「スコップに温き土くれ文化の日」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: スコップに温き土くれ文化の日
こんばんは。
いろいろ感想があって面白いですね。
私はこの句こそ、げばさんの真骨頂だと思います。丁寧な描写とささやかな発見と季語のやさしい取り合わせ。
公園というより庭仕事の景で受け取りました。どちらに受け取っても損しない懐の深さも佳句の一例かと思います。
練習で取り合わせだけ別の日にち季語に変えてみます。
・スコップに温き土くれハロウィーン
点数: 1
回答者 イサク
添削した俳句: スコップに温き土くれ文化の日
こんばんは。
いろいろ感想があって面白いですね。
私はこの句こそ、げばさんの真骨頂だと思います。丁寧な描写とささやかな発見と季語のやさしい取り合わせ。
公園というより庭仕事の景で受け取りました。どちらに受け取っても損しない懐の深さも佳句の一例かと思います。
練習で取り合わせだけ別の日にち季語に変えてみます。
・スコップに温き土くれハロウィーン
点数: 1
回答者 イサク
添削した俳句: 霜の朝冷えたご飯と置き手紙
こんばんは。
◆「冷え」の季語に近い問題(「冷えた」は限りなく季語かも。「冷めた」なら室温に戻っただけなのでセーフかと)
◆「霜」と「食卓」の屋内屋外問題
などいろいろありますが・・原因として、詰め込みすぎがあるとは思います。他の方の提案句も「手紙」に着目して季語で気持ちを補完して、「冷えたご飯」をあきらめるものが多いようです。
その他、技術的な話は出ているので割愛します。
句の感想としてもうひとつ。
離婚を考えて別居する奥さんは、旦那の食事の準備をしないと思うのです・・なのでこの句の初読の映像は【朝起きたら奥さんが仕事に出かけていて、もうご飯が冷めていた】という景でした。この場合も「ごはんはレンジで温めてください。冷蔵庫に●●が入ってます」という置手紙ですよね。
という観点からも、作句意図からは「ご飯」を外したくなりました。
・手紙のみ残せる妻よ霜の朝
点数: 3
回答者 イサク
添削した俳句: 落葉舟川に流れて時移る
こんばんは。はじめまして。よろしくお願いします。
「落葉舟」という言葉を使うのはなかなかですね。
この言葉は歳時記に載っていない(季語
になっていない)可能性がありますが、「落葉」の映像がある単語ですので、ここでは季語として話を進めます。
御句
◆季語一つ、五七五のリズム、という俳句の基本形は達成しています。
◆「落葉が川に浮いている」ならば「流れて」という説明はわざわざしない方がいいかもしれません。
逆に「落葉舟流れて」として、流れのある川を想像させる方法もあります。
どちらが良いかはこの句の表現したいこと次第です。
が、
◆下五の「時移る」の意味がつかめませんでした。
無理に解釈すれば『時間が経過する』という意味で受け取りますが、それでも意味がわかりにくいです。らな様はどういう意味で置いたのでしょうか・・・?
この下五を作者が伝えたい内容で整えれば、中七の「川に流れて」の形も変わってくるものと思います。
「時移る」の意味がわかりませんので、たとえば「流れる落葉」の感慨を持ったまま、他の風景を足してみます。
「橋」とかいかがでしょう?落葉が橋をくぐった、ということで。
・落葉舟橋のこちらに顔を出し
例えばこんな感じで。
俳句に限りませんが、「伝えたい映像・風景・心情」と「それを伝えるための言葉」をいろいろ工夫してみてください。
点数: 1
回答者 イサク
添削した俳句: 梢まで纏われるかな蔦紅葉
こんばんは。お久しぶりです。
この句は、
上五中七が「梢まで纏われる」という受身の形になっています。こちらの主語は、名前のわからない木ですかね?
季語の「蔦落葉」は「纏われる」のではなく「纏う」方ですね。
この主語の入れ替わりの違和感が大きいと思います。
季語として「蔦落葉」を使うならば、「纏われる」という受身の言い方を混ぜて使うのは難しい気がしています。
・蔦落葉木々をあまねく纏ひけり
点数: 2
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