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サタンさんの返信一覧。最新の投稿順6ページ目

元記事:サタン様に追記ですの返信の返信

サタン様、再訪ありがとうございます。

題名や固有名詞に関しては思ったより好評でしたね。ありがとうございます。
苦情があったのは緋眼の人狼誕生、スパイダーアビス、シンセティックシューター、デミスタジアムくらいですか。

緋眼の人狼誕生はそもそも人狼が出ない作品で、作中に登場するヴァンパイアの異名のことだったりします。

シンセティックシューターはいつもの友人と審議しても中々いい題名が思い浮かばない中、頑張ってつけたタイトルですが、今後の続編展開次第では改題を考えた方が良さそうです。

デミスタジアムの略称自体は私自身もその略称で考えていました。ここは略称を中心に使用すれば問題なさそうです。

>思ったよりも「セリフが臭え」で傷つけてしまったようで申し訳ない。

あ、こちらの謝罪に関してはそこまで思い詰めなくても大丈夫です。
私自身は「もしかしたら固有名詞や題名にも同じ問題があるのかな?」と気になったので質問しただけのことなので、その発言自体はそこまで真剣に気にしていません。
何ならそのセリフが臭いということも「こんなセリフを書いてはいけない」という感じの題名でエッセイを書いて別サイトの知り合いの方々に反面教師にしてもらおうかなとも思っているくらいなんですよ(笑)
サタン様はご自身のことを口が悪いと思っているようですけど、それを自認できているだけでもかなり優しい方だと思っています。だからこの件に関してはこれ以上かしこまらないでください。

……しかし、私の書くセリフが臭くなりがちな理由ってなんなんだろう?
富野監督くらい表現力溢れるセリフ回しは一生できそうにないけど、できるなら改善したいところだな……

上記の返信(サタン様に追記ですの返信の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>……しかし、私の書くセリフが臭くなりがちな理由ってなんなんだろう?
あくまで私個人の感性で、ってだけなのだけど、
まず、相談板で「リアリティのある設定・物語・キャラを作りたいです!」って感じの人に、私はよく「創作での「リアリティ」は「現実的」という意味ではなく「説得力」です」と答えてるのだけど、
ことセリフに関しては「現実的」という意味でリアリティを非常に気にしています。
くだんの板でも書いたけど、「ここでこんなセリフ言うか?」をけっこう考えてる感じですね。

すぐに気をつけられる点で言うと、地の文で書けるようなセリフは地の文に落とし込んでしまう、と考えるようになってからは急にこなれた感じで書けるようになったと思います。
例えば、
「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」
「まったくよ、……いいかげん泣きやめよ」
なんてセリフは、
「お兄ちゃんがぶったー」
 弟は顔を伏せて泣き声を上げているが、兄にはわかっている。ありゃ嘘泣きだ。
「まったく、いいかげん泣きやめよ」
みたいな。
「ッフ……」とか鼻で笑うような素振りも、漫画ならセリフになってるけど、実際は鼻で笑う仕草でそんな声は出ないじゃん?
泣き声も、「えーん、えーん」なんて言う子供はいないし、文字にするなら「うぁあああ! ああああ!! ぶっだあああ!!!」とかそんな感じになるけど、これだと強調しすぎで嘘泣きっぽいくないしさ。
だから、逆に嘘泣きの棒読み感を出したいなら「えーん、えーん。お兄ちゃんがぶったー」で問題ないと思うけども。
他には「ため息」とか「悲鳴」とかも同じで、プロの文章でもこういうのをセリフに書いてたりするけども、圧倒的にアマチュア・初心者のほうが、こういう「音」をセリフに混ぜる率が高い。
セリフは「言葉」優先で、「音」は演出程度で地の文に落とすかセリフに混ぜたほうが効果的かってのを判断してます。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:サタン様に追記です

すみません。タイトルがダサイという箇所に関して、この作品と直接関係ない質問をさせてください。
先日文法のスレッドにて「セリフが臭い」と素直に答えて下さったサタン様に、これまで私が作ってきたタイトルや造語の数々のセンスをチェックしてほしいです。

