「赤み帯び月満ち輝や恐れ知る」の批評
回答者 イサク
こんばんは。
元句について。
俳句という短詩は、「詰め込まない方がいい」「説明しない方がいい」「多くを語りすぎない方がいい」ということが多いです。特に多くを語りたいならば、別の表現技法「随筆」「論文」「小説」「長詩」の方が向いています。
それらの「言いたいこと」をぐっとこらえて、俳句という十七音でいかに詩を作るか。で、初心者さん向けには「説明せずに風景を描写した方がいい」というのがよく言われるわけで・・
御句、満月が見えているので「輝く」は不要ですね。
「赤み帯び」というのも説明っぽいかなあ・・「月が赤い」と断定したいです。
・月赤し人は恐れを知りにけり
詩という意味で、こんなところでしょうか。
で大喜利の方です。
げば様の言うとおりで、十二音ですでに季語を語りすぎているほどなので、
・煌々と赤き満月ありにけり
ぐらいで。
ちなみに通常の私なら、季語「満月」なので「煌々と」も省略して取り合わせます。
取り合わせは、げば様の方が上手いので、そんなげば様から「馬」を拝借。
・満月は赤し蹄を洗ふ馬
点数: 1
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月が地球に最接近して、満月で赤く輝いている。
恐れを感じる。