俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1392ページ目

「街頭の陰にそよぎやゑのこ草」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 街頭の陰にそよぎやゑのこ草

おはようございます。

初読では「そよぐ」の打ち間違い?と私も思いました。

ある程度他の方のコメントを見て、この句の「そよぎ」の名詞用法は損するかも?は私も思いました。
助詞「に」との相性が良くないですし、実質「ゑのこ草」一物仕立て、というのも「そよぎ」の名詞用法と相性が良くはないと思います。季語の描写というより並列っぽくなってしまうので。

実質一物仕立ての御句。「そよぎ」⇒「ゑのこ草」の語順も作為を感じさせそうなので、先に季語を出す手はあるかと思います

・街灯の陰ゑのこ草そよぎたり

点数: 3

「さざ波は汀に消えて鯊の秋」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: さざ波は汀に消えて鯊の秋

おはようございます。
感じ様はこういう路線が得意になってきたように近頃感じています。

上五中七は特に気になりませんでした。過去句との類想は探してみないとなんとも。

個人的に気になったのは、傍題季語「鯊の秋」が効いているか?という点。
五音で使える形をやむをえず置いた、という雰囲気があります。
「鯊」という季語自体との取り合わせは(近いですけど)悪くないと思うので、下五の押さえ方ですね。
「秋」は時候要素。それよりも映像や知覚要素のある三音を使いたいです。

・さざ波は汀に消えて鯊日和
・さざ波は汀に消えて鯊は跳ぶ

点数: 2

「胸踊る山車引く子らに金木犀」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 胸踊る山車引く子らに金木犀

おはようございます。

◆「山車」との季重なりの件は先に出たので省略します。
 実景なので、季重なり承知で「金木犀」を主役にする手もありますが・・

◆ロミ様の作句で、上五で一旦切れを入れるのは意識していますか?それともクセになってますか?
 この句の「胸躍る」は言わずとも・・の五音だと思いますし、上五がやや浮いているように感じます。

実景なので、季重なり承知で「金木犀」を主役にする手もありますが・・
「金木犀」を強く出すためにどうすればいいか?(季重なりをお勧めはしませんが)
という提案句です。

。金木犀流るや山車を曳く子らへ

点数: 1

「虫鳴きて虫語話せる人となり」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 虫鳴きて虫語話せる人となり

おはようございます。

先にご本人コメントより。「虫語」は気になりませんでした。
理由もほぼ鈴蘭様と一致したので省略します。

「虫語話せる人となり」が何がどんな状態?というのは気になりました。
◆「話す」という描写は、ふつうは「言葉にする」ということです。「話せる」ならば「言葉にできる」。作中主体は「虫が理解できる言葉(つまり虫の鳴き声)を口から出している」という映像でしょうか?まさか・・?
 ということで、この句の「話せる」は「理解できる」というぐらいの意味で使っているのだと思いますが、ちと説明的な使い方だと思います。その場合「虫語解する人となり」ぐらいですかね?
◆鈴蘭様の書いた通り「虫が人間になった」という意味でも捉えることは可能です。こちらの可能性は薄いと思いますが、上五「虫鳴きて」と虫を主語にして動詞を置いた形なので、後半の主語も虫であることを否定できません。

・虫の中を虫語話せるような気で

点数: 0

「小窓開け風迎へをり虫の声」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 小窓開け風迎へをり虫の声

おはようございます。

◆こま爺様から似た指摘があります。
 句の前半「小窓を開けて、風を迎えた」と冗長で説明的になっています。
 「○○して、○○して」の形は句の焦点がボケて、締まらなくなりがちです。

御句の場合、句の主役は「虫の声」。それを補佐する主な脇役として「小窓」か「風」か、どちらか片方に決めた方がよいと思いました。

・虫の声来たれり風の小窓より

点数: 0

イサクさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

初星や篝に知らぬ顔多し

回答数 : 1

投稿日時:

霜凪や飛び石次は誰が踏む

回答数 : 22

投稿日時:

行く秋やねこにフェンスのすきまあり

回答数 : 28

投稿日時:

仰ぎ見る天の方向墓参

回答数 : 47

投稿日時:

嘘つきと言はれて秋は深まれり

回答数 : 49

投稿日時:

イサクさんの添削依頼2ページ以降を見る

その他の添削依頼

たんぽぽの綿毛花束三恵子にも

作者名 翔子 回答数 : 9

投稿日時:

海底を和了った帰路や月冴ゆる

作者名 鬼胡桃 回答数 : 3

投稿日時:

松の芽や黄旗は高し横断児

作者名 弥平 回答数 : 1

投稿日時:

添削依頼をする!

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

▼添削依頼された俳句の検索

▼添削と批評(返信)の検索

ページの先頭へ

俳句添削道場の使い方。お問い合わせ

関連コンテンツ