俳句添削道場(投句と批評)

知世さんの添削最新の投稿順の55ページ目

「塔婆より飛び立つ鳥や秋の空」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 塔婆より飛び立つ鳥や秋の空

「面皰」の句は何となく少年をイメージしていましたが、少女だと思うとまた印象が違う気も。
これも何となく俳句は一人称視点?で読んでしまいがちですが、別に主役は自分でなくても良いんですよね。
私の「時効」の句もいかにも一人称っぽいですが自分のことを詠んだつもりはないですし。
『男色大鑑』私は現代語訳で読みました。
女性嫌悪の美少年好きが美徳とされていたり(ストイックさではないんですよね〜)現代人からすると大分価値観にずれがあるので手放しにおすすめはできないのですが、面白さはありました。

こちらの句は「塔婆」と「鳥」の取り合わせが良いですね!
私の大好きな句、中村苑子さんの「わが墓を止り木とせよ春の鳥」を思い出しました。
春の鳥は「止まる」イメージですが、秋の鳥は飛び立つのが似合いますね。
私もよし造様のように「塔婆に止まっていた鳥が飛び立つ」と読んでいたのですが、実景としてはありえないのでしょうか。
「塔婆」面白いから残したいなあと思うのですが。
「秋の空」がベタというのは分かるのですが、「鰯雲」だと私はイメージが変わりすぎてしまうように思います。

塔婆より飛び立つ鳥や秋の朝
季語を変えるなら極力光景のないものが良いなあと思ったのですが、やはり「秋の空」の方が良いですね。

点数: 1

「白壁や血飛沫のごと蔦紅葉」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 白壁や血飛沫のごと蔦紅葉

いつもコメントありがとうございます。
血飛沫のような蔦紅葉、良いですね。
壁の白と蔦の紅の対比も効いてると思います。

白壁に血飛沫のごと蔦紅葉
「や」の詠嘆は必要なのかなと思ったのですが、ないとダラダラする気もしますね。
そのまま鑑賞させていただきます!

点数: 1

「色褪せたフェンスの向こう秋の空」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 色褪せたフェンスの向こう秋の空

変な句にコメントありがとうございます。
いつか褒められる句を作ってみたいものです。
男色大鑑の方(これも変な句ですね)は三段切れまたやってしまいました。
「栞とす(る)色葉」と読んでもらえないかな〜と思いましたがやっぱり無理ですね。
気になりつつもリズムの良さを優先してしまいました。
「色葉=色ごとのいろは」も確かに狙いすぎですね〜こういうの、浮かんだ時にはいいじゃんと思うんですが…。

イサク様はフェンスの人なんですね。
過去句拝見しました。なるほどすごい。
こちらは「色褪せた」「フェンスの向こうの空」「秋の空」…最初「凡人ワード」だけで句を作る縛りでもやってるのかと、いや集まったら何か化学反応が起こるのを期待しているのかなどと思ってしまいました。
私も桜舞い散る中で翼広げて一人君の名前を呼ぶ句でも置いていこうかなと…。(ごめんなさい)
機械児様のコメントを読んで「そういえば何故わざわざフェンス越しの空を?」と思ったことで、もう少し鑑賞の幅が広がりました。
これはフェンスの内側にいる人の句なんだなと。牢獄ないしそれに近い場所にいる。
同じ空でもフェンスの内側の空はひどく狭く息苦しく、外側はどこまでも広がっている。
あるいは心象風景の句なのかも。空を別つほど高い高いフェンス。
的外れかもしれませんが、想像の余地が沢山ある句でした。

点数: 0

産み月の妻あはあはと光る月

回答者 知世

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

151句目 前句: 書き置きを捨て紺青の秋の海

「アハアハ」の笑い声ではなく「淡淡」です。
「あわあわ」だと泡泡になっちゃうし難しい。

第二回あんまり投稿してないですが人の句見るのは楽しみです。
区切りはやはり二百句目?
次は「つき」。

点数: 1

「浮かびては消ゆる湯玉や九月尽」の批評

回答者 知世

添削した俳句: 浮かびては消ゆる湯玉や九月尽

流れ星の句にコメントありがとうございます。
空から降ってくる怖いものは確かにアンゴルモア的ですね。
念頭に置いていたのは、燃え尽きる星から今際の際を連想して「くだん」のようなものでした。
当時は幻想に偏りすぎるのと飛び道具的テーマで個性を出そうとするのは良くないと思っていたので(今は開き直り気味)投稿しなかったのですが、皆様に悪くないと言っていただくと途端にこっちにすれば良かった!と思ってしまう…。
現金な、というか自選ができてない証拠ですね。
ポストは今日見たら4句中2句ひっそり載ってました。
当時1番気に入っていた句はやはり今見るとおかしなところが多く選外に。
句作もそうですが見る目を養わねばと思うこの頃。
そして兼題「花野」難しかったですね〜( ;∀;)
「蓑虫」はまだとっつきやすそうかな?お互い良い句が生まれることを願って。

「九月尽」来ましたね。
イサク様のフェンスといい、自らテーマを作ってその縛りの中で詠むの真似できないなあ。
「八月尽」の句を念頭に置いているのもあり、これもやはり自身の句作がテーマの句のように読めました。
素晴らしいアイディアが浮かんだと思えば消えていく、掴もうとしても届かないという産みの苦しみの句なのだと。
イサク様の指摘は成る程と思ったのですが、そう考えると「浮かんでは消える」のが大事なのかなと思ったのですがどうでしょう。
でも省略して「それを見ている主体」の存在を強調する描写を入れるのも良い気がしますね。
十七音の縛りの中でこんなに表現があるんですよね〜自分の句はほとんど衝動で作っているのであんまり感じないのですが、沢山勉強している人の句やコメントを見るとつくづく思います。

点数: 2

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