サタン様、いつもお世話になっております。
今回もありがとうございます。
私事により返信が大変遅くなり申し訳ございません。
>従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。
ここは先日「あなたにしか書けないものを書いてほしい」という大野さんのお願いを反映するために一生懸命考えたオリジナリティ要素です。
ただ他の方のものも含めて意見を伺っている限りだと諸刃の剣になりえる箇所であるとも思っています。
その一番の理由はサタン様が指摘された『状況説明が複雑になってしまう』という箇所です。
勇者にヘイトを向かせないこと自体に問題はないのですが、その状況を作るために必要な設定と背景ストーリーが多いのですよね。
状況説明を複雑にする最大の原因は、自分では魔女の玉座攻略作戦だと思っています。
しかしこの作戦は後の描写に明確につながっていくため削ることはできません。状況説明の問題点を承知した上で、それを可能な限り緩和できるような使い方を考えなければなりません。
「駆けだしパーティーは主人公のことを邪竜と戦った英雄の一人と思っているけど、実際は後方支援に回っていただけと主人公自身が明かす(そしてメンバーから露骨にガッカリされる)」などの工夫をして、魔女の玉座の説明を後回しにしても問題がないような演出が必要と思っています。
自分では魔女の玉座は冒頭で説明しないといけないほど大事な設定とは思っていないので、プロットの原型をあまり作り替えずに改善するなら後回しにするのが妥当と思っています。
(等級や勇者パーティー在籍は導入から説明したい)(魔女の玉座はそれらとリンクしている部分が多いので設定自体を削るわけにはいかないが、後回しにはできる)
説明しないといけない設定が多いのは短編小説としては大いに問題ですが、ここは必要に応じて中編に近い分量で執筆するなどの方法を取ります。
中編くらいならこの設定量でも捌けるとは思います。ここは後に来られた大野さんもご指摘する通りですね。
>時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。
そうですね。そこは私も気が付いていました。
このプロット本文自体は「銀等級をクビになる」からスタートしましたけど、私は当初から妥協案ラインして「勇者パーティーをクビになり銀等級に編入される」からスタートでもいいとも思っていました。
まあその場合でも「銀等級との冒険の様子をダイジェスト気味に済ませて可能な限り早く二度目のクビに持っていく」くらいで考えていたんですけどね(汗)
(ちなみに魔女の玉座はその気になればこれだけで中編以上の話が書けると思うので全カット確定です)
>スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
>勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから
このストーリーラインだと一番大事なところなのに、仮プロットでは一番あっさり仕上げちゃいましたね。そこは反省しています(汗)
そのくせして魔女の玉座みたいな『冒頭ストーリーに厚みを持たせているけど、メイン要素の主人公の再起を語る際にはあまり重要ではない設定』を作り込む辺りが、実に私らしいプロットですね(汗)
まあ今回は現物を作る前に気が付くことができたから良かったです。
>タイトルがダサい。
>おそらく仮題だろうなとは思うが
はい。こちらは仮題になります。投稿直前に「そう言えばタイトル考えてなかった。でもなろう長文タイトルは嫌だな」と思いながら即興で作ったものです。
しかし日にちが経った今は「もっといいのが作れただろ」と自分でも思っています。