小説のプロット相談掲示板

ラ研の無惨さんの返信一覧。最新の投稿順4ページ目

元記事:死を呼ぶ可憐な花

●等級

冒険者の等級でランクが高いほど難易度の高い任務を受注できるようになる。
段階としては金剛・白金・金・銀・鋼・青銅となる。
勇者パーティーは脱退した主人公を除いた全員が最高級の金剛である。
魔女の玉座攻略作戦参加前の主人公は鋼で、いわゆる二階級特進で金に昇格した。

●魔女の玉座攻略作戦

後に主人公と勇者が引き合うきっかけとなる、本編開始前に行われていた作戦。
魔女の玉座と呼ばれる山に住み着いた邪龍を討伐するためにギルドが立案した。
周辺の魔物が邪龍の下に合流することを阻止するために主人公をはじめとした多くの冒険者が投入された

設定の参考になったのはモンスターハンターダブルクロスの集会場ラスボスとの戦い。
ラスボスの下にモンスターが合流してしまうことを防ぐために近隣地域に複数パーティーを派遣し狩猟環境を人為的に安定させなければならなかったという背景ストーリーが参考になった。

なお完全に余談だが冒頭で銀等級のパーティーが言うセリフである「自分よりランクが上なのに弱い」というのは実際に私がこのゲームをやっている時パーティーメンバーに言われた暴言が元である。

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 投稿日時:

すみません、作者コメントを書き忘れました。

どうも皆様こんにちは。
先日「実はざまあは短編向き説」なるスレッドを立てた者です。
プロットの現物を作ってみたので色々気軽にコメントしてほしいです。
よろしくお願いします。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:死を呼ぶ可憐な花の返信

物語の目的(その物語で語りたい事)がはっきりしていてシンプルなので、それを楽しむ物語として面白いだろうと思います。
主人公が立ち直る物語を追放系のテンプレに合わせて整形したという印象。

よくある追放系では、だいたいこの場合「勇者パーティー」を悪役にするもので、追放された主人公は新しく得た仲間と上手くやって、勇者一行は失敗続きで実は主人公が縁の下で頑張ってたおかげで成功してただけと知って主人公に逆恨みする、という感じだと思うけど、
御作では「勇者パーティー」は「勇者」として据え置いて、悪役に専用の「銀等級」を用意しているので、従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。
序盤は「勇者」が嫌な奴に見えるけど、終盤では実はそれは主人公の早合点で誤解だった、やっぱ勇者はいいヤツだった(?)、となるので……、
うーん。
これは、どうなんだろ。「やっぱ勇者はいいヤツだった」は、そこまで書かれてはいないし、私の深読みしすぎかな? 作者的にそんなつもりはないんかな。
まあ、そういう変化の一つを演出していると仮定して回答すると、
勇者は結局のとこいいヤツっぽいけど「スキルの性質が自分らと合わないから合うとこ見繕ったぞ」って勝手なことしてるだけなので、もうちょい 主人公のことを想って という人情がほしいかなと思った。
例えば勇者パーティーから追放される直前の戦闘で、主人公があと一歩で死んでいたって感じの目にあって怪我は軽傷で済んだけど、勇者は心配になった、とか。
でもそれは前述した演出を考えると序盤でこういう勇者の優しさは書けないから、構成やらが難しいね。

うーん……
>銀等級のパーティー
>彼らが主人公をクビにするのが物語の冒頭であり
とあるから、やっぱ勇者の印象の変化は予定してない感じか。銀等級が主人公をクビにする冒頭から始めるとテンプレ通り最初から銀等級にヘイトが向かう構成になるし。

そうすると、「勇者パーティーをクビになって、編入先の銀等級をもクビになった」という状況説明が若干複雑になってしまうんじゃないかなーと思う。
冒頭だから、「銀等級をクビ」になった時点で読者は「勇者パーティーをクビになった過去」ってことを知らないし、それは地の文やセリフ会話で説明されるものと思うけど、説明できるだけがせいぜいだから、銀等級をクビになったあとすぐに回想か偶然かで勇者パーティーを出さないと状況の描写がしにくい。
けど、銀等級を出したあとすぐに勇者パーティーを出してしまうと、キャラを一気に出しすぎで読者が付いてこれないような気もする。
冒険者の等級の説明もしなきゃらならんし、魔女の玉座の戦闘も説明せにゃならんし、序盤にかなり詰め込んでしまうと思うかな。

個人的にはあまり色気出さず時系列順に頭からやったほうがいい気がする。
少なくとも あらすじ に書いてある順番での展開はわかりやすかった。
ただ、おそらくスレ主さんも同じ懸念を持つだろうけど、時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。

