俳句添削道場(投句と批評)

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「蒲公英やとかくこの世は風任せ」の批評

回答者 竜子

添削した俳句: 蒲公英やとかくこの世は風任せ

こま爺様 おはようございます。
お世話になります。
拙句の鉛筆のコメントありがとうございます。
新入生は真新しい使われていない新品の鉛筆を筆箱に入れている事を詠みました。
なにもかも新品なのが新入生かなと。
主観ではないと思います。
ご提案の長さ揃えては新品なのでちょっと違うかなと思います・・・・
御句
「とかくこの世はままならぬ」慣用句を変形でしょうか?
たんぽぽと風任せは近い感じがしました。(初心者の感想です)
よろしくお願いいたします。

点数: 0

「燃えるものが溢れている春愁よ」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 燃えるものが溢れている春愁よ

お世話になっております。
御句、拝読しました。以下かなりの長文ですがご容赦ください。

まず、御句が表現なさりたい事は、芸能人や政治家等の発言、web上のコメントやSNS、遠い国での戦争での戦火が炎上している事なのかもしれないと自句自解もセットなら洞察できますが、「燃えるものが」という表記ですと、単純に「物(可燃物)が増えている。もしかして作者はゴミ問題について愁いているのかもしれない」と誤読されるおそれがあります。
又、「溢れる」は「あふれる」の他に「あぶれる」とも読めますが、単語の意味が変わってしまいますので、「「もの」が「者」だとすると、やる気に燃えているのにこの人は仕事が無くなってしまって愁いているのかな」等、やはり誤読のおそれがあります。

真っ直ぐに、「炎上の多きこの世の春愁よ」と表現されても良いのではないかと思いました。

次に、拙句「ExcelのSUM、IF、ORの新社員」についてのコメントありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24709

拙句がシルバー世代の方々にとってはあまり馴染みが無いテーマを扱っているであろう事は、承知しておりました。
ですが以下のサイトをご覧くだされば一目瞭然ですが、今の時代、シルバー世代さえもパソコンの資格を取得される方がいらっしゃいます。
https://mos.odyssey-com.co.jp/voice/2022/2_1.html

拙句の景と詩情ですが、単純に4月の会社の事務仕事等の光景です。
若い新入社員の学習と成長の過程を描く点で、詩的な情緒や感動を引き立てているかもしれないと思いました。
それでも、全ての読者にとって共感し易いものであるとは限らないという点は重々理解しております。これは、俳句を読み解く上で読者は様々な視点を持つ事ができ、それが句の解釈に影響を与えるからであると、読者の洞察力や読み解き方にも依ると私は思っております。

又、2022年7月14日(木)19:00から放送されたテレビ番組『プレバト!!』の俳句コーナーで、高城れにさんの句「風呂上がり火照るばあばとアイスの実」について、俳人の夏井いつき先生は以下の様に解説されていらっしゃいます。

夏井先生:え~、これはね、あの、素直です。はい、え~素直に書いてます。
で勿体無いのはね、やっぱり風呂上がりっていうと大体火照ってるんですよね。
で「火・照・る」って言ったらもうこれで3音、ね。損している訳ですから。
本人:そっか~。
夏井先生:そうなのよ、はい。そして、「アイスの実」問題もちょっと触っておきましょう。
本来でしたら「アイスクリーム」とキチンと言うとか、「凍った菓子」と書いて「氷菓」って言うんですけども、そういう季語もあるんですが、この句の場合は「アイスの実」商品名ですね。でその商品名も、上手く使うと、映像がちゃんと見えてくる訳です。
でまあ、食べた事の無い爺さん婆さんで「アイスの実って何だ?」って言うかもしれませんけれども、そういう人は放っといていいと思います。
(しばらく会場の笑い声)
はい。で、そうなった時にこの「火・照・る」という3音を、どうするかっていう話なんですが、これも「並列」、並べる、言葉を並べるという型を使うと、結構簡単にできます。あなたが一緒に食べてたのね?
本人:はい
夏井先生:はい。そしたら、「風呂上がりばあばと私とアイスの実」ってやっても良いし、あなたのお名前は、何て仰るの?
本人:「れに」です。
夏井先生:そしたら、「ばあばとれにと」ってやったら、自分の名前を詠み込む事だってできる訳ですね。
本人:確かに~。
夏井先生:うん。あっ、ありがとう(笑)。
本人:うわっ、スゴい! ありがとうございます。
夏井先生:どう致しまして。
(録画の会話のまま引用)

今年で67歳になられるシルバー世代の夏井先生でさえ、「食べた事の無い爺さん婆さんで「アイスの実って何だ?」って言うかもしれませんけれども、そういう人は放っといていいと思います」と仰られています。

私も全く同感であり、句の構造(季語の選択、語順、文法、単語の意味、技法の効果の是非)をよく調べもせずに批評なさる方は、基本的に放置する方針です。
特に、添削句だけを書いて他に何も書かない方はミュート対象にしております。

批評するからには最低限単語の意味を調べてから行い、添削句と共に「何故そう思ったのか?」の根拠も書くのが作者に対する敬意であり、礼儀であると私は思っております。

今回の拙句を添削するのは実はとても簡単で、中七だけでExcelだと分かりますので、上五の五音を丸々別の表現に変えるだけでできます。

めいさんならどの様に添削なさいますか?

