俳句添削道場(投句と批評)

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オリーブの実残るグラス君去りぬ

作者 未知夫  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

マティーニのグラスにオリーブの実を残したまま、君は去って行ってしまった。
私も、ひとりカウンターに残されたままだった。
懸念は、「オリーブの実」が季語として適格だろうかという点です。塩漬けのオリーブに、季節感はないのではと思いました。

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「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評

回答者 なおじい

未知夫さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。なんだか、シックなバーのカウンターの光景ですね。ムードがあります。

お尋ねの「オリーブの実」の季語については、先のお二人がコメントなさっており充分だと思いますが、私もひと言だけ。

オリーブの実は確かに秋の季語ですね。しかしこれは、木に実がなっている様子、あるいは収穫して間もない様子を詠む場合であり、御句のような塩漬けとか、あるいは缶詰のように保存食品になってしまったものは、季節感はないだろうと思いました。
まして御句に限って言えば、オリーブの実が季節を感じさせるわけではなく、飲み物がマティーニだったという設定のためですよね。
繰り返しですみません。
提案句もいいものが出ているので蛇足かもしれませんが、私も置かせてください。

・オリーブの実と残されし夜長かな

オリーブの実とともに取り残された私、というつもりでしたが「バー」の雰囲気が出てない!

・オリーブの実の残るバー天の川

「天の川」というバーみたい。
…ここまで、「オリーブの実」と「実」を入れて考えてきましたが、このシチュエーションであればオリーブと言うだけでオリーブの実のことだと想像つきますね。

・オリーブの残るグラスや月の下

なんだか、屋外で飲んでいるようですが、それもいいかも。
長々と失礼しました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

確かに「オリーブの実」に季節感がありません。風景を彩ってはいますが、単なる小道具になってしまっていると思います。
「君去りぬ」で句の答えを全てを出してしまっています。この下五を言わないことで受け手に委ねられそうなので、ここに季語を入れてみるのはどうでしょうか?

・オリーブの残るマティーニ星月夜

点数: 3

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「オリーブの実残るグラス君去りぬ」の批評

回答者 ケント

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
オリーブの実、オリーブの花。
良い題材ですね。
花は夏の季語、実は秋の季語として沢山詠まれております。しかしほとんどが2000年以降です。残念ですがまだ歳時記の中には見あたりません。俳句はまだ歳時記を基本としているようです。そう言う意味で先の方は季語を斡旋されたと思います。
添削でも提案でもありませんが私も一句。

オリーブの一人飲む酒身に沁むる

季語「身に沁む」です。
よろしくお願いいたします。

点数: 0

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添削対象の句『オリーブの実残るグラス君去りぬ』 作者: 未知夫
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