「初雷や出自を問わぬ触れ太鼓」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: 初雷や出自を問わぬ触れ太鼓
再訪します。
御句「初雷」の句は季語を季語以外の部分で比喩説明している形。
「初雷」と「それ以外の部分」は「同じもの」であって、「遠い近い」という距離は全く関係ありません。
「季語が近い」「季語が遠い」というのは
★【取り合わせ】という手法で作られた俳句の
「季語」と「季語以外の部分」の【距離感】
のことです。
一般的には
・近すぎるのは想像が膨らまないしわざとらしいから良くない
・遠すぎると言葉の組み合わせが解釈できないことがある
ので「近すぎも遠すぎもしないほどほどの距離感」を作者は狙っていくことになるわけです。
本気で説明すると【取り合わせ】も含めて俳句の教科書の4分の1くらいになってしまうので、さすがにやめときます。
まずは独自に勉強してみてください。
・カタカナ語苦手な父や茄子の花/イサク(2021)
点数: 2