あと気になったのは、駆け出しの冒険者と臨時パーティーを組むところ。
というか、正確には主人公がスキルを顕現させて無双したというだけで自信を取り戻してるところ。
結局強さが主人公の自信に繋がるなら、雑魚専門とはいえ魔女の玉座で雑魚を一手に引き受けてる実績があるのだから、スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから、
この主人公の自信喪失に対して、熱意だけで技術も経験もない駆け出し冒険者はかなり重要なポジションだと思う。
「仲間ってこういうものだろ」と、現実を知らず理想だけの綺麗事だけど、そういうのが主人公のすさんだ気持ちを洗ってくれるんじゃないかな、と。
2つの有名パーティーをクビになったって事実を知ってる駆け出し冒険者が主人公をディスったりして反目してるんだけど、そんなヤツが主人公を庇って重症を負ったりして、「彼は現実を知らないんじゃない、私が理想を忘れてたんだ」と気がついたりしてさ。
スキルが顕現したことで強さを手に入れて自信を取り戻すって展開だと、これって結局強さを求めて強敵と戦うことで自信を持ってる勇者と、同じとは言わんけど似通ってないかな。強敵と雑魚専とで方向性が違うと強弁できるけど、結局「強さ」か、って話じゃん?
スキルが開花して無双して強さを手に入れたってのは、自信を取り戻したついでの活躍でいいんじゃないかな。
なので、臨時パーティーのとこのエピソードはもうちょい作り込んだほうが良いと思う。

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信の返信)

スレ主 ラ研の無惨 : 1 投稿日時:

サタン様、いつもお世話になっております。
今回もありがとうございます。
私事により返信が大変遅くなり申し訳ございません。

>従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。

ここは先日「あなたにしか書けないものを書いてほしい」という大野さんのお願いを反映するために一生懸命考えたオリジナリティ要素です。
ただ他の方のものも含めて意見を伺っている限りだと諸刃の剣になりえる箇所であるとも思っています。
その一番の理由はサタン様が指摘された『状況説明が複雑になってしまう』という箇所です。

勇者にヘイトを向かせないこと自体に問題はないのですが、その状況を作るために必要な設定と背景ストーリーが多いのですよね。
状況説明を複雑にする最大の原因は、自分では魔女の玉座攻略作戦だと思っています。
しかしこの作戦は後の描写に明確につながっていくため削ることはできません。状況説明の問題点を承知した上で、それを可能な限り緩和できるような使い方を考えなければなりません。

「駆けだしパーティーは主人公のことを邪竜と戦った英雄の一人と思っているけど、実際は後方支援に回っていただけと主人公自身が明かす(そしてメンバーから露骨にガッカリされる)」などの工夫をして、魔女の玉座の説明を後回しにしても問題がないような演出が必要と思っています。
自分では魔女の玉座は冒頭で説明しないといけないほど大事な設定とは思っていないので、プロットの原型をあまり作り替えずに改善するなら後回しにするのが妥当と思っています。
(等級や勇者パーティー在籍は導入から説明したい)(魔女の玉座はそれらとリンクしている部分が多いので設定自体を削るわけにはいかないが、後回しにはできる)

説明しないといけない設定が多いのは短編小説としては大いに問題ですが、ここは必要に応じて中編に近い分量で執筆するなどの方法を取ります。
中編くらいならこの設定量でも捌けるとは思います。ここは後に来られた大野さんもご指摘する通りですね。

>時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。

そうですね。そこは私も気が付いていました。
このプロット本文自体は「銀等級をクビになる」からスタートしましたけど、私は当初から妥協案ラインして「勇者パーティーをクビになり銀等級に編入される」からスタートでもいいとも思っていました。
まあその場合でも「銀等級との冒険の様子をダイジェスト気味に済ませて可能な限り早く二度目のクビに持っていく」くらいで考えていたんですけどね(汗)
(ちなみに魔女の玉座はその気になればこれだけで中編以上の話が書けると思うので全カット確定です)

>スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
>勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから

このストーリーラインだと一番大事なところなのに、仮プロットでは一番あっさり仕上げちゃいましたね。そこは反省しています(汗)
そのくせして魔女の玉座みたいな『冒頭ストーリーに厚みを持たせているけど、メイン要素の主人公の再起を語る際にはあまり重要ではない設定』を作り込む辺りが、実に私らしいプロットですね(汗)
まあ今回は現物を作る前に気が付くことができたから良かったです。

>タイトルがダサい。
>おそらく仮題だろうなとは思うが

はい。こちらは仮題になります。投稿直前に「そう言えばタイトル考えてなかった。でもなろう長文タイトルは嫌だな」と思いながら即興で作ったものです。
しかし日にちが経った今は「もっといいのが作れただろ」と自分でも思っています。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:死を呼ぶ可憐な花の返信の返信

サタン様、いつもお世話になっております。
今回もありがとうございます。
私事により返信が大変遅くなり申し訳ございません。

>従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。

ここは先日「あなたにしか書けないものを書いてほしい」という大野さんのお願いを反映するために一生懸命考えたオリジナリティ要素です。
ただ他の方のものも含めて意見を伺っている限りだと諸刃の剣になりえる箇所であるとも思っています。
その一番の理由はサタン様が指摘された『状況説明が複雑になってしまう』という箇所です。

勇者にヘイトを向かせないこと自体に問題はないのですが、その状況を作るために必要な設定と背景ストーリーが多いのですよね。
状況説明を複雑にする最大の原因は、自分では魔女の玉座攻略作戦だと思っています。
しかしこの作戦は後の描写に明確につながっていくため削ることはできません。状況説明の問題点を承知した上で、それを可能な限り緩和できるような使い方を考えなければなりません。