●緋眼の人狼誕生
●スパイダーアビス
●愛されなかった勇者
●13日のプレミアムフライデー
●白薔薇の甘い毒
●厄災の骸
●秘密基地、陥落
●シンセティックシューター

いずれも短編小説のタイトルです。
有名洋画のパロディである『13日のプレミアムフライデー』は極端にひどいものではないと思っていますが、シンプルなタイトルばかりで読者をひきつけられているか不安です。

●呪血魔法
●サングィスカレーナ
●ヴェルヒッフソム

自作に出てくるあるヴァンパイアの一族が使う魔法です。
呪血魔法は系統の名称で、後者二つが魔法の名称です。
サングィスカレーナは血で作り出された鎖を操る魔法で、名前の意味はラテン語で血の鎖という意味です。
ヴェルヒッフソムは毒の濁流を発生させる魔法で、ヴェルヒッフがオランダ語、ソムがアラビア語で毒を意味する単語です。

●デミスタジアム

シンセティックシューターという作品に出てくる設定です。
いわゆるVRシミュレーターのようなものと思ってください。

●パープルイワシ
●アギトスズキ

異世界ファンタジーの長編作中で釣りのシーンに名前が出てくるお魚です。
元々はただのイワシとスズキでしたが「せっかくのファンタジーなんだから異世界感のある固有名をつけてよ」と要望があったため、頑張って考えました。
ちなみにイワシの方は女房言葉でむらさきというからという理由で名づけました。スズキの方は単純に口が大きい魚だからという理由でアギトです。

●ファフナーの牙

今年完結させた長編の主人公が中盤に入手する魔剣です。
北欧神話の龍を名前の由来としています。実際に龍の牙から作りだしたという設定ではないですが……

●ピーチロード商会
●三獣将 狂犬、暴猿、妖雉

先述の長編に登場する敵組織とその幹部で、名前の由来は桃太郎です。

●ジャンダル級竜騎士空母
●ジルレー級護衛戦艦

先述のピーチロード商会が建造していた軍艦です。
名前の由来はフランスの英雄ジャンヌ・ダルクとそれに関わりのあるジル・ド・レェです。
名前を決める際海外の軍艦の命名規則を調べたのですが、なかなか良い名称が思い付かない日々が続いていました。
その際商会が所属している国家がフランス語をベースに地名を作っている国にしていたので「フランスの英雄から名前をあやかろう」ということになったのですが、ジャンヌ・ダルクくらいしか思い付来ませんでした……
そのおかげでジルレー級は悩むことなくすぐ決まりましたけどね(汗)

完全に余談ですが、この二種の軍艦は焼夷弾による破壊工作により建造中にドックごと爆破されました。ジャンヌ・ダルクからあやかった軍艦が火刑を想起させる爆弾テロで失われるのはすごく申し訳ないことをしたなと思っています。

上記の返信(サタン様に追記ですの返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

私もセンスに自信あるわけではないから、直球でダサいと書いちゃったけども、あくまで感性の違いってだけで良し悪しではないよ、というのを前提にお願いします。
あと、これまでのスレ主さんの作品は全体的にネーミングセンスは良いと思います。なので今回のダサさが目についちゃった感じ。

なので、まあ、以下は揚げ足レベルだけども。
>●緋眼の人狼誕生
「誕生」はいらんと思う。「緋眼の人狼」でその人狼の話だってことはわかるから。
>●スパイダーアビス
>●シンセティックシューター
横文字はぱっと見の印象と語感でしかないと思う。
言葉の意味まで考えると、もっとシンプルでわかりやすいのが良いと思う。映画シックスセンスとか。
前者は「スパイダー」と「アビス」で何らかの意味があるものと思うけど、シンプルで言うと後者は「シンセティック」だけのほうが良い気がする。
>●13日のプレミアムフライデー
良いと思うけど、「13日の金曜日」は日本人には「金曜日」で知られてるから、そこを「フライデー」にしたあたりが個人的に引っかかる。理由はないけど。
おそらくタイトルに「プレミアム」は付けたい内容だから「プレミアム金曜日」じゃ語呂が悪いしって感じがするんだけど、
そうなら、自分なら全部英語にしちゃうかな。「フライデー ザ 13th プレミアム」とか、「Premium Friday the 13th」とか。内容次第ではちょっとカッコつけすぎで逆にダサいかもしれんけど。
>●愛されなかった勇者
>●白薔薇の甘い毒
>●厄災の骸
>●秘密基地、陥落
普通に良いと思う。

