俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の954ページ目

「濡れてこそ梅雨の彦根城甘し」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 濡れてこそ梅雨の彦根城甘し

ぶかっこうさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。私は若い頃に大阪勤務で、受け持ち区域の東端が彦根でした。彦根城は外から見ただけですが立派ですね。懐かしいです。

さて御句、雨に濡れたお城が甘そうと。私は初読ではよもやお菓子のようで甘そうという意味とは思わず、何か、城として防御が甘いとか、そういうことかと思ってしまいました。雨に弱いとか。

そうしたら全然違いました。壮大な彦根城をお菓子に見立てるという発想。こういうのを私も見習わなければと思いました。

彦根城がお菓子のようだとすると提案句は思い浮かびませんので、彦根城を見ながらお菓子を食べるとか、そういう句を置かせていただきます。

・甘き菓子いただく梅雨の彦根城
・甘き菓子土産に梅雨の彦根城

全然意味が違いますね、すみません。

点数: 1

「玻璃戸あけ首を伸ばして夕焼けかな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 玻璃戸あけ首を伸ばして夕焼けかな

おかえさきさん、こんにちは。
御句拝読しました。
玻璃戸とはまた、素敵な言葉をお使いですね。私はかつて、ガラス(クリスタル)食器を扱っていましたので馴染みがあります。
一般には玻璃戸は「はりど」でしょうけど、「ガラスど」という読みもありかと思います。佐渡さんがふりがなをふってくださったのは、難読語へのご配慮と思います。
おかえさんは、音数からして「はりど」とお詠みですね。

ちょっと、「あけて首を伸ばして」というのが「夕焼けを見る手順」みたいな感じになっていますね。
私は「硝子戸」にこだわり、提案句を置かせていただきます。

・硝子戸を開けて広がる夕焼かな

点数: 1

「炎天やかの日願ひし死の知らせ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 炎天やかの日願ひし死の知らせ

卓鐘さん、こんにちは。
再訪です。
卓鐘さんが、このような句を投稿なさった心理を推測してみました。

若い頃、学生時代にはとにかく嫌なヤツとかいて、ホント、死んじまえ〜と思うことってありますよね。もちろん行動に移すわけにはいかない。そのうち時が過ぎ、進学して離ればなれになり、そんな記憶も忘却の彼方に。

長じたある日、ふとどこからかそいつの訃報を知る。もはや、「やったー!」と嬉しくも思わない。かと言って、ご愁傷様と悼む気持ちにもなれない。複雑な気持ちの自分が炎天下に立ち尽くしている。

そんな句ですよね。

最初は「うわ、何これ?」とか思いました。調子に乗って、下手な返答句まで送りました。
いま、改めて御句を鑑賞し、「う〜む」とうなっております。

点数: 1

「何も感じないあの頃の夕立」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 何も感じないあの頃の夕立

大魔王さん、こんにちは。
御句拝読しました。なんか破調っぽいですがちょうど十七音に収めておられて、季語も入っています。さすがですね。

ただ、詠んでいるのが「むかしの夕立」なのが気になります。もちろん昔のことを詠むのはいいと思うのですが、いま現在、目の前に季語の世界が広がっていればの話です。そのために昔を思い出したのならいいのですが、御句は今の映像がなく、昔のことに終始していませんか?

・若かりしあの頃思ふ夕立かな

こういうことではないかと思うのですがいかがでしょうか?

点数: 1

「花火より君のよこ貌みてゐたし」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 花火より君のよこ貌みてゐたし

感じさん、こんにちは。
御句拝読しました。わかります、その気持ち!ストレートでいい句ですねー!

しかし、俳句としては季語を第一に立たせてあげないと可哀想といいます。君も大事ですが。

そこで、
・花火見る君の横顔見ていたし

これは「花火より」とは言わなくしましたが、でも君が主役ですね。

・君の横顔の向かふに花火かな
・君の顔ほのかに照らす花火かな

ああ、なんだかベタな句になってしまいました。
楽しい花火大会を!

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

何もかも高い世なれどカーネーション

回答数 : 22

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回答数 : 24

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回答数 : 30

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ガラス戸に犯人の顔花の雨

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入院の爺見舞う爺春惜しむ

回答数 : 25

投稿日時:

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寒卵笑みのこぼれる放屁かな

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木の芽煮天狗の鼻の指すみやこ

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