俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1512ページ目

「春着の子父母の歩みを追ひ抜きぬ」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 春着の子父母の歩みを追ひ抜きぬ

慈雨さん、こんにちは。
拙句「脱ぎ捨てし」にコメント有難うございました!おっしゃる通りだったり、いや、それは違うのです、とか色々ありますが、もう少し皆さんのご感想をお聞きしてから種明かし(偉そう)させていただきますね。ただ、誤解ということはないですよ。私の先生がおっしゃっていましたが、「誤解はする方が悪いのではない、させる方が悪いのだ」と。

次に、句選の結果を教えてくださって有難うございました!すっかり忘れていて、慈雨さんに言われて、えっ、そうなんだ!?と結果を見に行きました。母が「浜千鳥」の歌が大好きで、私がピアノで弾いてあげるといつも涙ぐんでいたので、それを千鳥の声に変えて詠んでみました。

さて御句!拝読しました。いい句ですね。一読して、我が子の成長を喜ぶ親の気持ちが伝わってきます…と申し上げたいところですが、ヒッチさんのおっしゃる通り、父母がちょっと引っかかります。「春着の吾子」となっていないので、どこかの親子連れを、客観的に見ている句かもしれない。それならそれでいい句です。それに、自分の子が我々両親を追い抜いて行ったとしても、その場合でも自分たちのことを「父母」と言うこともありだとは思います。

要するに、どちらも取れるかと。

それよりも、私は追い抜くという動作よりも、「いつのまにか先を歩くようになった」、という感慨を入れたいかなと思いました。

・先を行く春着の吾子の足軽く
・春着の子いつしか父母の前を行く
・氏神に父母の手を引く春着の子

よろしくお願いします。

点数: 3

「狐火は呪文や亡者蘇る」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 狐火は呪文や亡者蘇る

いちさん、こんにちは。
御句拝読しました。私は、狐火は呪文、と自分で言い切り詠嘆してしまうよりも、狐火やとそこで切れを入れて、呪文によって亡者が蘇ると伝えた方がいいような気がしました。

なお、余計なことかもしれませんが、ここは道場ですので、できれば「感想をお聞かせください」だけでなく、「これこれこういうことを伝えたいのですが、これで伝わりますでしょうか?」ということで、「ご感想をお聞かせください」となさったほうが、コメントしやすくなると思います。よろしくお願いします。

点数: 1

「被災地は寒いだらうか雑煮碗」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 被災地は寒いだらうか雑煮碗

青トマトさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。初めてならば、とてもよく出来ていらっしゃると思います。
私のコメントは、先の方々と重複すると思いますが、ご容赦ください。

いるかさんのおっしゃるように、「寒い」と「雑煮」、季語が重なっていますが、雑煮は(おそらく)目の前にあり、逆に「寒い」は作者の頭の中での心配です。ですから大丈夫と思います。

それより、あらちゃんさんもおっしゃっていますが、「寒いだらうか」という措辞、これが気になりました。
「だらうか」と文語体になさったのはすごいと思いますが、青トマトさんの頭の中では、「寒いだろうか?」などと思っていらしたのでしょうか?これは、穿った見方をすれば、「案外、寒くないかもしれない」と思っていたということにもなります(ややこしくてすみません)。
それよりも、青トマトさんは、「寒いだろうなぁ、お辛いだろうなぁ」とお気を遣っていらしたのではないですか?
それであればそのようにお詠みになったほうが、句に説得力が増すと思います。

・被災地はお寒いだらう雑煮碗

普通、俳句では丁寧や尊敬を示す接頭語の「お」や「ご」は付けないのですが、ここでは被災地の皆さんへの心遣いとして付けました。
私からもあらためてお見舞い申し上げます。

点数: 2

「雪来るかはらり雪めく小糠雨」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 雪来るかはらり雪めく小糠雨

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
拙句「脱ぎ捨てし」にコメント有難うございました。もう少ししたら自句自解しようと思っております。
って、もったいぶっているわけではないですが、よろしくお願いします。

生活はヒッチさんも慈雨さんも人選でしたか!おめでとうございます。
コメント有難うございます。いまだに浜千鳥を聞くと母を思い出します。

御句拝読しました。光景もお気持ちもよくわかります。ただ、やはり雪が二回出てくるところ、これは一回に出来るかなぁと。もし、繰り返しの効果を狙っておられたらごめんなさい。

・さあ来るかはらり雪めく小糠雨

上五で、来るのが雪と思ってもらえるかは若干の不安はありますが、置かせていただきます。よろしくお願いします。

点数: 1

「わが衣手知りそむる子の歌留多かな」の批評

回答者 なお

添削した俳句: わが衣手知りそむる子の歌留多かな

いちさん、こんにちは。
御句拝読しました。「秋の田の仮庵の庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ」百人一首の一番、天智天皇の御歌ですね。お子さんが百人一首を覚え始めたのでしょう。
本当は、上五を「秋の田の」としたいところですが、それだとわけわからなくなりますよね。

・五七五知りそむる子の歌留多かな

これだと和歌のイメージがわかないかもしれません。

私の場合は、

・これやこの知りそむる子の歌留多かな

でしたが、結論として、上五とは言え字余りを解消し、誤読を回避する意味で、

・衣手を知りそむる子の歌留多かな

とさせていただきます。よろしくお願いします。

点数: 2

なおさんの俳句添削依頼

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入院の爺見舞う爺晴惜しむ

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投稿日時:

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