>●呪血魔法
>●サングィスカレーナ
>●ヴェルヒッフソム
こういうネーミングはスレ主さんほんと上手いよね。
解説読まなくても「闇」っぽさが出てると思ったし、こういうのは雰囲気だけわかりゃ読みにくい字面とか関係ないと思うから、まあ、そこを気にする人なら「読みにくいww」と言うかもしれんけど、私は、読みにくいけどそれっぽいものをよく思いつくよな、と感心しちゃう。
私だったら「ヴェルヒッフ・ソーム」とか語感を考えて読みやすくしちゃう。けどこれだと私のほうがダサい。

>●デミスタジアム
作中での扱いはわからんので、あくまで「デミスタジアム」と呼ばれてると仮定して答えるけど、キャラがこのまま「デミスタジアム」と口にしてるならちょっとダサい。私なら、「デミスタ(正式名称デミスタジアム)」で使う。

>●パープルイワシ
>●アギトスズキ
よくあるファンタジー動物命名法だと思うけど、それで何の問題もないしそれが正解だと思う。これこそ良し悪しはないかと。

>●ファフナーの牙
「ファフナーの牙」という名前なんじゃなくて、「名前がない」から「ファフナーの牙」なんだろうな、って思う。
別にダサくはないと思う。

>●ピーチロード商会
>●三獣将 狂犬、暴猿、妖雉
普通に良いセンスです。

>●ジャンダル級竜騎士空母
>●ジルレー級護衛戦艦
名前自体は良いと思うけど、そういう設定なら桃と関連した名前のほうが良かった気がする。
「ラ・ペッシュ級竜騎士空母ブランシュ」とか。ラ・ペッシュが桃の意味でラ・ペッシュ・ブランシュって品種があるみたい。
ラ・ペッシュ級の下はプリュン(スモモ)級とか。

思ったよりも「セリフが臭え」で傷つけてしまったようで申し訳ない。
けど、フォローするわけではなく、ネーミングセンスは私なんかよりずっと良いと思うよ。なんだっけ、ちょっと前に書いてた黄金の魔女だっけ、そんなかんじの、覚えてない癖に褒めるってのも失礼だけども、
ネーミングのキャッチーさは結構ある人だなあと思います。
今回出された中で呪文系のほかには、ピーチロード商会もとても良いと思う。桃太郎から取ったというのが理解できた時点でこの商会の組織形態がなんとなくイメージできる。
小説は絵がないから、この「なんとなくイメージできる」はかなり重要だなぁと思います。

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:死を呼ぶ可憐な花

●等級

冒険者の等級でランクが高いほど難易度の高い任務を受注できるようになる。
段階としては金剛・白金・金・銀・鋼・青銅となる。
勇者パーティーは脱退した主人公を除いた全員が最高級の金剛である。
魔女の玉座攻略作戦参加前の主人公は鋼で、いわゆる二階級特進で金に昇格した。

●魔女の玉座攻略作戦

後に主人公と勇者が引き合うきっかけとなる、本編開始前に行われていた作戦。
魔女の玉座と呼ばれる山に住み着いた邪龍を討伐するためにギルドが立案した。
周辺の魔物が邪龍の下に合流することを阻止するために主人公をはじめとした多くの冒険者が投入された

設定の参考になったのはモンスターハンターダブルクロスの集会場ラスボスとの戦い。
ラスボスの下にモンスターが合流してしまうことを防ぐために近隣地域に複数パーティーを派遣し狩猟環境を人為的に安定させなければならなかったという背景ストーリーが参考になった。

