俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削得点の高い順の4ページ目

「駆け出して秋夕焼へと消えゆけり」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 駆け出して秋夕焼へと消えゆけり

感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。
これは、運動会の句とかではなく、友だちと遊んでいて、もう帰ろうというときに、友だちが、じゃあねーとか言いながらそれぞれの家の方向に帰って行く時の情景、ということでいいのではないですか?

空ではカラスが鳴いていたり、お豆腐屋さんがラッパを吹きながら通ったりして。
私はそのように鑑賞しました。

点数: 6

「仏の座今朝ユータ君死にました」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 仏の座今朝ユータ君死にました

めいさん、こんにちは。
拙句「カレー店」にコメントおよびご提案句有難うございました。私は日が伸びてきたので行列も延びてきたとか、かける気持ちはまるでありませんでした。しかしそう読めますね!

さて御句拝読しました。
「思ったこと言ってください」とのことですので、申し上げますね。
誰もまだコメントしていらっしゃいませんが、その理由がわかるような気がします。
ただでさえ、「誰か(何か)が死んだ」という句にはコメントしづらいです。それも特にご自身の添え書きがなくて「ご想像に」とか「思ったことを」とかでは、余計に難しいです。
前句から「字足らず」とのことで名前が変わっているので、このユータ君というのが架空の存在であるような気はします。しかし、だからといって勝手に猫ちゃんやワンちゃんのことにしてしまったとして、もし恋人やクラスメイトのことの回想句だったりしたらとても気まずいです。
よろしくお願いします。

点数: 6

「手の甲にねぎの絵を描く二月尽」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 手の甲にねぎの絵を描く二月尽

イサクさん、こんにちは。
まだお仕事お忙しいですか?
いま、道場はおかげさまで若い新しい方々が次々に入ってきています。中にはとても熱心な方もいます。
イサクさん、早く復帰して、そういう方々にアドバイスしてあげてください!
今は慈雨さんがとても丁寧で的確なコメントをしてくださっていますが(微力ながら私も)、イサクさんが来てくれたらパワーアップです!

イサクさんはいつも、全然悪くないのに何故か変なことに巻き込まれて、自分から身をひきますね。気の毒です。それって、もう無しにしたいですね。

確か、夏はお忙しいと聞いたような気がしますが、どうか1日も早く、また来てもらえませんか。
どうかこのコメント見てくださるように、よろしくお願いします!

点数: 6

「光をあげる人になれと言う月」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 光をあげる人になれと言う月

鷹司晶子さん、こんにちは。
イサクさんとのやりとり拝読しました。横から失礼します。

私の意見を言わせていただきます。まず、ここは俳句の道場です。みんな、少しでも上手くなりたいと思って参加しています。それには人の意見を聞くのが一番です。だから投句してきます。
投句にはしっかりしたアドバイスをするのが礼儀です。それは時には厳しくもあり、時にわからないことがあれば質問したりもするでしょう。そうされるのが嫌なら投句しなければいいのです。

晶子さんのコメントで気になりましたのは、
「私は、ルールより私の直感や感性を大事にしたいんです。認めてもらえないなら、それまで。」
これはわからないではありません。俳句は芸術ですから。そうした気持ちが新しい流れを生むことはこれまでもあったことです。しかし、「五七五で季語を一つ」というのは最低限のルールであり、これに厳しくなるのは当然です。サッカーの技術や戦法はどんどん進んでいますが、手を使ってはいけないというルールは変わっていないのと同じではないでしょうか。

また、「知識や技巧にとらわれたくない。無知の知にとらわれたい。」
これもわかります。ただ、イサクさんにしろ私にしろ、後からお入りになって一生懸命の方には、出来るだけ色々教えて差し上げようと思っているのはご理解ください。型にはめようとか、知識をひけらかそうなどとは夢にも思っていませんよ。

「貴方様は、貴方様私は、私
価値基準がちがうなら、出会うことはない。」
これも同じ、当然のことです。晶子さんは晶子さんでイサクさんではないですし、なおじいでもありません。みんなバラバラです。境遇も価値観も違う中で、共通の趣味である俳句を通じて、共感したり、時には反発したりしながら、お互いを高め合っていこうというのがこのサイトの良さではないかと思います。

季語については、難しいのですよ。つい最近も、「遍路」という言葉、これは私は夢にも季語とは思わず提案していましたが、イサクさんから春の季語と教えられ、目からウロコ、また一つ学びました。

ここは発表会ではなく、勉強の場と考えて、切磋琢磨していきませんか?
よろしくお願いします。

点数: 5

「ちらしの裏にもちらし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ちらしの裏にもちらし

鷹司晶子さん、こんにちは。
ご投稿拝読しました。
じゆうりつ、とのこと、私は自由律俳句は暗いのですが、義母が自由律の俳人でしたので、若い頃から読んではいました。義母の作品を少しご紹介します。

・頭の上の雁おそろしや脚を揃え
・道はどっちだ萩しどろもどろ
・虹の中へ入ったらどうしようお母さん

私は彼女の句集を読んでも、何がなんだかわかりませんでした。彼女は私に「あんたは見どころがある。俳句をやんなさい」とか言っていました。私はやりませんでしたが、やるならルールを守り、誰が読んでもわかりやすくて共感してもらえる俳句を作ろうと思っていました。

そんな私でも、尾崎放哉の「咳をしても一人」には感動を覚えずにはいられませんでした。初めてこの句に出会った時は、マジ身体に電気が走るようでした。これだけの言葉で短編小説のごとく、人生を、生涯を語っているからです。

さて、御句を拝読しました。「ちらしの裏にもちらし」。「裏」とおっしゃっていますからこれはいわゆる新聞とかに折り込んであったり、ポストに入っている「チラシ」ですね。お寿司ではないですね。それの表面だけでなく、裏面にも印刷してある両面印刷のチラシのことですか。そういうのを、「ちらしの裏にもちらし」というかどうかは別として、問題は、そこにどれだけ人を感動させる「何か」があるかということです。
人を感動させるには、あるいは人に感動を伝えるには、まずは自分が感動したことを整理して文字にしなくてはなりません。その点、両面に印刷してあるチラシ、これのどこがどれだけ感動的であるかだと思います。

それは他の句にも言えます。
「トイレ掃除素手でしてみる」というのがありますが、生まれてからずっと素手でトイレ掃除している私には、あまり感動がわきません。セレブの奥様が未知の汚いことに挑戦してみるということでしょうか?

「雑草を素手で抜いてみる」とかですと、今までは軍手をはめてスコップを使っていたり、芝刈り機を使っていたのを手掴みすることによって、雑草の強い生命力を感じることができた、とかが伝わります。

・朝焼けの街を裸足で歩いてみる

とかであれば、徹夜明けのキャリアウーマン(もはや死語、失礼)、あるいは彼と一夜を過ごしてハイヒールを片手に、とか、情景が浮かぶのですが。

別のところでげばげばさんもおっしゃっていますが、私もそうですが他の方々もおそらく「自由律」を否定などしないと思いますし、感動したらコメントせずにいられないと思いますよ。

ボヤキや「あきちゃった」とかではなく、感動的で情景が鮮やかに浮かぶ自由律俳句を読ませてください。チャレンジ期待しています!

点数: 5

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