点数: 0

「少年は寡黙となりし風光る」の批評

回答者 ケント

添削した俳句: 少年は寡黙となりし風光る

高嶺さんこんばんは。
初めましてよろしくお願いします。
お孫さんのこととなると、我が子以上に心配になりますね。
私の孫もやはり中学に入ってから、無口になったように思います。自我が芽生え、自分と言うものを考えるようになるからでしょうか?
遺伝とかではなく、どこのご家庭にもある悩みかと思います。
私の孫は、高校に上がってからまた前のように、おじいちゃん!おじいちゃん!と話し掛けてくれるようになりました。
ご心配でしょうが、特に男の子の場合、誰もが通る道のように思います。
さて貴句ですが、
そんな思いに合う季語があります。

少年の無口になりて春愁ふ

季語「春愁」
読みようによっては、少年自身が愁いていると読めるかも知れませんが、それはそれで。
如何でしょうか?
お孫さん、心配は多いですが成長も楽しみですね。
よろしくお願いします。

点数: 0

「少年は寡黙となりし風光る」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 少年は寡黙となりし風光る

はじめまして。みつかづと申します。
御句とコメント、拝読しました。

俳句は字面が全てですので、作者コメントが無ければ、読者には「少年とは具体的に誰? 作者との関係はどうなの?」という謎が解決されないまま残るのが一点。

もう1つは、中七の最後に位置している過去の助動詞「き」の連体形「し」と、季語「風光る」との時制の不一致です。
「風光る」は現在形になっていますので、時制の不一致がせっかくの季語の鮮度を落としてしまっている点。

3つ目は、「寡黙」という単語の意味が誤用されている可能性について。
寡黙は「言葉数が少なくて黙りがちな事。おしゃべりでない事」を意味しますが、実は「冷静で落ち着いた性格、誠実で余計な事を言わないというニュアンスを含んだ、いい意味で使うことの多い言葉」というプラスのイメージを持っています。
思慮深く、会話の内容について無駄な事や勘違いした事などを言わない様に用心している人や、意識的に自分の世界に没頭している状態を作っている人に対して使われます。

「無口」は「寡黙」と似た意味を持ちますが、含みが違います。
具体的には、「特に思慮深くて言葉を発しないのではないという点と、必要な時には短文であってもきちんと意思表示するという点。又、普段から人に対して興味が持っていない為に話題に入れない事も多く、自分の興味のある話題に関しては口数が増えることもある」事なのです。

ですので、作者様が「お孫さんが突然の様に無口になった事は良い事である」と捉えていらっしゃるなら何も問題はありませんが、作者コメントの「無口」を拝見する限り、その様な感じには見えないかなと私は思いました。
ですが、もし作者様が「お孫さんが突然の様に無口になった事は良い事である」と捉えていらっしゃるケースも考えられますので、その場合の句をA、お孫さんが無口になった事を良いとは思われていない(又は悪いと捉えていらっしゃる)ケースをBとして、以下の様に添削句を考えてみました。

A 風光る孫の寡黙の思春期か
B 風光る無口な孫の思春期か

いかがでしょうか?
もしご返信がございましたら、以下へお願い致します。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/24615

点数: 0

「征く雲の集める星や龍天に」の批評

回答者 どきこ

添削した俳句: 征く雲の集める星や龍天に

イサク様、拙句にコメントありがとうございます😊
とても深く鑑賞していただき、嬉しいです。そしてとても勉強になりました。

「推し」はアニメのキャラクターです。
推し活の一つにぬいぐるみを作って飾るというのがありまして、(私も最近知ったのですが)既存のぬいぐるみに好きな服を作って着せるということを最近しました。
裁縫はあまり得意ではなく、ミシンも持っていないので手縫いの作業でした。
「縫い目の緩い」は初めてで慣れていない、下手だという意味です。

初めての推し活と初桜の初々しさが響き合うかな、などと思って詠みましたが、ご指摘のように「推し」という言葉はキラキラして強かったようです。

季語との取り合わせも他の候補に、「囀」がありましたが、こちらは鳥の恋が「推し」との因果になると思い止めました。
「鳥曇」なども考えましたが、これは句意が変わってしまう。
季語と中七下五が響き合うようにするのは、なかなか難しいと思っています。

御句は鳥山明氏の追悼句ですね。「ドラゴンボール」ですね。
かっこ良い句ですね。
世代でした。「アラレちゃん」も好きでした。懐かしいです。

またよろしくお願いします😊

点数: 0

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