どうもこんにちは。
先日は拙作の批評をして戴きありがとう御座います。
真摯な助言に評価までしてくださり、感謝の念に堪えません。
そのお返しというわけではありませんが、
アナタの作品に興味を持ったので読ませて戴きました。
以下感想です↓
まず、プロローグまでを読ませて戴きました。
「欠点の指摘歓迎! 」という事なので、
『自分のコトを棚上げしまくって』率直に感想を述べさせて戴きます。
まず、冒頭からの流れでストーリーに引き込まれる要素がありませんでした。
「異世界転移」まではテンプレ通り、その後の流れも通常運行、
唯一動きがあったのは、主人公がメインキャラ(読者が感情移入し易い)以外の
別の人物に恋心を抱いているという、所謂「三角関係モノ」を
想起させられる点ですが、その人物は影も形もなく、
そのまま「異世界転移」してしまうので肩透かしというか
読者が置いてけぼりになってしまう点は否めません。
更に「三角関係モノ」は毛嫌いする読者もいるので(ワタシですがw)
最初からかなり「動き」を出して読者の興味を引かないと
ストーリー的に飽きられてしまうと想います。
次に、セリフが「直接的」というか、「説明文」のようになってしまっている部分も
かなり気になりました。例として、↓
「ああ…さて、あの女を…どう騙し、生贄とするかだがな…。」
「解り易過ぎます」上記のセリフは一国の『王』の言葉、
仮にも一国家の頭首なのですから、「忖度」ではありませんが、
もっと言外に「含み」を持たせる、権力者としての面子(プライド)も
ありますから、己の「悪事」を剥き出しにするような言動は避ける筈です。
(誰が聞いているか解らない+横暴な権力者は己の悪事を「正義」だと想っている
某国の大統領のように)
ソレがより「顕著」なのは、主人公と龍神の「契約」のシーンですが、
ヤられてる龍神が自分のダメージを全部「説明」してしまってますよね?
如何な窮地に追い込まれていたとしても、コレは通常在り得ません。
無論ここは作者の「設定」を披露する重要な場面なのは解りますが、
だからこそストーリーの流れでより「自然」に見せる「工夫」が
必要になってきます。
それとやはり気になるのが、↓
「そんな事言っても…ヒクッ…こんな姿じゃ…ヒクッ…好きな人に…ヒクッ…告れないじゃないのよーー…うわぁぁぁーん…ヒクッ…グスン……。」
『擬声語』が多過ぎます。
『擬声語』は感情を表すのに便利なので多用したいのは解るのですが、
『使い過ぎる』と一気に描写が安っぽくなり
主人公の精神年齢も下がってしまいます。
「悲しみ」を表現出来るのは「セリフ」だけではない、
仕草、雰囲気、周囲の反応、「心情」を「多角的」に表現できるのが
小説の「強み」なので、是非ともそのアドバンテージを活かしましょう。
(いつまでもマンガに負けてたまるか!ヽ(`Д´)ノ)
以上、長々語ってしまいましたが、文体は丁寧でサラサラとしており、
女性(ですよね?)らしい柔らかな印象を受けました。
ですが 「…。」←等、通常の小説のセオリーとは違う表現がありますので、
もう一度「基本」と己の「文体」を照らし合わせてみると良いと想います。
(「その上で」敢えて崩すのは一向に構いません)
まぁ所詮は「捻くれ者」の言葉、頭の端にでも置いてくだされば
それで充分だと想います。
「小説家になろう」では受け易い文体だと想います。
『読み易さ』というのは、簡単なようで実は一番強い「武器」なのですから。
アナタの真摯な批評に礼を失さないように、
敢えて心を鬼にして批判させて戴きました。
いまデスク・トップの前は涙の洪水です(←ウソツケ!)
それではお互い創作活動を頑張りましょう。
さようなら。(≧▽≦)ノシ