「列島の湖鎮まりて鳥渡る」の批評
回答者 はや
添削した俳句: 列島の湖鎮まりて鳥渡る
荘厳な雰囲気の漂う句だなと思いました。
「列島の湖」から、詠み手の視点が鳥とともにあるのかなと思いました。下から見上げているのではなく、上から見下ろしているのですね。
「鎮まりて」は難しかったです…。例年なら秋の行楽シーズンで賑やかなところを、旅行もできず狭い範囲でじっとしているしかない人々の様子を表現しているのでしょうか。単に静かなだけではなく、日本全体が気落ちしているというか、活気がなくなっているようなイメージを持ちました。
そしてそれを鳥の視点から眺めている…という、それこそ神のような視点を感じました。
これからの季節は鳥の観察が楽しくなりますね。小鳥も可愛くて好きですが、私は水鳥も好きです。子育て中なので家の周りの鳥しか観察できませんが、スズメとかキジバトとかよくいる鳥でも見ているととっても楽しいです。
「爺と採る…」の添削ありがとうございました。
風船葛はやはり削ってはいけない大事な季語だったのですね。勉強になります。
「孫俳句」よく耳にしますが、一概に「孫」をタブーとするのは違うということですね。言葉だけで決めつけずに、それぞれの句の味わいをしっかり鑑賞できるようになりたいと思いました。
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