鶺鴒の瀬に休みたる夏の川
回答者 卓鐘
添削した俳句: 鶺鴒が涼を求めて夏の川
二度目の投稿嬉しく思います!そして、季語の現場に身を置かれていること非常に羨ましく思います。
季重なりの問題ですが、ダメということはありません。ですが、かなりの高等技術ではあるので、俳句として成功させるには配慮が必要です。
鶺鴒は、夏〜冬にかけて国内でも多くみられるということで、「夏の川」という季節が動かない季語がある以上、これは明確に「夏」であり「夏の川」の句です。こうした季重なりを行う場合、一つのやり方は、きちんと「夏の川」を主役に立てる工夫を入れることです。この句では「が」が鶺鴒を強調しすぎですかね、
「夏の川」は、夏の暑い時期に涼を求めることそのものが、この季語の本意です。なので「涼を求めて」と言ってしまっては、ただ、季語を説明しているだけとなります。鶺鴒が夏の川にいれば、それは涼を求めていることは言わずもがな。(それが季語の力です。)また、「涼を求めて」は描写でなく説明なので、なおじいさん仰るように、説明せずにそう思わせるかが大事ですね。
点数: 2
