夏深し幹天地へと立昇り
回答者 大須賀一人
添削した俳句: 秋近し枝は光に根は土に
すごく重量感の有る良い句ですね
説明を読み、私は秋の始まりよりも夏の終わりを強くイメージしたため
夏深しを使用し添削させて頂きました
「空一杯に伸びる」様子の表現に、少しでも力になれたら幸いです
点数: 5
回答者 大須賀一人
添削した俳句: 秋近し枝は光に根は土に
すごく重量感の有る良い句ですね
説明を読み、私は秋の始まりよりも夏の終わりを強くイメージしたため
夏深しを使用し添削させて頂きました
「空一杯に伸びる」様子の表現に、少しでも力になれたら幸いです
点数: 5
回答者 ハオニー
添削した俳句: 秋近し枝は光に根は土に
枝は光に根は土に、この対句表現がこの句のポイントですね
「枝が光へ伸びていく様子」、「根が土へと降りる様子」どちらをより強く描きたいのかは気になります
この語順だと、「根は土に」のイメージが最後に残ります
わたしは「枝は光に」のイメージを出したほうが得かなと思います
もうひとつ、「秋近し」は映像を持たない季語です
この季語から始めるか、映像になるところから始めるか、これもポイントです
わたしは映像からいくのが得だと思います
「に」もいいけど、方向を示す助詞「へ」を使って、勢いを出してみましょう
そうすると、手直しの句が出来上がりです
あとは元の句と比較して、作者さんの意図へ近づけるよう手直ししてみることをおすすめします
点数: 4
回答者 食山人
添削した俳句: 夕立が嬉しいときはふたりきり
まず頭に浮かんだ情景は下記でした:
古寺や夕立嬉しふたりきり
でも、原句の気持を強調しようと、次のように上五を工夫してみました。
もっと降れ夕立嬉しふたりきり
最後に、「はくう」と短縮、「や」で更に強調してみましたが如何でしょうか。
点数: 1
回答者 ハオニー
添削した俳句: あの紅葉悼む車内に色を差し
なるほど、この句の意味を聞いてそういうことなのかと理解しました
紅葉の持つ雰囲気が、重苦しくなった車内を明るく染め上げている
という詩的な表現は素敵です
問題点が2つあります
一つ目は「あの」です
作者さんと読み手の間で、「あの紅葉」で想像するものに違いが出てきます
「伝えたいこと」と「伝えきれたこと」との間に溝が生まれています
二つ目、こちらはもっと大きな問題点です
「悼む」
これは終止形と連体形が同じ「悼む」であるため、
あの紅葉 / 悼む車内に色を差し
あの紅葉悼む / 車内に色を差し
と、2通りの読み方ができるのです
車内の悼む雰囲気を出したいのか、紅葉を悼んでいるのか
ひねくれものは「紅葉を悼んでいる?」と必ず読みます
そうなると、作者さんの表現しようとしていたことは伝わりません
手直しの句は、句の説明を私なりにこしらえたものですから、あまり参考にならないかもしれません
やはりお話を全部入れることは出来ませんでした
入りきらなかったところは、短歌にしていただくとよろしいかと思います
点数: 1
回答者 ハオニー
添削した俳句: 扇風機羽を休めて涼みをり
季重なりが悪い、なんてことは一切ありません
季重なりの名句は、探せばたくさん見つかります
ただ、ものすごく失敗しやすいだけです
この句、「扇風機」「羽を休める」「涼む」と、言葉のイメージがかなり重なっていることの方が厄介です
意外性がない句だと、季重なりだからよくないという(俳句初心者~初級者の)一般論で、ダメな句と判断されやすいものです
「涼む」と「羽を休めて」という表現を信じて、「扇風機」ではないものにすると、意外性が出ます
をり、は「存在する」のほかに「座る」なんて意味があるため、かたぐるまにはふさわしくないため、切れ字「けり」に変えました
肩車の羽って何だ!?
あ、上の人の腕のことかな?
確かに、じっとしてる方が涼しいかもね
...と、読んでくれる人がいることに期待しました
(結局、季語1つしかないけれどそれは些細なこと←)
点数: 1