俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1514ページ目

「寒いねと白く息づく君と雪」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 寒いねと白く息づく君と雪

えむえむさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。いいシーンをお詠みですね。

俳句には季語というのを入れることはご存知と思いますが、それは基本的にはひとつということになっています。これは、冬の旅行の魅力は、例えばスキーと温泉と美味しい料理ですよね。でもこれって、同時にはできないですよね。つまり、スキー滑りながら温泉に浸かってそこで料理も食べるというのは、無理。ひとつの場面ではひとつのことしかできません。それと同じと思ってください。
御句、「寒いね」と言ったのも、「息が白かった」のも、「雪」が降り出したのも、みな同時のことかもしれませんが、これらはみんな冬の季語で、三つも入っています。
それを一緒に詠まれると、読み手はどこを見ていいのかわかりません。作者の一番言いたいことが何なのかわからないからです。
お気持ちはわかりますが、わずか十七音の世界です。言いたいことはひとつに絞りましょう。

・玄関を出て寒いねと笑う君
・玄関を出て笑む君の息白し
・玄関を出て待つ君に雪が舞う

これらの三つは、上で「 」で囲んだ冬の季語をひとつずつ使ってみたものです。こんな感じで、というだけの即吟ですので、これをえむえむさんが推敲してくださるといいと思います。よろしくお願いします。

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「戸の向かい霜の声と猫の声と」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 戸の向かい霜の声と猫の声と

中山瑛心さん、こんにちは。
御句拝読しました。
厳しくしてくださいとのこと、よろしくお願いします。
まず、中の句、下の句、両方とも六音ですね。確かに足して十二音になりますが、調べが悪いです。ご自分でもそうお思いではと思いますが。

次に句意ですが、よくわかりません。まず、「戸向かい」、これはどういう意味か?
もちろん想像はしますが、それと、そもそもこういう言葉があるのか?というのは話が違います。「戸の向こう」、ならわかります。

次に、「霜の声」。「霜が喋るのか?」と疑問に思います。詩的な表現を狙ったのかもしれませんが、後に猫の声があるだけに不自然です。

・戸の向こう霜降る音と猫の声

これで意味が通り、調べも良くなったのではと思います。ここから、より詩情を増していくにはどうしたらいいかという推敲をなさってはと思います。

厳しくしてくださいとのことですので辛口のコメントになりましたが、ご容赦ください。よろしくお願いします。

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「雪だるま大中小の三兄弟」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪だるま大中小の三兄弟

まささん、こんにちは。御句拝読しました。
原句ですと、雪だるまが大中小とあって三兄弟のようだ、としか読めないと思います。
コメントのようなことなら、

・三兄弟雪のだるまも三兄弟
・三兄弟雪だるままで大中小

これならなんとか伝わるのではと思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「小寒や火柱登るとんど焼き」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 小寒や火柱登るとんど焼き

まささん、こんにちは。
御句拝読しました。とんど祭りのご説明有難うございます。
ただ、「とんど」は「左義長」の子季語で、御句、「小寒」と思い切り季重なりしていらっしゃいます。
どちらかにした方がいいと思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「底冷えに仄かな温もり君の足」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 底冷えに仄かな温もり君の足

siroさん、こんにちは。
御句拝読しました。よほど君を思っていらっしゃるのですねー。
他の方からも出ていますが、君の句以外にも色々取り組んでみてください。もちろん、何をお詠みになってもご自由ですし、私も君の句を詠んだことありますよ。
ただ、その時に先生や先輩から言われましたのは、「基本的に俳句は花鳥風月を四季の移ろいとともに詠むものだ」と。
ですから、君への想いが強く出るより、雪月花を詠み、そこに君がいてくれたので余計に感動が増した、というような作りが望ましいと思います。
というのは、俳句は季語を非常に大切にします。君を想うあまりに、季語が舞台設定のお膳立てや添え物のようになってしまうのを嫌うからです。どうかご理解よろしくお願いします。

さて御句ですが、私も足跡とは思いませんでした。布団の中とかで足が触れ合っているのだと思いました。それならそれでいいと思いました。でも、ご自身のコメントのようなことであれば、やはり足あととした方がいいと思いますよ。

・底冷えや君の足あと温まりて

よろしくお願いします。

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