なお完全に余談だが冒頭で銀等級のパーティーが言うセリフである「自分よりランクが上なのに弱い」というのは実際に私がこのゲームをやっている時パーティーメンバーに言われた暴言が元である。

上記の返信(死を呼ぶ可憐な花の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

物語の目的(その物語で語りたい事)がはっきりしていてシンプルなので、それを楽しむ物語として面白いだろうと思います。
主人公が立ち直る物語を追放系のテンプレに合わせて整形したという印象。

よくある追放系では、だいたいこの場合「勇者パーティー」を悪役にするもので、追放された主人公は新しく得た仲間と上手くやって、勇者一行は失敗続きで実は主人公が縁の下で頑張ってたおかげで成功してただけと知って主人公に逆恨みする、という感じだと思うけど、
御作では「勇者パーティー」は「勇者」として据え置いて、悪役に専用の「銀等級」を用意しているので、従来の追放系テンプレをやりながらヘイトが「勇者」に向かないというところがちょっと良かった。
序盤は「勇者」が嫌な奴に見えるけど、終盤では実はそれは主人公の早合点で誤解だった、やっぱ勇者はいいヤツだった(?)、となるので……、
うーん。
これは、どうなんだろ。「やっぱ勇者はいいヤツだった」は、そこまで書かれてはいないし、私の深読みしすぎかな? 作者的にそんなつもりはないんかな。
まあ、そういう変化の一つを演出していると仮定して回答すると、
勇者は結局のとこいいヤツっぽいけど「スキルの性質が自分らと合わないから合うとこ見繕ったぞ」って勝手なことしてるだけなので、もうちょい 主人公のことを想って という人情がほしいかなと思った。
例えば勇者パーティーから追放される直前の戦闘で、主人公があと一歩で死んでいたって感じの目にあって怪我は軽傷で済んだけど、勇者は心配になった、とか。
でもそれは前述した演出を考えると序盤でこういう勇者の優しさは書けないから、構成やらが難しいね。

うーん……
>銀等級のパーティー
>彼らが主人公をクビにするのが物語の冒頭であり
とあるから、やっぱ勇者の印象の変化は予定してない感じか。銀等級が主人公をクビにする冒頭から始めるとテンプレ通り最初から銀等級にヘイトが向かう構成になるし。

そうすると、「勇者パーティーをクビになって、編入先の銀等級をもクビになった」という状況説明が若干複雑になってしまうんじゃないかなーと思う。
冒頭だから、「銀等級をクビ」になった時点で読者は「勇者パーティーをクビになった過去」ってことを知らないし、それは地の文やセリフ会話で説明されるものと思うけど、説明できるだけがせいぜいだから、銀等級をクビになったあとすぐに回想か偶然かで勇者パーティーを出さないと状況の描写がしにくい。
けど、銀等級を出したあとすぐに勇者パーティーを出してしまうと、キャラを一気に出しすぎで読者が付いてこれないような気もする。
冒険者の等級の説明もしなきゃらならんし、魔女の玉座の戦闘も説明せにゃならんし、序盤にかなり詰め込んでしまうと思うかな。

個人的にはあまり色気出さず時系列順に頭からやったほうがいい気がする。
少なくとも あらすじ に書いてある順番での展開はわかりやすかった。
ただ、おそらくスレ主さんも同じ懸念を持つだろうけど、時系列でやると「銀等級をクビになる」っていう物語のスタートがえらい遅れてしまうって問題も確かにあるよね。

