俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1485ページ目

「古林檎やわらかく煮てコンポート」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 古林檎やわらかく煮てコンポート

千秋さん、こんにちは。
御句拝読しました。もうコンポートを、食器とは思いません(笑)!

御句、いいのですが、二点気になりましたのは、一点目、古林檎、最初は冬林檎のタイプミスかと思いました。確かに新鮮なものを使うのではなく、ちょっと日にちの経ってしまったものを使うとは存じていますが、なんか林檎が可哀想。冬林檎ではダメですか?
次に、先に出ていますが、「やわらかく煮て」が、俳句ではあまり好まれない行動の段取りと言うか、手順書のように響きます。

そこで、

・冬林檎プチ甘く煮てコンポート

コンポートというのが果物の甘煮だとわかるようにしました!プチは、最近はあまり甘すぎないのが流行りだと聞いて…。
よろしくお願いします!

点数: 1

「流感か騙し騙しの葛根湯」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 流感か騙し騙しの葛根湯

るるさん、こんにちは。
御句拝読しました。まずもって、お大事になさってください!

次に俳句についてですが、私は「流感か」の「か」が気になりました。作者が「流感なのかなぁ」と疑っているということだと思いますが、作者にわからないことは読み手にはなおのことわからないです。人間は、わからないことにはなかなか感動したり共感を覚えたりしにくいので、ここは言い切ってしまっていいと思います。それに対して誰も異論を唱えませんから。

・流感や騙し騙しの葛根湯

ちなみに、葛根湯は季語ではないと思います。風邪薬のブランド名だと思います。
お大事にしてください!

点数: 1

「ひと棟の北の牧舎に聖夜の灯」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ひと棟の北の牧舎に聖夜の灯

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。あらちゃんさんらしい、北の大地とその中の暮らしを描いた句ですね。

上五と中七で、北国の、それも牧舎という独特の景色を描いている。それも観光目的のような大規模なところではなく、ひと棟しかないこじんまりとしたもの。私は、倍賞千恵子さんが、吉岡秀隆さんと切り盛りしている牧舎を、想像しました。
そんな厳しい冬の季節を描いて、さぞや大変なのだろうと思わせておいて、下五で慎ましくも温かみのある聖夜の灯を持ってきた。見事です。広い景色から一つの家庭にズームイン、最後に種明かしという妙味。このままいただきます!

点数: 2

「よかったね出たよ術後の冬の昼」の批評

回答者 なお

添削した俳句: よかったね出たよ術後の冬の昼

めいさん、こんにちは。
御句拝読しました。お友だち思いのめいさんの優しさが感じられる句ですね。
私は何の手術か想像つきますよ!昔から、術後にあれが出たら手術は成功だ!と昔から言いますよね。あの手術ですね(笑)?

おめでたい情景ですが、道場にご投句なさっていますので、意見・感想をコメントさせていただきます。

会話の順序が、まずお友だちが「出たよ」と言って、それを受けてめいさんが「良かったね!」とおっしゃったのではと勝手に思いました。
そこで、「出たよ」「良かった」の順番がいいのではと思いました。

あと一点、原句では、流れから、「術後の冬の昼が出た」ように読めないこともないかなと。

これら二点を勘案して、

・手術後の出た良かったね冬の昼

というのを提案します。

下五の「冬の昼」は、お見舞いに行った昼下がりの病室の風景を想像させますのでこのままいただきます。
よろしくお願いします。

点数: 1

「ころころころころころどすんゆきだるま」の批評

回答者 なお

添削した俳句: ころころころころころどすんゆきだるま

気まぐれ亭いるかさん、こんにちは。
御句拝読しました。色々と面白いことにチャレンジなさいますね。

全体で上五が六音で全体が十八音(上の句の字余り)なのは割とあることで、最終的にリズムが整えば問題ないかなとは思います。

ただ御句、「ころころ」が続いて(狙いと思いますが)どこまで読んだかわからなくなるので(笑)、ヒッチさんのように、最初の「ころころ」と後の「ころころ」は分けたいと思いました。
また、「どすん」は私は初読では、何かが高いところから落ちた音だと思いました。もしも、最初の雪玉に後の雪玉を乗せる様であれば他の音でもと。
最後に、下五の「ゆきだるま」ですが、季節感とやはり区切りを示したいので「雪だるま」としてみました。

・ころころところころあわせ雪だるま
・ころころにころころのせて雪だるま

動詞でなくオノマトペのほうがいいか?であれば、

・ころころにころころよいしょ雪だるま

楽しいです!有難うございます!

点数: 4

なおさんの俳句添削依頼

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何もかも高い世なれどカーネーション

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ガラス戸に犯人の顔花の雨

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入院の爺見舞う爺春惜しむ

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投稿日時:

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