俳句添削道場(投句と批評)

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「鳥渡る今この時のこの空を」の批評

回答者 いくたドロップ

添削した俳句: 鳥渡る今この時のこの空を

こんばんは、ドロップです。

とても勢いの感じる俳句で面白いと思います!

ひとつ気になった部分は、コメントでは空には鳥が一匹も見えていないとのことですが、
「この時のこの空を」だと、空を見上げた、まさにそのときに頭上で空を鳥が飛んでいるというイメージがしました。

と思ってたら、イサク様の句が、なおじいさんのコメントに近いような気がします。

点数: 1

「天高し未だ顔知らぬ学友よ」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 天高し未だ顔知らぬ学友よ

こんばんは。

さすがにコメントの意味を全て俳句で表現するのは無茶です。
俳句とは「状況を説明するもの」ではなく、わずか十七音でそれをするのも詰め込み過ぎになるかパンクするか、なので・・・

御句の場合、「天高し」で秋の空の風景、「未だ顔知らぬ学友よ」で顔を知らない学友とは何だ?と思わせ、「病気で長期入院している学友のことを詠んでいるのかな?」などの想像は受け手ができると思います。
が、「コロナ禍でzoom受講で顔を出さない学生が多い。登校制限の方針が変わり初めて学校で対面したが、マスクで顔の下半分がわからない」という点は、俳句十七音では無理でしょうね・・・

この事実を省略しながら描写し、受け手の経験や共通意識で光景を思い描かせる、というのが俳句でできる精一杯だと思います。

・キャンバスの秋や初めて顔を見る
・学友の顔や夜長のweb受講

点数: 1

渡り鳥嫁てふ孤独はや五年

回答者 イサク

添削した俳句: 嫁という孤独5年目渡り鳥

はじめまして。こんばんは。いそぎで少しだけ。

この形は三段切れというほどには切れていません。
助詞が省略されているようにも取れるからです。

嫁という孤独(の)5年目/渡り鳥

助詞の省略は「切れ」ではないので、今後の作句でもそこは恐れず行きましょう。

とはいえリズムの面で、卓鐘様、げばげば様の提案の句が調子いいのは確かだと思います。理由は卓鐘様の説明がわかりやすそう。
また、なおじい様の「『五年目』は要るの?」という疑問も芯を捉えている感はあります。ここは作句者の思いもありますので要る要らないの正解はありません。
ご自身で作句して「一旦見直す」際には、これらの考え方はすごく参考になると思います。

助詞の省略、「五年」という単語を残す、語順の検討、という提案句を置いて去ります。(これがいい、と言っているわけではありません)

点数: 1

「秘境湖の秘密の道や渡り鳥」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 秘境湖の秘密の道や渡り鳥

ぱっと頭に浮かんだのは「大造じいさんとがん」でした。小学校の教科書に載っていたお話です。
「秘密の道」だからやっぱりそこには人がいるのではと思います。
渡り鳥が目指す水場は大造じいさんの秘密の狩り場であり、今年も残雪(がんの名前)と大造じいさんとの闘いが始まる…!といったかんじのイメージです。
何か物語の始まりのような、静かな熱気が感じられる句だと思いました。

「爺と採る…」の添削ありがとうございました。
「風船葛の種採る」でひとつの季語
そんな発想全くありませんでした。
「風船葛」を使うと「種を採る」という表現ができないと思い込んでいたので(季重なりが怖い…)、「風船葛」の方を削ってしまうという荒業に出てしまいました。
皆様からのあたたかい総ツッコミを受けて反省しきりです。
いつもありがとうございます。

点数: 1

「列島の湖鎮まりて鳥渡る」の批評

回答者 はや

添削した俳句: 列島の湖鎮まりて鳥渡る

荘厳な雰囲気の漂う句だなと思いました。
「列島の湖」から、詠み手の視点が鳥とともにあるのかなと思いました。下から見上げているのではなく、上から見下ろしているのですね。
「鎮まりて」は難しかったです…。例年なら秋の行楽シーズンで賑やかなところを、旅行もできず狭い範囲でじっとしているしかない人々の様子を表現しているのでしょうか。単に静かなだけではなく、日本全体が気落ちしているというか、活気がなくなっているようなイメージを持ちました。
そしてそれを鳥の視点から眺めている…という、それこそ神のような視点を感じました。

これからの季節は鳥の観察が楽しくなりますね。小鳥も可愛くて好きですが、私は水鳥も好きです。子育て中なので家の周りの鳥しか観察できませんが、スズメとかキジバトとかよくいる鳥でも見ているととっても楽しいです。

「爺と採る…」の添削ありがとうございました。
風船葛はやはり削ってはいけない大事な季語だったのですね。勉強になります。
「孫俳句」よく耳にしますが、一概に「孫」をタブーとするのは違うということですね。言葉だけで決めつけずに、それぞれの句の味わいをしっかり鑑賞できるようになりたいと思いました。

点数: 0

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