あと気になったのは、駆け出しの冒険者と臨時パーティーを組むところ。
というか、正確には主人公がスキルを顕現させて無双したというだけで自信を取り戻してるところ。
結局強さが主人公の自信に繋がるなら、雑魚専門とはいえ魔女の玉座で雑魚を一手に引き受けてる実績があるのだから、スキルの有無や強さに自信が直結するのは変かなと感じた。
勇者パーティーにしろ銀等級パーティーにしろ、仲間に見捨てられたという事が自信を喪失させているのだから、
この主人公の自信喪失に対して、熱意だけで技術も経験もない駆け出し冒険者はかなり重要なポジションだと思う。
「仲間ってこういうものだろ」と、現実を知らず理想だけの綺麗事だけど、そういうのが主人公のすさんだ気持ちを洗ってくれるんじゃないかな、と。
2つの有名パーティーをクビになったって事実を知ってる駆け出し冒険者が主人公をディスったりして反目してるんだけど、そんなヤツが主人公を庇って重症を負ったりして、「彼は現実を知らないんじゃない、私が理想を忘れてたんだ」と気がついたりしてさ。
スキルが顕現したことで強さを手に入れて自信を取り戻すって展開だと、これって結局強さを求めて強敵と戦うことで自信を持ってる勇者と、同じとは言わんけど似通ってないかな。強敵と雑魚専とで方向性が違うと強弁できるけど、結局「強さ」か、って話じゃん?
スキルが開花して無双して強さを手に入れたってのは、自信を取り戻したついでの活躍でいいんじゃないかな。
なので、臨時パーティーのとこのエピソードはもうちょい作り込んだほうが良いと思う。

長所。良かった点

いろいろ長ったらしく書いたけど、割と私個人の感性も入っちゃってる意見だと思う。
あまり客観的に指摘できなかったのは、私の個人的な好みで物を言う以外に問題らしい問題点を見つけられなかったから。
問題があっても好意的に読み取ると指摘するほどの問題でもなかったりとかで。

最初に書いたけども、物語の目的がはっきりしていてシンプルでわかりやすく、これを読みたいと感じる読者にピッタリはまるだろう物語だと思います。
物語のどこに注目してほしいのかって部分に注目しやすい内容で、変にヒネってないのでとてもわかりやすい。

ただ、これも好みの問題になってしまうけど、1つだけ明確にダメ出しすると、
タイトルがダサい。
長所の欄に書くことじゃないけども。
おそらく仮題だろうなとは思うが、タイトルに「可憐な花」を入れるのは勇気いる。それを指し示すのは主人公の事なわけで、主人公が自分で「私可愛いでしょ」って言ってるような気がしてしまう。

良かった要素

ストーリー キャラクター

スレッド: 死を呼ぶ可憐な花

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元記事:凍った瞳の返信

端的にまとめますと、この話には、バトル/問題解決という世界観に即した軸と、恋愛/関係進展というテーマに即した軸の二つがあるけれど、二つの軸を同時に動かすと破綻しやすい。だからどちらかに寄せて、もう片方は寄せた方の軸の推移に合わせて移っていくように作ってしまえば無理なく出来る。今回の場合は問題解決しながら関係を進める展開だから、問題解決の推移や、その最中の仕草などに織り込んでしまうことで、一つの軸に統合した方が良い、ということでしょうか。
改めて自分のプロットと腕を見た場合に、二つの軸を同時に推移させるのは恐らく無理そうなので、バトル主体、その中での関係の変化を少しづつ挟んでいく形で作ってみたいと思います。
(お披露目できたら良いなと思います)

