俳句添削道場(投句と批評)

小西晴菜さんの添削最新の投稿順の13ページ目

「尻餅の下にイガあり栗憎し」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 尻餅の下にイガあり栗憎し

お七さま。
御句、秋らしいユーモラスな情景ですね。ただ、他の方のコメントを拝読して、あれ?と思ったのですが、初読で気になるところがそれぞれ違うんですねえ。
私は「尻餅」が気になりました。栗拾いの時は、たいてい前傾してるから、特別な出来事がないと尻餅はつかないよな〜。特別な事って何·····と考えて、
 「喧嘩してイガにしりもち栗拾い」
 「雨上がりイガにしりもち栗拾い」
どちらも、子どもの栗拾い遠足のイメージです。
ついでに、字余りのパロディ句、
「しりもちや大きな栗の木の下にイガ」
····あまり参考になりませんね。

点数: 1

「醤油派の肩身狭きや芋煮会」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 醤油派の肩身狭きや芋煮会

イサク様。
いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。
私がこちらへ初投句してから、もうすぐ半年になります。上達云々はともかく、自分の句の傾向として、シンプルに的を絞って詠んだものは共感していただけることが多く、自分では工夫したつもりでも、あれこれ欲張って詰め込んだ句は、読み手にうまく伝わらない、ということが解ってきました。
また、一句一句大切に取り組んでいこうと思いますので、今後ともご指導よろしくお願いします。
····でも、全く縁のない「芋煮会」には手も足も出ず、「醤油派」諸氏以上に肩身が狭いです(笑)。

点数: 3

「芋煮会ロツテルダムのみづうみに」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 芋煮会ロツテルダムのみづうみに

げばげば様。
いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。なかなか返信できず、申し訳ありません。
御句、ちょっと驚きました。芋煮会inヨーロッパとは! 私は「芋煮会」見たとたんにもう無理、と音を上げてしまって·····。
げばげばさんの姿勢には、いつも感服します。題材に対して、いろいろな切り口を探す粘り強さを見習いたいです。

点数: 2

「何事もなき日松茸焼きて食ふ」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 何事もなき日松茸焼きて食ふ

なおじい様。いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。
拙句「栗飯や」など、つい一句にあれこれ詰め込もうとするのが自分の悪い癖だと、ようやくわかってきました。
さて、御句、今までのなおじい様の句にも好きな句が数多くある(「夏草や」「焼秋刀魚」「コスモス」「淋しくば」など)のですが、この句も、たいへん気に入りました。
他の方のコメントも拝読しましたが、願わくば、「何事もなき日」の部分は変えないでいただきたいです。
なおじい様がここで表現されている「何事もなき日」とは、単に「仕事や用事が無い休日」「○○記念日ではない日」というより、心身ともに穏やかな、心煩うことの無い日で、それ自体が貴重な佳日という意味であり、「何でもない日」「何にもない日」とは、ちょっとニュアンスが違うと感じたからです。
そして、季語「松茸」の立場も尊重すべきなので、松茸の得意分野で(味はエリンギやシメジに負けてる?)
 「何事もなき日焼松茸香る」
と、考えました。
的外れな解釈ならば、申し訳ありません。

点数: 3

「岳父笑む門前小路の柿羊羹」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 岳父笑む門前小路の柿羊羹

卯筒さま。拙句「今夜シチュー」にコメント、感想句くださりありがとうございます。日々料理を担う者として、家族の「ちょうど今日はそれが食べたかった」という反応が何より嬉しく、卯筒さまの句で「今日も頑張ろう」と意欲がわきました。

さて御句ですが、私は無教養なことに「岳父」は「義父」と同義だと思っていて、初読では空気感がつかめませんでした。でも、これは妻の父親と1対1で向き合う男性の句と解って、ストンと心に響きました。
「サザエさん」の波平さんとマスオさんみたいな関係も世間にはあるのでしょうが、
数年前に亡くなった私の父は、夫に対して何となく態度がぎこちないというか、なかなか素直な笑顔を見せませんでした。孫には、1年中笑顔のバーゲンセールなのに。
だから、父親が娘の夫に見せる笑顔って、かなりの稀少価値。それはあたかも、特定の寺社の参道の小さな老舗の和菓子店の羊羹みたい。特別な品種の柿で手作り、数量限定、期間限定、そこへ参詣した時しか買えない。御参りより羊羹目当てで訪ねたけど売り切れだった、みたいな····。
男性にありがちな、「酒を酌み交わす」ではなく、和菓子をはさんで笑顔の父と夫。
娘の立場から見ても感動的な、他でなかなか見ることのない、素敵な句です。

点数: 2

小西晴菜さんの俳句添削依頼

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