「駆けだしパーティーは主人公のことを邪竜と戦った英雄の一人と思っているけど、実際は後方支援に回っていただけと主人公自身が明かす(そしてメンバーから露骨にガッカリされる)」などの工夫をして、魔女の玉座の説明を後回しにしても問題がないような演出が必要と思っています。
自分では魔女の玉座は冒頭で説明しないといけないほど大事な設定とは思っていないので、プロットの原型をあまり作り替えずに改善するなら後回しにするのが妥当と思っています。
(等級や勇者パーティー在籍は導入から説明したい)(魔女の玉座はそれらとリンクしている部分が多いので設定自体を削るわけにはいかないが、後回しにはできる)

説明しないといけない設定が多いのは短編小説としては大いに問題ですが、ここは必要に応じて中編に近い分量で執筆するなどの方法を取ります。
中編くらいならこの設定量でも捌けるとは思います。ここは後に来られた大野さんもご指摘する通りですね。

>時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。

そうですね。そこは私も気が付いていました。
このプロット本文自体は「銀等級をクビになる」からスタートしましたけど、私は当初から妥協案ラインして「勇者パーティーをクビになり銀等級に編入される」からスタートでもいいとも思っていました。
まあその場合でも「銀等級との冒険の様子をダイジェスト気味に済ませて可能な限り早く二度目のクビに持っていく」くらいで考えていたんですけどね(汗)
(ちなみに魔女の玉座はその気になればこれだけで中編以上の話が書けると思うので全カット確定です)

>スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
>勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから

このストーリーラインだと一番大事なところなのに、仮プロットでは一番あっさり仕上げちゃいましたね。そこは反省しています(汗)
そのくせして魔女の玉座みたいな『冒頭ストーリーに厚みを持たせているけど、メイン要素の主人公の再起を語る際にはあまり重要ではない設定』を作り込む辺りが、実に私らしいプロットですね(汗)
まあ今回は現物を作る前に気が付くことができたから良かったです。

>タイトルがダサい。
>おそらく仮題だろうなとは思うが

はい。こちらは仮題になります。投稿直前に「そう言えばタイトル考えてなかった。でもなろう長文タイトルは嫌だな」と思いながら即興で作ったものです。
しかし日にちが経った今は「もっといいのが作れただろ」と自分でも思っています。

上記の返信(サタン様に追記です)

スレ主 ラ研の無惨 : 1 投稿日時:

すみません。タイトルがダサイという箇所に関して、この作品と直接関係ない質問をさせてください。
先日文法のスレッドにて「セリフが臭い」と素直に答えて下さったサタン様に、これまで私が作ってきたタイトルや造語の数々のセンスをチェックしてほしいです。

●緋眼の人狼誕生
●スパイダーアビス
●愛されなかった勇者
●13日のプレミアムフライデー
●白薔薇の甘い毒
●厄災の骸
●秘密基地、陥落
●シンセティックシューター

いずれも短編小説のタイトルです。
有名洋画のパロディである『13日のプレミアムフライデー』は極端にひどいものではないと思っていますが、シンプルなタイトルばかりで読者をひきつけられているか不安です。

●呪血魔法
●サングィスカレーナ
●ヴェルヒッフソム

自作に出てくるあるヴァンパイアの一族が使う魔法です。
呪血魔法は系統の名称で、後者二つが魔法の名称です。
サングィスカレーナは血で作り出された鎖を操る魔法で、名前の意味はラテン語で血の鎖という意味です。
ヴェルヒッフソムは毒の濁流を発生させる魔法で、ヴェルヒッフがオランダ語、ソムがアラビア語で毒を意味する単語です。

●デミスタジアム

シンセティックシューターという作品に出てくる設定です。
いわゆるVRシミュレーターのようなものと思ってください。

●パープルイワシ
●アギトスズキ

異世界ファンタジーの長編作中で釣りのシーンに名前が出てくるお魚です。
元々はただのイワシとスズキでしたが「せっかくのファンタジーなんだから異世界感のある固有名をつけてよ」と要望があったため、頑張って考えました。
ちなみにイワシの方は女房言葉でむらさきというからという理由で名づけました。スズキの方は単純に口が大きい魚だからという理由でアギトです。

●ファフナーの牙

今年完結させた長編の主人公が中盤に入手する魔剣です。
北欧神話の龍を名前の由来としています。実際に龍の牙から作りだしたという設定ではないですが……

●ピーチロード商会
●三獣将 狂犬、暴猿、妖雉

先述の長編に登場する敵組織とその幹部で、名前の由来は桃太郎です。

●ジャンダル級竜騎士空母
●ジルレー級護衛戦艦

先述のピーチロード商会が建造していた軍艦です。
名前の由来はフランスの英雄ジャンヌ・ダルクとそれに関わりのあるジル・ド・レェです。
名前を決める際海外の軍艦の命名規則を調べたのですが、なかなか良い名称が思い付かない日々が続いていました。
その際商会が所属している国家がフランス語をベースに地名を作っている国にしていたので「フランスの英雄から名前をあやかろう」ということになったのですが、ジャンヌ・ダルクくらいしか思い付来ませんでした……
そのおかげでジルレー級は悩むことなくすぐ決まりましたけどね(汗)

完全に余談ですが、この二種の軍艦は焼夷弾による破壊工作により建造中にドックごと爆破されました。ジャンヌ・ダルクからあやかった軍艦が火刑を想起させる爆弾テロで失われるのはすごく申し訳ないことをしたなと思っています。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:死を呼ぶ可憐な花の返信