上記の返信(凍った瞳の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>一つの軸に統合した方が良い、ということでしょうか。
そうですね。
人は複数のことを同時に処理できないので、何か一つに集中したいものです。
だから、この物語にはバトルと恋愛があるけど、どちらかにスポットを当ててどちらかを副題にしたほうがまとまりが良い。
作者コメントを読む限りでは恋愛(というほどでもない馴れ初めかな?)がメインのようだけど、それを押し出すとバトルもののラブコメみたいな感じが想定されて、でもおそらく作者的にはそれは違うんじゃないかってプロットを見て感じた。
勝手に作者の心情を推察してしまうけど、たぶん、「馴れ初め」という出来事のほうがメインで、その結果二人がくっついたという感じを想定してるんじゃないかと思う。
なら、その「馴れ初め」というのはどういう出来事ですか、ってトコがしっかりまとまってないと伝わらない。
そしてそれはこの物語では「問題解決の推移」が「馴れ初め」に当たるから、であれば「問題解決」のその「問題」の物語をしっかり作る必要がある。
しかしながら、申し訳ないけども、プロットからはその「問題」の物語、すなわちバトルのほうの話が伝わってこなくて、第三者には何をしてるのかわからん状態でした。
更に、
>凍華、塵の可愛さとかっこよさの同居に気づく。
とか、
>塵が口を滑らせて告白まがいをする。
とか、メインの話が組めてない中で「恋愛」部分が直接的なので、目立ってる。
ソコがやりたいことだから目立つのは良いのだけど、これだと「恋愛」がメインの話になってしまう。二人の関係が進展しないと話が進まない。
けど物語自体はバトルを使って話を進めてるので、何も知らない読者からするとよくわからない戦いをしてて何かわからんことをしてて、二幕前半のラストでようやっと主人公が相手を意識したぞ、って感じになっちゃう。
主人公が相手を意識しはじめるタイミングはとても良いのだけども。
そこまでの物語に、言っちゃなんだけど中身がないので、登場人物たちが何をしてるのか伝わってきてないわけですね。
だから、メインをもっと押し出してバトルならバトルを楽しめるようにしないとね、って感じですかね。

>二つの軸を同時に推移させるのは恐らく無理そうなので、
最初に 何か一つに集中すべき と書いたけども、
そして今回の返信で 主人公が相手を意識するタイミングはとても良い とも書いたんだけども、

えーと、プロットで一幕二幕と書いてる感じ、三幕構成は知ってるんかなと思うんだけど、その三幕構成の話でミッドポイントってのがあって、これはまあ、物語の転換点というかラストへ向かうための方向性を示すポイントのこと。
御作で主人公が相手を意識するポイントってのがちょうどミッドポイントに当たってるのよね。
で、一個のテクニックなんだけど、
このミッドポイントで物語の目的(ようは集中するモノの対象)をガラっと変えてしまうってのがある。
つまり、
1~2幕前半ラストまでは「敵を倒す話」で倒さないと大変なことになるとかいろいろ話を広げておいて、ミッドポイントから「二人の関係発展」に物語の目的を変化させ、ミッドポイント(主人公が相手を意識しはじめた事をきっかけに)から流れを変える。という手段もあると思います。
この場合、複数のことを同時にやるんじゃなくて、前半と後半で集中すること(メイン)を変えてるわけですね。

あと、余談というか蛇足だけども、やりたいこと、書くべきことが複数あるときに「何がメインか」ってのを考える方法として、
もちろん感情で「これをメインに置きたい」というんでも良いのだけど、その場合においても物語の設計方法の考え方として、
「メイン」で「何かをする」という考えをしてみるといいと思う。

例えば「恋愛」と「バトル」が書きたくて、どちらかといえば「恋愛」をメインに置く場合、「恋愛でバトルをする」という考えにならんと、メインである恋愛がバトルで書けない。
だからこの場合はバトルの戦闘が「相思相愛だけど敵味方になって戦ってる」とかって話になる。バトル要素が入った少女漫画はこんな感じですよね。
逆に「バトル」をメインに置くならば、「バトルで恋愛をする」という形にしないと恋愛だけが話から浮いちゃう。
古い王道なら「ヒロインが敵にさらわれた」とか「自分を庇って傷ついてしまう主人公」とか、戦闘を恋愛の要点に置かないといけない。
ちなみに御作の恋愛シーンは 直接的だ・目立ってる と書いたけど、目立ってる理由は浮いてるからですね。

こうして考えたとき、「恋愛でバトルをする」のか「バトルで恋愛をする」のか、と考えると自分がどっちを書きたいと思ってるのか、多少見えてくると思う。
恋愛を書くんだと思っていても、それをそのままメインテーマに持ってくるとイメージと違ってしまったりするので、この話は恋愛の過程を書きたいけども別の何かをメインに持ってきて語ったほうがいいな、と気がついたりする。

