俳句添削道場(投句と批評)

小西晴菜さんの添削最新の投稿順の11ページ目

杖左手右手にスマホで花野撮る母

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 第二回俳句しリとり実施中

171句目。
前句「達磨忌やSNSの飢ゑ餓ゑ」

「左手(ゆんで)」「右手(めて)」と読んでください。
次は「はは」でお願いします。

卓鐘さま。投句ついでで恐縮ですが、システム構築、ご苦労さまです。感謝しております。

点数: 1

「瑠璃立羽枯葉のごとき秋の蝶」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 瑠璃立羽枯葉のごとき秋の蝶

なおじい様。いつも丁寧なアドバイスをありがとうございます。拙句「ゴルゴ」「栗名月」へのコメントもありがとうございました。さいとうたかをさんファンのなおじい様に共感していただけたことが、とても嬉しいです。
さて御句、私もルリタテハを自宅周辺で何度か見たことがあるので、あの羽の、表の美しい青色と、裏の枯れ葉のような色がすぐに浮かんできました。
イサク様がご指摘されていたように、蝶だから春の季語ですよね。でも、ルリタテハは多くの他の蝶と違って、春だけでなく、秋にも成虫になって、そのままの姿で4ヶ月休眠して越冬し、春先に飛び回って産卵する個体もいるらしいのです。おそらく、なおじい様が出逢ったのはそちらだと思います。だから、ルリタテハは「春の蝶」とも「秋の蝶」とも言い切れない、オールシーズンタイプというか。
ですから、無季と考えて、あえて「秋」を省いて、羽の表の美しさは名前に託し、「瑠璃色の羽を立てて」裏で枯れ葉を真似てわが身を守り、季節をめぐる様子を表現してはどうか、と考えました。
 「枯れ葉色まとひてめぐる瑠璃立羽」
不本意に感じられたら申し訳ありません。

点数: 2

「巴旦杏すももをそう呼ぶ祖母ありき」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 巴旦杏すももをそう呼ぶ祖母ありき

お七さん、はじめまして。小西と申します。私も俳句を始めて日が浅く、添削、批評などおこがましいのですが、「巴旦杏」を一目見て、ぜひコメントさせていただこうと思いました。
いきなり失礼ですが、お祖母様は昭和初期のお生まれですか? ·····というのは、私の母は現在88歳ですが、すももを見るたびに(年に一回くらいですけど)「子どもの頃に食べた巴旦杏が食べたい。ソルダムや大石早生の品種も美味しいけど、形も味も巴旦杏とは違う」と言います。
巴旦杏は日本古来の品種のすももで、明治時代半ばまでは多く栽培されていたけど、だんだん廃れて、消滅しかけていたそうです。
でも、明治初期に来日したケルシーというアメリカ人が巴旦杏を気に入って、種苗を持ち帰り、アメリカで栽培していたので、それを逆輸入する形で大正時代に復活したとのこと。だから、母が子どもだった昭和初期にはかなり広く出回っていたようです。
その後、戦争で、再び消滅の危機を迎える
けれど、山梨県の生産者が再度アメリカから輸入して、少ない生産量ながら存続。
現在は、日本古来の品種を守ってくれた人への敬意で、「巴旦杏」の名は使わず、品種名「ケルシー」として栽培されているそうです。
業者さんによっては、「ケルシー」を仕入れて、売る時には「幻のすもも巴旦杏」とする場合もあるようです。

と、俳句がどっか行っちゃいましたが、季語についていろいろ知るのは楽しいし、作句の基盤になると思います。
せっかくなので、拙句を。
  「巴旦杏昭和の記憶たどる母」
  「すもも手に母は少女へ還りをり」

点数: 5

月に吠ゆゴジラと見しが太陽の塔

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 無月かな光る怪獣夜の塔

お七さま。拙句に丁寧なコメントをくださり、ありがとうございます。
「巴旦杏」の名を、母の口以外から聞いたことがなかったので、驚きと嬉しさで俳句から脱線してしまい、失礼いたしました。
さて、掲句、添削でも提案でもありません。御句を拝読して、あれこれ想像していると、ここへたどり着いてしまいました。
下五「夜の塔」だと、イサク様もご指摘のように、太陽の塔とは思えないなあ、ライトアップされた通天閣とか東京タワーとか。と、考えたら、東京タワーを破壊するゴジラが浮かんできて消えません。
そして、太陽の塔が怪獣に見えたのは、日本全国の他の塔と違って、顔と腕(?)があるからですよね。とすれば「太陽の塔」限定。
次に思い出したのが、なおじい様の「瑠璃立羽」の比喩の句。この句を、負乗さまがコメントで「枯れ葉と見しが瑠璃立羽」とされていたので、「見しが」を拝借して「ゴジラに見えたが太陽の塔だった」としました。
私のオリジナリティは無し、発想から何から、まさに「人のふんどしで相撲」状態の句です。
さらに、東京のゴジラはタワーと戦っているけど、大阪のゴジラは手持ち無沙汰なので、お七さまが隠していた月も出してしまい、遂に萩原朔太郎のふんどしまで借りてしまいました。
ちょっと調子に乗りすぎました。改ざんにもほどがありますよね。申し訳ありません。
これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。

点数: 3

「無月かな光る怪獣夜の塔」の批評

回答者 小西晴菜

添削した俳句: 無月かな光る怪獣夜の塔

文法的には「吠ゆる」か「吠える」ですよね。字余りですが。

点数: 1

小西晴菜さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

雛祭り囃子の笛をまた探し

回答数 : 6

投稿日時:

煎餅で羽毛に負けぬ夢を見る

回答数 : 5

投稿日時:

立春や昨日の豆へむら雀

回答数 : 6

投稿日時:

寒雀はたちの帯や結びたる

回答数 : 3

投稿日時:

明日ユニバ母に内緒の風邪心地

回答数 : 6

投稿日時:

小西晴菜さんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

ハロウィンといふといへども惨事かな

作者名 かぬまっこ 回答数 : 10

投稿日時:

ピアノ鳴りギター弾ける夏野かな

作者名 シゲ 回答数 : 4

投稿日時:

世の変わり焚火変はれど想ひ焼ぶ

作者名 ヒッチ俳句 回答数 : 11

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