俳句添削道場(投句と批評)

卓鐘さんの添削最新の投稿順の77ページ目

飛行機の雲つらぬきて夏の空

回答者 卓鐘

添削した俳句: 夏雲のあいだを抜けて蒼き空

いつもコメントありがとうございます。励みになります。「静けさや外は40度の日傘」とてもよくわかります。

御句、ベタ感は正直否めませんね。他3点気になりました。
・雲の間ならもう青い空見えちゃってません?この句の爽快感がちょっと冷めます
・「蒼」というのは本来緑がかった生気のない青をいうので字が違うと思います
(蒼天というと爽快な青い空の意味で使ったりするのでややこしいですが)
・抜けて青き空の着地だと、飛行機に乗っている感じですがコメントを見ると作者は地上にいそうな。

それと重要なのがもう一点、御句では夏の雲ではなく空が主役になっていると思うので、季語は空にした方がいいかもしれません。

点数: 1

吹き荒ぶ一跳山を波の花

回答者 卓鐘

添削した俳句: 吹き荒ぶ一跳山へ波の花

「喧騒の遠くなりたる日傘かな」のコメントありがとうございます。励みになります。
「たり」についてご質問があったので、文法オタクとして意気揚々と解説を^^;
これは、助動詞「たり」の連体形(名詞(体言という)につく形)「たる」です。「たり」「り」という助動詞は、1、完了 2、存続を表します。英語で言うと、現在完了形の完了用法(〜して(今もその状態が続いている))か継続用法(〜している)ですね。
で、「遠くなりたる」ですが、
「遠くなる」の連用形 + 「たり」の連体形 となりますが、遠くなるのが継続して行われるのはおかしいので、「1完了」用法となります。したがって、「遠くなった(その状態が今もある)」という意味になります。
「遠くなっている」を言いたい時に、適切な助動詞はなくて、「遠ざかる」とかになると思います。日本語に、現在進行形を表す助動詞ってほぼ無いんですよね。(そういう動詞を使う)

蛇足ですが、現代語では、現在完了と過去を区別する助動詞は無いです。(どちらも「た」)古語では、「たり」「り」「ぬ」「つ」は現在完了、「き」「けり」は過去と区別されています。

御句について
地名については基本調べるので大丈夫です。(あまりに公開されてないマニアック情報なら困るのですが。)ただ、地名は要注意で、あまりメジャーじゃ無い地名を出すときは必要性(ちゃんと句に効果をもたらすか)を考える必要があると思います。御句の場合、山そのものより字面がいいじゃないですか。「一跳山」が波の花との相性がとてもいいと思います。

文法が苦手ということで、一点気になるんですが「吹き荒ぶ」は切れということでいいですよね?「吹き荒ぶ / 一跳山へ波の花」。切れだとするとこれでいいと思います。
ただ、助詞の使い方で、作者の位置が変わりますね。この句では、作者は海の近くにいますが、山の方にいた場合の提案句。

点数: 2

「夏休みまえに薫るや恋の風」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 夏休みまえに薫るや恋の風

初めましてー。よろしくお願いします。

俳句ってこんな感じ?って感じの句です。
17音に綺麗な言葉をなんとなく詰め込むという文学ではなくて、一瞬の情景をわかりやすく詩として表現することがまず基本の第一歩と考えてもらうと良いと思います。
その意味で行くと、全体的に何を言いたいのかふわふわしすぎてて状況がわからないです。抽象的な言葉でごまかすのではなく、明確なもの・状況を提示してそこに思いや詩情を込めることが、基本です。
その意味で、なおじいさんの添削句に一票。いわゆる俳句っぽい言葉ではないように思うかもしれませんが、素直な言葉で素直な共感が得られるのが一番です。

点数: 1

「翡翠と湖面が青を競い合い」の批評

回答者 卓鐘

添削した俳句: 翡翠と湖面が青を競い合い

初めまして。素敵な写真ですね。こういうのを俳句にしたいと思ったというのは非常に嬉しいです。(俳句仲間は増えるほど楽しい。)

ただ、「競い合い」の擬人化では、「カワセミが獲物に向かってダイブするところ」は詠めてないです。わかりにくくそれっぽく表現するのが俳句ではなく、写真のように表現したいことにピントを合わせてそこを的確にわかりやすく言葉で切り取るのが俳句の基本となります。比喩や擬人化は高等技術で、それによって映像やシーンが明確になる場合に成功しやすいですが、「競い合い」ではわかりにくくなるだけですね。

「カワセミが獲物に向かってダイブするところ」とありますが、この句は、カワセミの青と湖の青の対比に焦点が集まっています。カワセミの青と湖の青を言いたいのか、ハントにおける躍動感を描写したいのか。これもはっきりしたほうがいいです。

ここでは、コメントの通り躍動感だと思いますので、カワセミの青と湖の青の対比は読者の脳内で思わせることとしましょう。(季語を言えば、その季語の五感情報や周囲の季節の風景、様々な連想を表現できるというのは俳句の約束です。)

本当は、提案句を出そうと思ったんですが、思いついた感じより良い例句がいっぱいありましたので、それの紹介にとどめます。

翡翠の一閃湖を彈ませて 小澤克己
翡翠の一閃瑠璃を放ちけり 檀原さち子
翡翠の一直線の日のしぶき 豊田都峰
翡翠を放ちし湖のさざれなみ 西山美枝子
翡翠の水面へ凝視つづきけり 渡辺立男
青き矢と紛ふ翡翠飛び立てり 川上恵子

いずれもダイブする翡翠の一瞬の鋭さ、ダイブ前の鋭い目、などの一瞬を言葉で的確に切り取っていると思いませんか?

点数: 2

もちもちのほっぺたぺしゃんこのひるね

回答者 卓鐘

添削した俳句: もちもちの頬っぺたぺしゃん子の昼寝

調べが楽しい句ですね。最初、ぺしゃん/子の昼寝ではなくぺしゃんこの昼寝と詠んでしまったのですが、そっちの方がいいかもと思いました。あと「頬」はひらがなの方が句の内容と見合う気がします。

別件ですが、前句「荒ぶ」ですが切れのつもりでなかったとありますが、「荒ぶ」は終止系なので明確に、切れです。(切れか切れじゃないかわからないというのは極力やめた方がいいと思います。句意もイメージも全然変わるので。)
繋げるのであれば、「荒ぶる」と連体形にしないとです。前句は、「荒ぶ」と明確に切れた方がいいと思いました。

点数: 1

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