えーと、とりあえず確認なのですが、これは短編の予定なのでしょうか?
だとしたら少々、表に出さなければ話が繋がらない設定が多い気がします。特に、短編として構築するなら、勇者パーティーをクビにされる件は蛇足に思えます。単純に勇者は、『斡旋者』として優良物件を紹介する人物に側面を絞ってしまっても良いと思います。
その上で気になる部分は幾つかあります。
1 冒険者ギルドが存在するのに不当なネガキャンが通るのはおかしいかと思います。ギルドが認定している以上、ある程度の実力は保障されていることになるので、その状況でギルドの認定すらも侮辱するネガティブキャンペーンがあっさり通るのは異様にすら思えます。
2 結局、何故主人公が傷ついているのかがよく分からないです。主人公から見た場合、銀等級から追い出された状況は『馬鹿が馬鹿を繰り返した挙句、忠告した自分の所為にした』ですので、『清正した』とかになりそうに思います。
3 ギルド側は主人公が雑魚を継続的に狩り続けるのを得意にしていることを知っている以上、その方向の仕事を主に渡すようにしそうに思います。また、主人公も自分の得意分野はある程度アピールする様に思います。
4 訓練校出身者がそこまで血気盛んになるとしたら、その訓練校は教育がまともに出来ていないということになります。だとしたら、その学校が建てられた初期にはそういうことがあっても、すぐに改められるんじゃないかと思います
5 勇者が斡旋したパーティーが主人公と絶望的に折り合わせが悪いというのもよく分かりません。勇者は何を思って斡旋したのでしょうか?

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信の返信)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 投稿日時:

silica様、初めまして。感想ありがとうございます。

>ギルドが存在するのに不当なネガキャンが通るのはおかしい
>ギルドの認定すらも侮辱するネガティブキャンペーンがあっさり通るのは異様にすら思えます。

ここですか。確かにそういう事態が起きたらギルドは確実に「デマを流すな(信じるな)」などの注意喚起をするでしょうね。
所属する他の冒険者がそのネガキャンを信じるかどうかは完全に個人の自由だから、全員が信じないとは断言できませんけど、これで窓際族になるのはあまり起こりえないかもしれません。
まあ銀等級の方は注意喚起をしたらそれはそれで「デタラメな基準であいつを金に昇格させた」だとか言ってギルド相手にもケンカを売る逆ギレムーブに出る可能性はあると思います。彼らが過激化していけば信じる者も増えるかもしれません。(まあそうなるより先にギルドから除名されると思いますけど)

>ギルド側は主人公が雑魚を継続的に狩り続けるのを得意にしていることを知っている以上、その方向の仕事を主に渡すようにしそうに思います。

先述の窓際族になるのはおかしい、というのはここにも当てはまると思いますね。
銀等級のパーティーに在籍していた頃の主人公はリーダーではないので、リーダーが高難易度行きたいと主張していて、他のメンバーもそれに賛同していたら嫌々行くしかないですが、ソロの仕事には困らないはずです。ここは修正します。ごめんなさい。

>結局、何故主人公が傷ついているのかがよく分からないです。

ここは頂いた苦情の中では賛同できない箇所でした。
望まぬ高難易度に無理矢理行かされて肉体的に酷使されているから、傷つくのは充分妥当と思います。
(ただ銀等級のパーティーが主人公を適性のない任務に連れ出すのをギルドが黙ってみていたのなら、主人公を金にしてしまったために怖い思いをさせたギルドにも責任があると言えるので、先述の苦情と合わせて考えたらここも調整しなおした方がいいのかもしれません)

>訓練校は教育がまともに出来ていないということになります。

正直な感想ありがとうございます。
先の方の感想から、駆けだしパーティーの設定は作り直すことが確定しているため、この指摘も併せて活用させていただきます。

>勇者が斡旋したパーティーが主人公と絶望的に折り合わせが悪いというのもよく分かりません。勇者は何を思って斡旋したのでしょうか?

ここも理由付けが不十分でしたね。プロットの段階で気づくことができてよかったです。

>勇者パーティーをクビにされる件は蛇足に思えます。

こちらも残念ながら賛同できません。
彼らの描写を削るとオリジナリティのないただのテンプレになるため無理です。
(詳細はサタン様のレス及び私の返信を参照してください)

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:死を呼ぶ可憐な花の返信

 大野です。家に戻ってPCで作業できるようになったんで、細かめの意見をば。

 まずプロット、っていうかあらすじの総評としては、『目的と、目的達成までの流れが非常にコンパクトにまとめられている』ため、非常に良いと思います。

 一方で、キャラクター作りや設定面では、いくつかの疑問や、カタルシス・展開的に弱いと感じる部分がありました。

 一番大きい部分としては、主人公の『弱気』と言う設定ですね。
 ざまあモノと言うのは、主人公が復讐心を滾らせ、そこに読者が共感するからこそ、ざまあ達成時の満足感・爽快感が大きくなるのではないでしょうか。

 俺の見る限りではありますが、今回の主人公の『弱気』と言うのには『芯がちゃんとあるが控えめな性格』というタイプの物ではなく、『惰弱に状況に流され、思っていることがあっても大事な時に口に出来ず状況あを悪化させる』という主人公らしからなぬマイナス要素の強い『弱気』に見えました。

