日傘さす君との半歩ほどの距離
回答者 卓鐘
添削した俳句: 閉じてとも言えず寄り添う日傘かな
コメントありがとうございます。日傘って不思議ですねー。
御句いくつか気になるところが。
・「閉じてとも言えず」が心情説明で状況描写の言葉ではないですね。俳句ではまず一番最初に指摘が飛んできます^^;(ストレートにすっと入ってくる言葉だと成功したりしますが。この句の場合後記の理由でぴんと来ないところがあります。)
・主語がとてもわかりづらいです。
作者が閉じてとは言えない / 日傘が寄り添う
作者が閉じてとは言えず(に)日傘に寄り添う
(何かを)閉じてとは言えずに寄り添っている日傘
言おうとしていることは大体わかりますが、どの読みも成立しちゃうので。特に、閉じてと日傘が離れちゃっている(関係が離れすぎるのは読みが紛らわしくなるので好ましくないです。)のがよろしくないかなぁと思います。
・「寄り添う」で本当に大丈夫ですか?「閉じても言えず」とぶつかってませんか?寄り添うで十分近い距離をイメージしちゃうので、なんで閉じて欲しいのか?ってこれまでのコメント読んでないと混乱しちゃうと思います。隣にいるのにってことをどうしても書きたいんだと思いますが、横とか隣くらいじゃないと(言葉のイメージとして)くっつき過ぎてますかね。
・「かな」の詠嘆が前半の説明と相まって効いていないと思います。しみじみとその対象を詠嘆するのが「かな」ですが、やきもきしている心情と「かな」のゆったりした詠嘆相反していて。モヤモヤという気持ちには適している助詞ではないかなと。
・そもそも日傘が邪魔だという句なので、日傘の句にはなってないという根本的な問題をどう解決するか。(一つの解決法は、先の提案句のように別の季語を持ち出してそちらを立てる。)もう一つは、邪魔と言いつつも日傘の可憐な涼しいイメージも両立させる(超難問)
点数: 2
