俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1377ページ目

「はつ秋のマジックアワーに染まる駅」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: はつ秋のマジックアワーに染まる駅

おはようございます。
「マジックアワー」以前見たのを記憶していました。同じ方でしたか。
詠み直しということで。

「マジックアワー」ありきの作句であると理解します。

◆先に出ている意見と多少かぶりますが、
 「マジックアワー」
 七音ある上に主役にしたい意図がありまくりの映像・単語なので、取り合わせる季語や措辞は、かなり相性に左右されそうです。
 一般的に「マジックアワー」という単語で喚起される映像は空の映像・遠景の映像だと思います。地上の近景を思わせるモノを組み合わせるのはそれなりに工夫が要りそう。「駅」という建築物は相当難しそうに感じます。

◆「マジックアワーに染まる」説明っぽいですし、「マジックアワー」を説明的に使わないようにする工夫は必要だと思います。

季語「はつ秋」をがんばって残すならば

・マジックアワーはつ秋の丘の上

季語にこだわらず「マジックアワー」優先であればもっといろいろできます

・マジックアワーあんなに遠き渡り鳥

どうしても「駅」を出したいならば、「季語」+「マジックアワー」+「駅」の三つが主役でバランスを取らなければならない形。俳句十七音(+多少の字余り)に収めるのはなかなか難しい課題です。別々の句にわけた方がよい気はしています。

・送り盆終えてマジックアワーの駅

点数: 1

「有明の月に出でたる門出かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 有明の月に出でたる門出かな

こんばんは。

他の方からも中七「出でたる」がもったいないというコメントが出ています。
私も同じ意見で、
下五「門出」に「出てゆく」という意味と漢字が重なっていますので、四音が勿体ないですね。

・有明の月確かなる門出かな

点数: 1

「水引や日の丸の如き彼岸花」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 水引や日の丸の如き彼岸花

こんばんは。

意味がおそらく掴めないという点、季重なりの点など、他の方から出ています。

原因は、一句に説明を入れすぎようとしすぎていることだとと思います。
一句は十七音しかございません。シンプルにした方がよいかと。

コメントに寄れば感動の焦点は「彼岸花」で、「水引」は説明ですね。
提案句だけ置いていきます。

・日の丸のごと一輪の彼岸花

点数: 1

「初月のやや三千に生まれけり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 初月のやや三千に生まれけり

おはようございます。

初読で意味がほとんどわかりませんでした。
もう少し受け手のことを考えてもよいのでは?と思う句でした。
コメントを読んで、それでもかなり推測です。

◆「やや」赤ん坊のことでしょうか?
 コメントがないと、非常に理解しづらい気がします。
◆「初月のやや」季語が「やや」とくっついてしまい、季語が弱くなっています。
◆「初月のやや」と天文季語と地上のものがくっついてしまったため、「やや」が赤ん坊であることがより理解しづらくなっていると思います。
 コメントから無理に解釈すれば
 【産室に窓があってカーテンが開きっぱなしになっていて、産後すぐの母親と赤ん坊をそっちのけで初月が空にあるのを誰かが見ている】
 ということになりそう。
◆「三千に生まれ」ここも難解です。三千グラムということでしょうか?
◆「三千」が赤ん坊の体重という解釈が正しいとして、「三千に生まれけり」が報告文になっています。
 「生まれけり」=「生まれる瞬間」であれば「三千グラム」は理屈であり、体重を測定して医者や看護師さんから報告を受けた後のこと。このとき「初月」はどこに見えていて、誰が見ているのでしょうか?となります。

さらに推測を重ねれば、もしかしたら
【電話か何かで「三千グラムで生まれたよ」という報告を受けた。その時、空に初月が見えていた】
ということかなあ?ですが、こちらの解釈をしようとすると、「生まれけり」という見てきたような下五が違和感ですね。助詞「の」でつないだ天文季語も要一考です。
この場合限定の提案句だけ出します。「三千」は報告なので入りませんでした。
・初月や子の生まれたと聞きをりぬ

点数: 3

「鶏頭や黒雨に追われて雨宿り」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 鶏頭や黒雨に追われて雨宿り

こんばんは。はじめまして。イサクと申します。

御句、
◆「黒雨」という言い方作為が強く出すぎていると感じました。ましてや、中八になってますし・・
季語以外の部分、「強い雨」が降って「雨宿り」。わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、当たり前感が強いですね。

(季語以外で)作者がこの句で出したい風景は「雨が強いこと」「雨宿りをしていること」のどちらでしょうか?
季語「鶏頭」は草本の植物季語ですし、この季語を用いるなら「雨」に対して強い思いを乗せすぎない方がよいようには感じます。

提案句を考えていたら、高澤良一にこのような句がありました。

雨宿りせる軒先の鶏頭花/高澤良一

点数: 1

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