 どうしてそう感じたか、と言う部分について言うならば、以下のような感じ。
 『雑魚狩りが得意』『不要な戦いを避けて』辺りの能力面が『楽な方に流されている』。これは、性格が違えば全然見え方が変わる要素だと思います。
 それから、『銀等級パーティ移行後に「不可能な高難易度クエスト」への挑戦を止めるように言わなかった事』『戦闘面でのフォローの際、雑魚狩り・立ち回りで足止めする方向ではなく、アイテム等の後方支援に回ってる事』などから、『正しい事を考えていても、口には出来ない意志の弱さ』を感じます。
 また、『ざまあモノ』でありながら『復讐してやろう/見返してやろう』ではなく、『故郷に帰ろう』と即座に考える打たれ弱さも、主人公としては好感を持ちにくいです。
 また、最終盤における『ざまあ』の決定的な台詞を突き付ける役目を勇者が背負っているのも頂けないと感じます。勇者を悪者にしないこと自体は良いのですが、役回しはもう少し変えた方が良いかなぁ、と。

 あと、武器的にモロ前衛職ですよね。性格的に、(少なくとも対人面では)肝が据わっていないように見えるから、ちゃんとできるのか不安。

 勇者パーティー・銀等級パーティーはそのまんまでも良いかなぁ。
 ただし、設定と制作経緯を見るに魔法使い系のキャラの出番が無さそうに見えるんだよなぁ。モンハン・SAO系の『近接職+弓』くらいの戦闘バランスにして攻めてもいいし、或いはこの状況から『やっぱ魔法職投入しまーす!』って言ってもらっても良いんだけど、そこら辺の世界観はしっかり作りこんでおいた方が(モンスターとの戦の戦術的に)読みごたえ要素になると思う。

 もう一つ言うのであれば、全体的に『悪役の悪意が弱い』です。勇者君はなんだかんだイイ子だし、銀等級も無謀かつ無責任なバカではあるが、『悪意』が無い。
 悪役の嫉妬心とか、或いは『主人公を虐めて楽しもう』みたいな意思がハッキリと見えれば、より『ざまあ』のカタルシスが上がると思う。

 以下。『俺が作るなら』案。
 まず、短編をやめて中~長編にします。これは俺が長編しか書いたことないせいなので、気にしないで。

 設定変更。
 主人公:弱気っつーより、偏屈&コミュ障キャラに。勇者君とは仲が良いんだけど、他のメンバーとの折り合いがつかなくなってクビにされる。
 銀等級:前々から主人公の事を『大した実力もないのに、たまたま運よく金等級になった』『自分達の方が勇者の仲間にふさわしいのに……!』と見下し、嫉妬していた過激派かつ自己中な勇者シンパであり、勇者からのパーティ斡旋も、『主人公に嫌がらせをするため』に自ら引き受けたものだった。
 勇者 :良い子だけど、鈍感。銀等級の悪意に気付いてない。

①プロローグ。主人公が銀等級パーティをクビになる。クビになった後、酒場でブー垂れるシーンからスタート。それなりに仲の良かった勇者君が斡旋してくれたパーティをクビになった事で、勇者に面目ないと思いつつも、銀等級パーティへの恨みと過去の栄光をもう一度取り戻したいという気分を高める。
②主人公はもう一度最初からやり直そうとパーティ募集を掛けるものの、銀等級の連中によるネガキャンのせいでどこのパーティにも入れない。そんな中、勇者に憧れる血気盛んな新人パーティに『昔勇者サンの仲間だったんスよね!?』ってなノリで一緒に依頼を受ける事になる。
③新人達と仲良くやりながらも、中堅冒険者からの冷遇に心を痛めつけられる主人公。新人達も忸怩たる思いを募らせていく中で、新人ズは『自分たちにもっと力があれば』と思い込み、安パイを狙って動いていた主人公の制止を振り切って無茶な依頼を受託。
④中堅組からの嫌がらせのせいで、仲間の無茶を止められなかった主人公。新人ズの一人が死に、一人とは軋轢を生みつつも、何とか立て直していく。
⑤しかしそんな折、匿名の依頼人から主人公パーティを対象に指名依頼が入る。難易度も高くはなく、依頼料も悪くはない。新人達は『これはチャンスだ!』と飛びつき、主人公も疑わしく思いつつも依頼を受ける事にする。
⑤-B当然この依頼は、銀等級連中による嫌がらせの罠である。彼らが偶然発見した突然変異種の魔物が居る場所に、主人公パーティをおびき寄せるための物。
⑥安パイを捨て、かつて勇者パーティ時代に見せた様な鬼気迫る戦いぶりで突然変異種の魔物とその配下たちを蹴散らした主人公。新人ズとの仲を深めるも、銀等級グループからは警戒された上・いらぬ恨みを買う事になる。
⑦偶然再会した勇者に『突然変異種』の件で活躍したことを褒められ、酒を一杯奢ってもらう主人公。会話の流れで、どうも自分の知る銀等級パーティと勇者の語る彼らに違和感を感じた主人公は、ちょっとした鎌かけを実行。ついに、銀等級の悪意に気付く。
⑧なお衰えぬ主人公への悪意を滾らせた銀等級は、大規模な討伐依頼に主人公を巻き込み、そこで大恥と消えぬほどのトラウマを植え付けようと画策する。
⑨だが、銀等級の悪意に気付いていた主人公(と仲間の新人ズ)は企みを辛くも突破し、町の人や勇者にもハッキリわかる形で、銀等級の悪意・醜さを白日の下に晒し、名誉挽回と銀等級への復讐を果たす。

