俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1324ページ目

「動くなら雇用延長すて案山子」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 動くなら雇用延長すて案山子

こんばんは。

「取り合わせ」とは、季語と、季語と関係ない事物を組み合わせる手法です。

この句の「動くなら」は案山子のことに受け取れます。
「雇用延長」も、案山子としての働きのことに受け取れます。
ということで、一般的な「取り合わせ」ではなく、川柳寄りの一物という雰囲気で受け取りました。
(どこまで一物でどこまで取り合わせか、というのは句によりますし、人によりますが)

もし、
上五中七「動くなら雇用延長」が『案山子としての働き』のことではないとしたら、
◆案山子以外の『何が動く』のか
◆『雇用』とは何か
ここを案山子とは関係なく映像化・具体化しないと、取り合わせとは言いにくいように思います。

・捨案山子納屋の奥より錆びし鎌

捨案山子こんなに空が広いとは/黒崎かずこ

点数: 4

「秋刀魚苦し親父の小言ほど」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋刀魚苦し親父の小言ほど

こんばんは。

「焼」抜けてませんか・・?

・焼き秋刀魚苦し親父の小言ほど

これでは「腸」ではなくて「焦げ」が苦いことになってしまいました。

神野先生の句の秀逸な点は俳句の型ではなく、「春氷」の春感と「薄い」を「婚姻届け」という独創的な比喩にしたことだと思いますので、「親父の小言が苦い」という連想できる範囲の比喩を脱却したいかな・・と思いました。

・焼き秋刀魚苦し婚約指輪ほど

点数: 2

「赤み帯び月満ち輝や恐れ知る」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 赤み帯び月満ち輝や恐れ知る

こんばんは。

元句について。
俳句という短詩は、「詰め込まない方がいい」「説明しない方がいい」「多くを語りすぎない方がいい」ということが多いです。特に多くを語りたいならば、別の表現技法「随筆」「論文」「小説」「長詩」の方が向いています。
それらの「言いたいこと」をぐっとこらえて、俳句という十七音でいかに詩を作るか。で、初心者さん向けには「説明せずに風景を描写した方がいい」というのがよく言われるわけで・・

御句、満月が見えているので「輝く」は不要ですね。
「赤み帯び」というのも説明っぽいかなあ・・「月が赤い」と断定したいです。

・月赤し人は恐れを知りにけり

詩という意味で、こんなところでしょうか。

で大喜利の方です。
げば様の言うとおりで、十二音ですでに季語を語りすぎているほどなので、

・煌々と赤き満月ありにけり
ぐらいで。

ちなみに通常の私なら、季語「満月」なので「煌々と」も省略して取り合わせます。
取り合わせは、げば様の方が上手いので、そんなげば様から「馬」を拝借。

・満月は赤し蹄を洗ふ馬

点数: 1

「秋刀魚苦し親父の小言ほど」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋刀魚苦し親父の小言ほど

再訪ですどもども。

私に発想の飛躍なんてないですよう。
婚約指輪も神野先生の句の「婚姻届け」から連想できる範囲。
一部お褒め(?)いただいたところ恐縮ですが、自分の発想とはとてもとても言えません。あくまでもこちらへの「提案句」の範疇です。
私の代表句は「蜘蛛が巣を作る」とか「かたつむりつつく」とかですからねー

点数: 1

「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: オリーブの実残るグラス君去りぬ

こんばんは。

確かに「オリーブの実」に季節感がありません。風景を彩ってはいますが、単なる小道具になってしまっていると思います。
「君去りぬ」で句の答えを全てを出してしまっています。この下五を言わないことで受け手に委ねられそうなので、ここに季語を入れてみるのはどうでしょうか?

・オリーブの残るマティーニ星月夜

点数: 3

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