スレッド: 凍った瞳

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元記事:凍った瞳の返信

サタン様、返信ありがとうございます。

とりあえず、プロットの不備に関して
① 冒頭部分で主人公が戦っている相手は、どこから来たのかよく分からない、異形の化け物です。元々妖怪やら何やらが居る世界線ですが、その地球と別の世界から来た存在と言うことになります。
② 最初の、主人公とその相手が会って、別れる部分は、ワンクッション置くための部分という認識であっています。同時に、第一幕4の部分での、キー人物っぽい、という印象を抱いてもらうために、塵が複数に渡ってその化け物と遭遇しているんだ、ということを見せるパートでもあります。
③一幕ラストの、『開門部分』は異形の化け物が通っている場所で、それを閉じることで、一幕の問題として想定されている化け物の大量発生を終わらせる、というつもりでした。
④二幕冒頭の異世界転移は、正直物語進行上、雲母凍華の戦闘力で地球で窮地に陥らせるのが難しかったために使ってしまっています。ただし、この異世界の設定自体は決まっていまして、原則的には人間を遥かに超える存在が率先して介入した地球の並行世界です。そして、主人公の凍華と塵が異世界へ呼び出された原因のは、一幕でも開けられていた様な異世界に繋がる穴が世界中に開けられているせいで、余計に異世界との穴が繋がりやすくなっていた所に、転移させられる先の世界の人が、呼び出そうとしたからです。また、それが凍華たちであった理由はたまたまと言うべきですが、理由を付けるなら、一幕で倒していた化け物の一部は、転移先の存在だったから、と言うことになります。
と言うのはまだ建前的説明で、さらに正確に説明しますと、一幕での空いている穴には、それを開けた犯人がいますが、犯人は、凍華が転移させられた先の世界の神様的な存在に囁かれて行動をしています。その目的は、凍華の妹を手中に収めることですが、そのための障害が多いために、障害となる日本の魔術協会を潰そうと戦力を放ってみたのが第一幕、その中で雲母凍華が特に目立ったので、殺すために異世界に呼び寄せたのが第二幕前半となりますが、その神様的な存在は第二幕前半から後半にかけてで適当に倒されてフェードアウトすることになります。ただし、このあたりの設定は、登場人物たちで把握し得るのが雲母夜月くらいしか居ませんので、あまり出すつもりはありません。

で、この話の全体としては、エピソードごとに仲を深めていく話、のつもりで書いています。ただ恋愛か? と言われると正直自分でも判然としていません。勿論最終的にカップルにはなるのですが、凍華と塵が、それぞれの事情によって先に自立してしまった節のある子達ですので、その彼らが甘えられる相手を見つける話、と言うイメージでもあります。
ご指摘のとおりに、たしかにバトルの方に重点を置いた方が良いんじゃないかと思います。そもそも恋愛的な意味で凍華を塵が意識するタイミング、塵が凍華を意識するタイミングは、第二幕の凍華がピンチに陥った所を、塵が助けたタイミングですので、そこに至るまでの節々でのバトルや事件解決をある程度中心に据えた方が、上手くいくのかなと思いました。

あとやっぱり、恋の障害ってあった方が良いのですかね……?
正直、主人公の女の子である雲母凍華に問題となることなんて恥ずかしさくらいですし、お相手ヒロイン枠の男の子である塵芥塵も、恋愛の上での最大の問題である、自立性のなさ、自己意識の希薄さなどは一幕と二幕の間で概ね解けてしまうので、明らかに恋愛方面が進行する二幕後半から三幕に掛けては恐らく殆ど存在しないのですが……。

上手く書けさえすれば面白そうと言って頂き本当にありがとうございます

上記の返信(凍った瞳の返信の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

>あとやっぱり、恋の障害ってあった方が良いのですかね……?
そこが、「バトル(というかメインの話題)に重点を置いたほうがいい」という話に繋がります。
基本的にどんな話であろうと障害はあるべきです。
何故なら、障害があれば「障害を乗り越えること」が物語であると認識できるためです。障害があることで物語に一連の流れが出来るわけですね。

