俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1335ページ目

「スーパーのタイムセールや秋時雨」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: スーパーのタイムセールや秋時雨

こんばんは。

情報が重複しているので、「タイムセール」を生かして、「スーパー」と書かずにスーパーを表現したい気がします。スーパーの風景を補ってあげる必要はありそうですけれど。

提案句はとりあえず上七字余りで。もう少し洗練できそうですけれど「タイムセール」が六音あるので、五七五きっちりで俳味を出すのは少し難しいかも。

・タイムセールの玉子の塔や秋時雨

点数: 2

「椅子のなき運動会の校舎かな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 椅子のなき運動会の校舎かな

こんばんは。

発見・発想は面白いと思いました。

校舎かな、の詠嘆が気になりました。どこから何を見ているのだろうと。
教室かな、なら映像がはっきりわかるのですが、「かな」構文ではやりたくない形の字余り・・・

・椅子失せる運動会の教室は

もともとが若干の因果のある句なので、散文にならないよう語順に要注意ですが・・・

・校舎より椅子消え失せて運動会

点数: 1

「朝露にシャワーに私と草花と」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 朝露にシャワーに私と草花と

こんばんは。はじめまして。レョウさん、どう発音するのでしょう?
リョウと同じ発音かな?

おそらく俳句初心者さんだと思います。
初心者さんのやりがちな失敗、というのをいくつかやってしまっているのですが、一番の問題は
『情報をいっぱい入れすぎて、意味がわからなくなっている』
という点だと思います。

【朝露】で野原にいるかと思ったら、【シャワー】なので「急な飴でも降ってきたのか??」と思ったら【私】の映像、すぐさま【草花】でまた野原にいる、というつながりの悪さです。
普通の文章や小説でも、意味のわかるように言葉を繋げるのは大切だと、学校でも習っていると思います。独特のルールはあるものの俳句も同じで、『意味のわからない俳句』は理解できないので、「良い」と思うことはなかなかできません。
まずは、受け取る側の立場で「ある程度意味がわかる」ように作ってみることをお勧めします。
そうすると、コメントのような長い長い説明は俳句の五七五(十七音)には入りきらない、ということに気づくのではないかと思います。

それと並行して、俳句に使う季語や助詞の勉強も多少進めた方がよいかと。
御句では「朝露」「シャワー」「草花」と、季語が三つ入っています。
その三つの季語と「私」を【に】【と】でつないでいるだけ、という俳句です。

まずは、意味がわかるように・・・
コメントからはぱっと4~5句は作れそうです。例えばという口語俳句を。

・早朝のぬるいシャワーを浴びており (シャワー:夏の季語)
・朝露はシャワーのように煌めいて (朝露:秋の季語)
・草花のどうにも生きているような (草花:秋の季語)

俳句の一句に入る情報量はこの程度です。
俳句のテクニックやルールを覚えていくと、もっといろいろ作れるようになります。
ぜひ、お続けください。

点数: 2

「間引菜の羽音重なる目覚めかな」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 間引菜の羽音重なる目覚めかな

こんばんは。

句だけではちょっと意味がわからないかもです。
「間引菜の羽音」という繋がりにも見えますし、「間引菜の目覚め」という繋がりにも見えます。

原因のうちのひとつは、季語「間引菜」、ペットのインコの「羽音」、自分の「目覚め」(早朝を意識した?)と、句の主体が省略されているのにころころ変わっていて、受け手がついていけないことかと思います。

俳句は十七音しかないので、情報はシンプルにした方がよいと思います。この句では「鸚哥」(ペットの草食の鳥)の映像が必要なので、早朝という情報は不要かと思います。

・間引菜や鸚哥の羽音重なりて

点数: 0

「秋晴れや鳶悠々と田は黄金」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋晴れや鳶悠々と田は黄金

おはようございます。

一工夫というか、まずは基本を見直したいように思います。
この句では「季語」と「五七五の接続」です。

◆「田は黄金」秋の田んぼことですね? 意図的に言い替えているのかもしれませんが、秋の田んぼの映像と季節感が強く出ていますので、冒頭の「秋晴れ」と実質的な季重なりになっています。
 映像のしっかり出ている田んぼの方を「秋の田」「稲田」などの季語に変更し、鳶の飛んでいる風景は「空」「晴れ」でよいのではないでしょうか。
 あるいは「鳶が悠々と(飛んでいる)」のがわかれば、空を見ていますし、悪天候ではないです。わざわざ「空」「晴れ」と言う必要もないかもです。

◆【秋晴れや/鳶悠々と/田は黄金】三段に切れていますね。「空」と「鳶」はつながるので、構成を変えればなんとかなりそうです。

元句をある程度生かして

・晴天を鳶悠々と田色づく

ここから、

・秋の田や鳶悠々と回りをり
・鳶高きところを飛べる稲田かな

こんな感じでしょうか。

点数: 2

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