 みたいな感じの。

 俺が適当に作っただけなんで参考にしなくても良いですが、『主人公の(強い)意思』と『悪役の強い悪意』の二つを入れると、もっといいプロットになると思います。

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信の返信)

スレ主 ラ研の無惨 : 0 投稿日時:

大野さん、感想ありがとうございます。
長く返信放置してごめんなさいね。

> ざまあモノと言うのは、主人公が復讐心を滾らせ、そこに読者が共感するからこそ、ざまあ達成時の満足感・爽快感が大きくなるのではないでしょうか。

まずここなのですが、実はざまあテンプレは主人公に復讐の意図がないのが正しい内容だそうです。
ここは私も勘違いしていたポイントだからあまり偉そうな言い方をしたくないのですが、大野さんが後述したプロットはざまあテンプレではなく「異世界を舞台にした復讐もの」というジャンルになります。
詳しいことは創作掲示板でサタン様が書かれたレスを参照してください。

送られた感想の内容が、どれも勘違いされたテンプレを前提として書かれている記述が多いので返信を返しにくいところもありますが、それを抜きにしてもまずいと思った箇所を中心に返信していきます。

> あと、武器的にモロ前衛職ですよね。性格的に、(少なくとも対人面では)肝が据わっていないように見えるから、ちゃんとできるのか不安。

前衛にした理由としてはありがちなざまあテンプレの主人公が後衛ばかりなので、それに対する逆張りがしたかっただけです。
刀を武器にした理由は長らく主人公の武器に採用していなかったから、久々に使いたいなーと思ったくらいの浅い理由なのですが、主人公が前衛向きでない性格をしているのは今思えばまずいですね。

>ただし、設定と制作経緯を見るに魔法使い系のキャラの出番が無さそうに見えるんだよなぁ。

あ、魔法職なんですが作中に魔女の玉座という固有名詞が存在する通り存在自体はしています。
ただプロット中にはそのあたりの職業は全然出していなかったですね。
弓は前の作品で出しすぎたから最近食傷気味なので、駆けだしパーティーのメンバーには一人くらい混ぜるかもしれません。
(まあいうて魔法もバランス調整が面倒だから最近は気を遣いながら出しているのだけど……)

>もう一つ言うのであれば、全体的に『悪役の悪意が弱い』です。勇者君はなんだかんだイイ子だし、銀等級も無謀かつ無責任なバカではあるが、『悪意』が無い。

ここは確かに……勇者は本当にいい奴にするつもりだったのであまり問題ないのですが、銀等級のパーティーがあまり悪者に見えないのは良くないです。
プロットの方も採用することはできないのですが「これくらい直感的に悪い奴とわかるようにしてほしい」という苦情として受け取っておきます。ありがとうございます。

追記 作品を読みに来てほしいというところに関して

こういうことを言うのは申し訳ないのですが、すみません。大野さんの作品は色々な理由があって読むのを渋っています。

●そもそも最近はラ研を利用するにあたって本気度のギアを下げている

和解を持ちかける前の大野さんとの一件も含めて、私はラ研で多くのトラブルを経験しています。
他にも鍛錬室に作品が投稿される頻度が以前と比べて高くないから、大野さんを含む付き合いが長い親切な方を除けば感想返しがほとんど期待できない状況になっているのですよね。
だから必然的にそもそもアクセスする頻度を減らして別サイトでの交友関係を優先してしまいがちで……

●タイトルにあまりひきつけられない

大野さんの作品はなろう長文程ではないけど、タイトルだけで内容を説明するようなタイトルが多いように思います。
これまで読んで下さった私の作品のタイトル傾向を見て頂ければわかる通り、私はなろうにあるようなタイトルがあまり好きじゃないです。
例えば『ゴーレム乗りは荒野を駆ける』ですけど、前の題名であるトルクギアの方が好きでした。

●長編タイトルが多いこと

自分自身も勉強段階にあるからこういうことはあまり言いたくないのですが、もっと短編小説で練習をしてから作品を作られた方がいいように思います。
読む側にとっても長編小説はハイコストなので、ラ研の現状では長編ばかりを書き続けるのはコスパに対するリターンがあまり期待できないと思います。

少なくとも今のスケジュールでは長編を全部読むのは難しいです。
ただ長編小説に感想を書いて下さった方だから一個も読まないのはそれはそれで不義理だと思うので、以下の二つの方法のいずれかをとろうかと思います。どっちか良い方を希望してください。

・序盤だけでいいから可能な限り多くの作品に感想を書いて欲しい
・気に入ったどれか一つの作品を最後まで読んで欲しい。

これの他にも、もし掌編の間や短編の間に進出されるなら、可能な限りその取り組みを応援させてください。よろしくお願いします。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:夜野燈は怪人である(短編用)

まず短編から挑戦した方がいいとご指導いただいたので。
悩んでいる点は大きく三つ
1)変身するか否か
長編予定のアイデアからキャラを切り出してきたので、いきなり変身したらおかしいのではないか(プロットは変身しなくても大丈夫な構成ではあります)
2)タイトル
1)と同じく、アイデアからの切り出しなので同じタイトルではおかしい気がする。そもそも元のアイデアの方もタイトル悩んでます。
3)燈のスイッチの入れ方
今のところ
・メガネをかける 
・頬を強く掻く
の二つを考えていますが、もっといいものはありませんか?

