「告白の浜に砂噛む春嵐」の批評
なおじい様、こんばんは。
拙句「片恋や~」へのコメントをありがとうございました。
ご指摘の三点、まさにその通りですね。迷走した句になり、投句も迷ったのですが(汗)。
皆様ご丁寧に添削してくださり、とてもありがたく勉強になりました。
さて、御句拝読しました。
春嵐で舞い上がった砂が口に入ったのは間違いない(?)と思うのですが、それが告白の最中か、それとも告白の後か、それが読者に委ねられているのが御句の肝だと感じました(さらに、告白の後だとすると、その結果も敢えて明示されていない)。
①告白の最中
浜で告白している途中で、春嵐に巻き上げられた砂が口の中に入り「ペッペッ」。あーあ、ビシッと決めたかったのにどうにも格好がつかないなぁ。
②告白の後
浜で告白、返事は「ごめんなさい」。呆然と口を開けて一人立ち尽くす中、突然の強風。口に飛び込んできた砂を吐き出すこともせず、噛みしめた。
(告白の成功バージョンはちょっと景が浮かびませんでした)
――という感じでしょうか。個人的には②がしっくりきました。
景がありつつ想像が膨らむ、佳い句だと思います。実体験ですか?(*´ω`*)
あ、あと慣用句の「砂を噛むような」(無味乾燥、つまらない)と掛けているのか?とも考えましたが、それだと実景と想像が重なりすぎて意味がわからなくなるので、慣用句は関係ないのかなと思いました。
いろいろ間違っているかもしれませんが、そんな風に鑑賞させていただきました。
添削のお礼として、慈雨さんの俳句の感想を書いてください >>
こんにちは。前句「物忘れ」には多くのコメント、提案句を有難うございました。大変勉強になりました。
本句は、実景をもとにしていますが、皆さんはどういう光景をご想像なさったかも含めてご意見・ご感想をお聞かせいただければと思います。よろしくお願いします。