強く感じるので、「朝顔」の存在が負けているような)、もしかしたら「振れる」とも読めるのかなあ。朝顔の花の色はpHによって決まるものらしく(酸性だと赤、アルカリ性だと青、中性だと中間色の紫なのだそう)、「青きに振れ」とすると、“朝顔の花が青色を強くして”、といったふうにも読めるのかな、と。
「振れ」と読んだときの感じで、青色を焦点に据えてみて、
出立の朝を牽牛花の濃青
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 月といふ墨字の跳ねて九月尽
げばげばさん、こんにちは。
御句について。
・一読したときの引っかかりは、“「跳ねる」とは、この表記で意味は合っているだろうか?”でした。トメ・ハネ・ハライのハネのことなら、「撥ねる」ですが…。
・「墨字」という言葉を知らなかったので、辞書に当たってみると、「晴眼者の使用する、普通の文字。←→点字」とのこと。活字でよければ、跳ねて見えることもあるかな、とは思いました(昔の和文タイプのようなもので、「月」の一字だけが他の文字よりちょっと上方に、かつ、ちょっと角度のついた感じにズレて印字されたりすれば…)。
季語「九月尽」と取り合わせるならば、もっと景を具体化したほうが良いような気はするものの(たとえば、この字は、何に書かれた/印刷されたものなのか? とか)、そのために「月」「墨字」「跳ねる」の何を捨てられるかが見えないので何とも…といった感じです。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
回答者 長谷機械児
添削した俳句: 月綺麗と迂闊に言はぬ良夜かな
イサクさん、こんにちは。
御句について。
最初の「月」は要らないのではないかなあ。「月」の句で「綺麗」とあれば、漱石は直ぐに連想可能かと。
とはいえ、句の中に「月」の一字は欲しいので、季語「良夜」を「月夜」にすれば、
綺麗とは迂闊に言はぬ月夜かな
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
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