寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信
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寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評(元記事)
執筆お疲れさまでした。
銀鈴が同期とコオロギ賭博をやっているところまで読みました。
すみませんが、9月末まで予定が入っているので、これ以上はお手伝いできなくて申し訳ないです。
序でさらっと後宮の説明があったのは良かったです。よくある寵愛を競う後宮ではないことがすぐに伝わりました。
前作のあらすじにも触れてあったので、そこも親切で良かったと思いました。
衣装の説明があったので、昔風なデザインだと伝わって良かったです。
魔法的な能力もあると、世界観が早々に伝わっていて良かったです。
特に読みづらい文章はなかったと思います。
気になる点は、他の方とほとんどかぶってますね。
・場所が「後宮」だけの説明で、どんな雰囲気の建物なのか触れていなかったです。
「全寮制の女性だけの劇団、そして女性官吏の独身者寮である」とあるので、昔からある中華風の後宮と同じイメージではなく、現代風の建物を読み手に想像される可能性もあると思いました。
・後宮内のとある空き部屋で、氷風扇を回す意味が分かりませんでした。
暑かったんでしょうか? それともコオロギ賭博で必要な行為だったんでしょうか?
暑いなら、建物と一緒に描写(瓦が強い日差しを照り返している、など)や、「冷たい風を送ってくれる」だけではなく「蒸し暑い空気が薄まる」などが書かれていても良かった気がしました。
「夏向きの麻地」と衣装の説明があり、季節が夏だとここに書かれていますが、直前で登場人物の説明が三人一斉で覚えにくかったのもあり、頭の中で印象に残りにくかったです。
・「三人の少女が、卓に置かれた桶を囲んでいた。」とあり、三人の説明が区別なく同じように書かれていますが、誰が主人公なのか分かりづらかったです。
「銀鈴がいて、同期二人と遊んでいる」みたいにもっと主人公の銀鈴をメインに書かれた方が分かりやすかった気がしました。
・「これで五連敗だわ。」「ほんと銀鈴は、人徳があるわよね。虫にも好かれるんだから」
他の人も無邪気の人徳のことを知っているんですよね。また、日本円で一万円ぐらい負けていたら、ギスギスする人もいるかなって思いました。
「団体戦なんだから、二人もしっかりね」の言い方も、上司から部下に対する言い方のように感じます。
でも、同期の人たちはズルイと彼女を責めもせず、銀鈴の能力を知りつつ、たまに「銀后さま」と持ち上げるので、申し訳ないんですが「友人」ではなく「とりまき」や「配下」みたいに感じてしまって、主人公の銀鈴が魅力的に見えづらくなっていました。
また、同期の年齢が18歳、16歳と、14歳の銀鈴よりも上なのは、理由があるんでしょうか?
歳があまり離れてなくて同じほうが、友だちっぽい気がしました。
あくまで私ならですが、序盤で主人公に五連勝はさせず、むしろ負けさせるかなって思いました。負けてもギスギスしない主人公のほうが良い人に見えそうです。
また、同期の人は主人公の無邪気の人徳の件は知らない方がいいと思いました。知らないで付き合い続けたほうが、彼女の中身を気に入って付き合っているように見えるからです。
あと、コオロギに無条件に好かれるのも「魅了」みたいに感じられる原因になっている気がしました。
「相手を警戒させない」くらいの描かれ方のほうが、「魅了」には見えづらいかなって思いました。
それか、魅了的な能力でも、主人公のドジや能天気さによって(ゴールではなくスタート地点に主人公がいて、コオロギが戻ってくるなど)、賭博のように明らかな得をしないほうがいいので?とも思いました。
儲けちゃうと、無邪気ではなく、意図的に感じられる恐れがあると思ったので…。
色々と気になる点を書きましたが、あくまで個人の意見なので、合わなければ流してくださいね。
ではでは、失礼しました。
寿国演義 無邪気皇后銀鈴、茶番で投獄されるのことの批評の返信
スレ主 ドラコン 投稿日時: : 0
>ふじたにかなめさん
ドラコンです。お忙しいところ、わがままにお付き合いくださり、ありがとうございます。
この「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」の項は、正直めんどくさくなって、事務的に書いた場面です。書きたい場面を書いて、「書きたい衝動」がある程度収まっていましたので。順不同で、書きたい場面から書いたこともあり、この項はさっさと終わらせて、銀鈴の取り調べ、牢屋、裁判の場面につなげたかったんです。
氷風扇は、「家電置き換えの魔法道具」があることを示すのが目的です。ここで、何かしろの魔法道具を使っておかないと、後の場面で魔法道具が出てきても「唐突」と感じるか? と考えましたので。ですので、灯でも良かったかな? と考え直してもいます。なお、灯は別の場面でちらっと出てきます。
建物関係の描写は後の場面でやっています。「●銀鈴、賭けコオロギ相撲に興じるのこと」は、冒頭も冒頭なので、登場人物の紹介をした上に、建物までくどくど書くと情報過多になるかな? とここでは省きました。
「銀鈴、茶番裁判に付き合うのこと」での裁判は、儀式を行う宮殿でやっています。この項の冒頭で、後宮の建物について書いています。
ほかには、牢屋の庭掃除の場面の「●銀鈴、労役に服するのこと」や、ネタばらしの「●銀鈴、皇后宮へ戻り、ブチギレるのこと」、オマケの「●銀鈴、ご褒美に温泉旅行に連れて行ってもらうのこと」でも、建物描写はあります。
コオロギ賭博も、もっと資料があればアイデアも出たかもしれませんね。手元の中国史本では、「コオロギ賭博が流行っていた」程度しか書いていませんでした。
侍女二人も、後の場面では、銀鈴に遠慮なく酷いことをやっています。作中劇『梨妙音伝』(プロット段階での仮題『新人女官伝』)で、銀鈴が虐められる場面では、二人とも遠慮なく銀鈴を虐めています。ついでに、『梨妙音伝』の台本も、侍女の案で銀鈴虐めが過激になっています。
執筆体力のなさを痛感しています。書きたい場面を書いてしまうと、急に執筆意欲が低下しました。何とか「完成」の体裁を整えるので、精一杯でした。
推敲も、誤字・脱字の発見と、若干の表現修正がせいぜいで、大幅な内容変更までは、とても手が回りませんでした。