「師の墓参同級会となりにけり」の批評
回答者 ハオニー
これが私の目にした中で一番、千日草さんが大損をした俳句です
味のある俳句に化けるんですこれは
「同級会となりにけり」では、その先生は浮かばれませんね...
「同級会となってしまった」という完了の意味ですから、渋々来たのかなとどうしても私は疑ってしまいます
仮に、何も聞かされずに墓参りに来たかつての同級生が集まって同級会となったのだと仮定します
集合時間などが決まっていたのなら、同級会となることは予想がつきますからね
つまり私の仮説は、作者自身も墓参りへは来たけど、同級会となったのは偶然だということです
師の墓へ参り奇しくも同級会
「奇(く)しくも」は偶然にも、不思議にも、という意味です
「不思議なんだけど同級会となったんだよな」という、故人を偲ぶ思いが想像出来たらいいなと思っています
私は「同級会」賛成派です
同級会は作者の感想なので、映像の描写とは違うのです
しかし人間関係を垣間見ることが出来ますから、そこを描写したのだなと私は判断したいです
点数: 1
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規模の小さい小学校。学年一クラス。三年間担任していただきました。