上記の回答(夜野燈は怪人である(短編用)の返信)

投稿者 ラ研の無惨 : 1 投稿日時:

どうも初めまして。マリン・Oと申します。
私は元々のプロットを見ていないので、このプロットだけでしか評価ができませんがそれでも構わなければ書かせていただきます。

ストーリーについて

これは怪人ものというよりはオカルトものに見える内容ですね。後半の流れには戦闘シーンっぽいものがあるので、タイトルを変えないならそこで変身を入れた方がいいかと思います。
逆に変身しないならタイトルは変えた方がいいですね。

スイッチの入れ方について

頬を強く掻くというのを検討しておられるなら、痛々しいやり方でも構わない……と解釈してよろしいでしょうか?
印象に残りそうなのは左手にナイフを突きさす、とかどうでしょう?(もし左利きという設定なら右手にしてください)

スレッド: 夜野燈は怪人である(短編用)

カテゴリー: SF

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元記事:クロニクル・マキア

 二度目になります。六道一真と申します。
 この度はこちらにて、プロットの相談をご依頼させていただきました。
 今回の相談内容は2つ。
 記載したテロ組織『冥府の囚人』によるゼウス抹殺計画『無常の果実』について、遊戯王VRAINSのハノイの塔のような人類さえも脅かすようなものにしたいのですが、中々思いつかないので案を頂きたいというもの。
 最悪人類への害はなしでもいいですが、ゼウス抹殺の目的だけは完遂出来る計画がいいです。
 あとついでに、今のところルビは『モイラ(果実を与えた女神)の果実』という意味のギリシャ語ですが、他に案があれば意見を頂きたいです。
 二つ目は、(転)の展開について。
 一応上記のように纏めましたが、他に盛り上がる案があれば参考までに教えて頂きたいです。
 条件としては、(結)に繋がるよう「ゼウスを除く十二機皇が弱体化、もしくは破壊されている事」です。

 ゼウスの思想など分からない部分があるかもしれませんが、そういった疑問があれば答えていきます。
 また、それ以外にもアドバイスがあれば教えて頂きたいです。
 力足らずな自分ではありますが、どうかご助言をよろしくお願いいたします。

上記の回答(クロニクル・マキアの返信)

投稿者 さる・るるる : 1 投稿日時:

プロになりたい!
とのことなので、厳しくいきます。
まず、ご自身の「2つの相談内容」よりも、
基礎的な部分について再考したしたほうがいいと思います。

ザッと読んだ感想は、
非常に読みにくく、話がまったく入ってこないです。
何を伝えたいのか、サッパリ見えません。
それは、出来事を、ただ、並べただけだからです。
前作「エンドレス・ラグナロク」も同じ。
もちろん、本人もそれは理解しているようですが・・・。

物語の基本は、ザックリいうと
主人公が「問題」を抱え、
それをどうやって「解決」していくかです。
どのジャンルでも、それは同じです。

説明しやすい恋愛物で言えば、貧民層の少年が、
最初はお互いに敵だと思っていた富裕層の少女に対し
最後はその恋を成就させる、というな感じです。

よくよく考えてみてください。
恋愛を成就させること(解決)は、
無理難題なミッションに近いのに、
さらに「敵で、嫌いだと思っていた人間(問題)」に対してとなると
その難度は、何倍にも膨れがります。

しかも、誰もが納得し、
「共感できるレベル」に持っていかなければなりません。

その「感情の揺れ動き」を、克明に描いていくのがプロットです。
特に、主人公の「葛藤」の部分が、非常に大切です。

そのため、2人の前には、
大きな問題を置き、ピンチに陥れます。

さらに、最後では、主人公を
完膚なきまでに、ドン底に叩き込みます。
孤立無援、四面楚歌、絶体絶命。

しかし、そこから、大逆転を果たすのです。
この部分を作るのが一番難しく、また、一番の醍醐味と言えましょう。

まずは、物語が俯瞰でききる「プロット」の段階で、
主人公が「問題」を抱え、
「納得のいく方法」で「解決」しているかを確認します。
この「納得のいく方法」というのが、腕の見せ所です。作家の力量です。

また、“エピソード”と“感情”をセットで作ってあるか、
登場人物の「行動原理」がおかしくないかを見ます。

言い換えれば、
作者の「ご都合主義」で物語が進んでいないか、ということです。
つまり、「偶然」ではなく、「必然」で描かれているか、ということです。

例えば、(起)の部分で
飛び散る銃弾の中から必死に逃げ延び・・・といったくだりがありますが
これでは、まったくダメです。

飛び散る銃弾の中から逃げられたのは「偶然」です。
ここが「必然」であるならば、そのスキルや理由を、説明しなければなりません。
なければ、ご都合主義と言われても仕方がありません。

また、ここは、主人公の登場シーンです。
どんなキャラクターなのか、
「強烈」に、「端的」に、印象づける必要があります。

例えば、バカなのか、賢いのか、
攻撃的なタイプなのか、守りに徹するタイプなのか、などなど
一発でキャラが見える「エピソード」を、ここに盛り込みます。
再度、書きますが、「強烈」に、「端的」に、です。

そして、最も重要なのが、
「弱点」も、ここで晒しておくことです。
これで、劇的に、面白くなります。

まだまだ書き足りませんが、まとめに入ります。

プロットを作る上で、最も大切なのは、
「人間」を軸に「感情」を書くことです。
設定よりも、人です。設定よりも、感情です。
登場人物が、どう感じ、どう動いたのか、です。
どう動いたか、だけではダメです。

例えば、「主人公は死んだ」と
動きだけ書かれていても、何の感情も沸きません。
しかし、「主人公は、彼女を助けるために自らを犠牲にして死んだ」と
感情(動機)と、動きが、一緒に書かれてあれば、感情移入しやすいですよね?

