「寒雀はたちの帯や結びたる」の批評
回答者 イサク
こんにちは。
帯の結び方にあるのですね。でもそれを知らないと難解な取り合わせです。
三段切れは解消したいです。
この語順ですと、帯を結びながら家の外の雀を見る、みたいになりますよね。
なおじい様の語順にすると、結び終わって窓の外を見ることができるのでは。
・結びたるはたちの帯や寒雀
点数: 1
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 小西晴菜 投稿日
回答者 イサク
こんにちは。
帯の結び方にあるのですね。でもそれを知らないと難解な取り合わせです。
三段切れは解消したいです。
この語順ですと、帯を結びながら家の外の雀を見る、みたいになりますよね。
なおじい様の語順にすると、結び終わって窓の外を見ることができるのでは。
・結びたるはたちの帯や寒雀
点数: 1
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回答者 なお
こんにちは。小西晴菜様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。確かに若い女性向けの帯の結び方で「ふくら雀」というのがありますね。妻が着付けをしているのでちょっと存じています。
「ふくら雀」は寒雀の子季語でもあるようですよ。
御句、光景は浮かぶのですが、若干の違和感がありました。それはおそらく、中七の「や」による切れではないかと。形としては切れていますが意味としてつながっているのです。
ここは語順を変えて、
・結びたる二十歳(はたち)の帯や寒雀
ではいかがでしょうか。
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
冬の雀が、体温調節のために羽を膨らませている姿を模した、着物の帯の結び方があります。若い女性が振り袖を着る時の飾り結びで、文字通り「ふくら雀」と言います。
そこで、実景ではありませんが、雀の遊ぶ小春日和に、成人式の娘の着付けをする場面を詠んでみました。