「月といふ墨字の跳ねて九月尽」の批評
回答者 長谷機械児
げばげばさん、こんにちは。
御句について。
・一読したときの引っかかりは、“「跳ねる」とは、この表記で意味は合っているだろうか?”でした。トメ・ハネ・ハライのハネのことなら、「撥ねる」ですが…。
・「墨字」という言葉を知らなかったので、辞書に当たってみると、「晴眼者の使用する、普通の文字。←→点字」とのこと。活字でよければ、跳ねて見えることもあるかな、とは思いました(昔の和文タイプのようなもので、「月」の一字だけが他の文字よりちょっと上方に、かつ、ちょっと角度のついた感じにズレて印字されたりすれば…)。
季語「九月尽」と取り合わせるならば、もっと景を具体化したほうが良いような気はするものの(たとえば、この字は、何に書かれた/印刷されたものなのか? とか)、そのために「月」「墨字」「跳ねる」の何を捨てられるかが見えないので何とも…といった感じです。
今後ともよろしくお願いします。
点数: 1
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もう九月尽。いよいよ秋もたけなわ。早い、思う存分秋を楽しも、すぐに冬がきちゃう。
「月」といふ墨字の跳ねて九月尽
みなさんご意見よろしくお願いします。