最後に、アドバイスをひとつ。
「主人公」と「登場人物1」「登場人物2」の
3人を軸に、プロットを作る練習をしましょう。
これは「三角関係」という、
物語を一番盛り上げる「基本パターン」です。

これが使いこなせたら、怖いものなしです。
どんな設定でも、面白いものが書けるでしょう。

そこに、モブキャラを書き足していくのです。
そうすれば、プロットが上手くコントールできます。

プロットは、小説を書く前の、大切な設計図です。
だからこそ、何度も人に見せ、意見聞き、
七転八倒しながらブラッシュアップさせていくのです。
これをやらない人は、すぐに物語が破綻しますし、
破綻していることすら、気づきません。
プロットが存在しているのには、大きな意味があるのです。

それでは、がんばってプロットを完成させてください。
そして、プロになって、読者を存分に楽しませてくださいっ!!

スレッド: クロニクル・マキア

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:花男爵の遺言

はじめまして、こんにちは。カイトと申します。
今回、初めてまともにプロットを立ててみたのですが、長編を完成させたことがほとんどないため、興味を引く内容になっているかどうか気になります。

・ストーリー、キャラクターに、多少なりとも興味を引かれるか
・あらすじに破綻がないか
・その他、突っ込みどころ

教えていただけるとありがたいです。

上記の回答(花男爵の遺言の返信)

投稿者 ふ じ た に : 2 投稿日時:

何が起きているのか、プロットから理解しやすかったです。
ジャンル的には「昔風で西洋的な世界観での、ヒューマンドラマ」のように感じました。

流れはいいと思いますが、現状ではエンタメ的な構成ではないと思いました。

冒頭で、「オリヴィアとダニエルが出会っている」ので、ボーイミーツガール的な物語だと提示しているように感じました。
でも、物語全体を読んでみると、これは「オリヴィアが自分の出生について悩みや不満を持っていることを母に打ち明けられないでいる」点が物語で一番語りたいような流れになっているように感じました。
「ボーイミーツガール」の冒頭なのに、描きたいことが「主人公の悩み」と異なっていると、読み手は「これは何を描きたい物語なんだろう?」って分かりにくくなる恐れがあると思いました。
なので、それを避けるために、冒頭から「オリヴィアが自分の出生について悩みや不満を持っていることを母に打ち明けられないでいる」と描く必要があると思いました。

そのあとにダニエルと出会うシーンが用意されていてもいいのでは?って思いました。
そうすれば、山場がきちんと物語の趣旨に関係していますし、母との和解をラストで迎えれば、主人公が悩んでいる(はじめ)→主人公の悩みが解消(終わり)となり、物語の変化が分かりやすくなるため、エンタメ的な構成になると思いました。

また、山場で主人公が母に対して不満を爆発させていますが、それまで主人公が母に関する悩みを抱いているシーンがメインで描かれていないため、唐突な印象を受けました。
あらすじだから分かりにくいのかな?とも思うのですが、
「自分の存在が母を苦しめていたのではないかという悩み」→作中では描かれていないように感じます。
「特殊な出生の自分は普通の幸せは望めないだろうと神職を志していたこと」→普通の幸せを望めないのは、世界観の設定だと思うのですが、あらすじからは分からなかったです。
「あたたかい普通の家庭に憧れがあったこと」→これも分からないです。
「自分が諦めた恋心を母がまだ隠し持っていたこと」→主人公が恋心を諦めたシーンがないですし、どうして母が恋心を持っているとショックなのか分からないです。

山場に至るまでにダニエルとのエピソードを通じて、主人公の背景を察せられる何か描写があると分かりやすくなるかもって思いました。

さらに細かい点を言うと、主人公が「明朗快活だがいわゆるいい子ちゃんタイプ」と設定でありますが、それを活かすようなシーンがあらすじからは見当たらなかった気がします。一方ダニエルの「気位が高い」性格は分かりやすくあらすじでも描かれていると思いました。
主人公の性格を活かした機転でダニエルとの心の距離がぐっと近くなると、御作ならではのオリジナルティや主人公の魅力がさらに高まると思いました。
最後に「オリヴィアもまた、そのように生きたいと思うのだった。」とありますが、主人公自身の本当の望みってなんだったんでしょうか? ちょっとその辺がよく分からなくて、なんで彼女は使用人を辞めたんだろうって思いました。

あらすじでは母のように神職を目指していると書かれていましたけど、普通の結婚は無理だからと妥協のようでしたので、本当の彼女の望みって、「あたたかい普通の家庭に憧れがあったこと」でしょうか? 彼女の本当の望みが、普通の家庭だったと、あらすじから分かりにくかった気がしました。

色々と気になる点を書きましたが、あくまで個人の意見なので、合わなければ流していただいて構いませんので。ではでは、失礼しました。

スレッド: 花男爵の遺言

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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