俳句添削道場(投句と批評)
佐々木健一さんのランク: 5段 合計点: 13

佐々木健一さんの俳句添削依頼

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鴛鴦遊ぶサイズのちがうスニーカー

回答数 : 1

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風が好きホットケーキも龍田姫

回答数 : 2

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佐々木健一さんの添削

さらば恋アイスクリームほおばりて

添削した俳句: 流れ解散ソフトクリームたべてる人も

定型にしてみました。
アイスクリームが流れると、人のつながりが流れるが、重ねられている気がしたので、ではどんな関係だったのかを思い浮かべてみました。
また、「食べてる人も」は解散の様子を遠目でながめている感じがしたので、同じ一期一会でも距離を近づいてみました。
にしてもアイスクリームの音数の長いこと。
マスクのまま他人の別れを見ていたり
(寺山修司)
のような距離感のある句だと思いました。

点数: 2

木犀の香のあるままにつつまれて

添削した俳句: 木犀のそそり立ちたるこの世かな

金木犀のご先祖様の銀木犀の樹。
香りは金木犀よりほのか。
花に鼻を近づけなければならない。
白いきれいな小さな花。
樹齢数百年の樹をながめたとき、銀木犀ではなく大けやきをながめたことがありますが、なんとなく歴史につつまれるような気分になりました。
ひらがなを多く使い、はんなりとした句にしてみました。

点数: 1

新婚の秋刀魚も皿も夫婦かな

添削した俳句: 秋刀魚皿並べて嬉し色違い

色ちがいのお皿、夫婦茶碗ならぬ夫婦皿。
嬉し、をあえていわずに。
みてみて、お皿も秋刀魚も新婚夫婦です
俳句に変換。
なんか、なごむ光景が思い浮かびますが、秋刀魚皿、はなんとなく魚皿ってなんだろうとか思ってしまったり。
嬉し色ちがい、は、二人が色がちがうのがうれしい、みたいにも思ってしまう。
色ちがいも嬉し、なら二人はどこかちがっていても、ちがっているのもいいものよ、になるんでしょうが。
作句意図によるとおそろいのお皿が嬉しいなので、秋刀魚もおそろいに見えるわ、にしてみました。

こういう俳句はなんかなごみますね。
恋心や夫婦愛の俳句も短歌に負けずにどんどん作ってみたいものですね。

点数: 2

夕星や球児の汗も煌めきて

添削した俳句: 球児らの汗も供物か夕月夜

むしろ「供物」という言葉がなかなか手強い感じがしました。
野球の神様に捧げられる学生の青春?
供物を捧げて祈願する、というより、がむしゃらに汗だくで野球に没頭している球児たち、没頭するうちに日は暮れて、月や星が……。
月か星か。「汗」は月というより星かもと思いました。

夕星や球児の汗も煌めきて

夕星(ゆうづつ)という宵の星の季語は、いかがでしょうか?

点数: 1

友ありて校庭の空に鰯雲

添削した俳句: 友だちと見上げた空は鰯雲

鰯雲、秋の季語
作句意図によると、気持ちいい秋の空への感動がある。
でも、一人で見ているわけじゃなくて、友達と同じ空を分かち合っている気持ちがあってこその気持ち良さかもしれません。

雲は湖や水たまりなどにうつりこんでいなければ、見上げているわけです。
鰯雲と書けば
「見上げた空は」の七音が省略できます。

鰯雲、友達が残りました。
「友達」も「友」とすれば二音省略できます。

鰯雲、友。

鰯雲をよく観察して鰯雲の様子だけで句を作る一物仕立てという方法もあります。

鰯雲白さは青さを奪いあい

これでは、せっかくの「友」が生かせない。

友ありて校庭の空に鰯雲

作句意図に校庭で見たとありましたので、校庭を入れてみました。

点数: 2

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