でも一方で、二人の関係性を書きたいけどそんな恋愛恋愛してる話は想定してない、という場合も当然あります。その場合に「恋愛の障害」を作ってしまうと、「恋愛の障害を乗り越えることが物語である」というふうに見えてしまうので恋愛が目立ちすぎてしまう。
だから、こういう場合は発想を逆にして「物語を展開させることが恋愛である」というふうに考える。
すなわち、「メインの話題」に恋愛の象徴となる要素を置いて、これを解決させることが恋愛に繋がる、という感じにする。
例えば、ヒロインには自分の命よりも優先させる事があって、ヒロインもそれを運命であると受け入れている。けれど主人公の活躍によってその運命に別の手段が見えてきて、ヒロインは重荷から開放される。代わりに重荷を背負う形になった主人公に感謝もあるし負い目もあるし、もともと好意を抱いていたのもあって一気に好きになってしまう。
こういう感じの話を想定した場合、「恋愛」は一切してないけど恋愛の過程はわかりますよね。
それは「ヒロインの重荷」という問題が恋愛の象徴として書かれているため、「恋愛の障害」としても機能しているからです。
「この重荷があるからヒロインは恋愛できない」という形にすれば、「それを解決すれば恋愛できる」ということになるので、恋愛恋愛した青臭い恋の悩みとかを用意しなくても恋愛の障害として機能するわけです。

こういう考え方、つまり「恋愛を別の要素で表現する」という考え方をしておくと、
>そもそも恋愛的な意味で凍華を塵が意識するタイミング、塵が凍華を意識するタイミングは
このあたりもスッキリ綺麗にまとまると思う。
「ヒロインの重荷」の例で言うと、その重荷を軽くしてくれる存在であれば意識するし、重荷を軽くしてやりたいと思う相手であればそれは好意ということになる。
直接的に好きだの愛だの書かなくても、恋をしてるということがわかるわけですね。
しかもこれは間接的な表現だから、例えば「身動きが取れないほど重く伸し掛かっていた気持ちが、彼のたった一言でスッと軽くなる気がした」とか書けば、これは意訳するすと「あ、彼のこと好きかも」って事だけど、恋愛恋愛してる表現じゃないから段階的にちょこちょこ書いていける。

これはあくまで「恋愛を別の要素で表現する」ということなので、
>恋愛の上での最大の問題である、自立性のなさ、自己意識の希薄さなどは一幕と二幕の間で概ね解けてしまうので、
「恋愛の問題」で考える必要がなく、この場合は、例えば「自己意識や自立性を手に入れたからこそ、生まれてくる問題」を考えて、その要素で恋愛を表現するのがいいんじゃなかろうか。
こういうメインになる話に重点を置いて、恋愛はその結果って形にするのがまとまりやすいんじゃないかなって思う。

一応明記しておくけれど、
プロット板で私が「例えばこう」と書いてることは、説明のために例を出してるだけなので、「こうしたほうがいい」とか「こうすべきだ」って話ではないです。
恋愛を全面に出したいのなら恋愛をテーマに問題や障害を作るべきだけど、そうでない場合、あまり目立たせたくない場合はこのように別の要素で恋愛を表現する。
その一例としてこんな感じの展開や方法があるよ、というだけね。

スレッド: 凍った瞳

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元記事:探偵才賀雄の事件簿(仮)

矛盾しているところや、意味のわからない部分を教えてほしいです。

上記の回答(探偵才賀雄の事件簿(仮)の返信)

投稿者 サタン : 1 投稿日時:

全体はまとまってるし、特に大きな矛盾点はないし、意味が分からないという部分もないと思う。
けど、言い換えると、まとまりすぎてる、矛盾がないので探偵ものなのに読者が考える余地がない、意味がわらかないような引っかかる場所がないので推理もミステリもなくシナリオ通りな印象。

この話をシンプルにすると、
小学校から女児のミイラが発見され、現場にいた同級生に聞き込み調査をする。主人公は真相を確かめるべく元担任に会いに行く。元担任は別れたあと 犯人がわかった と連絡をしてきて死亡する。消去法で犯人は元同級生の女学生だとわかったので確保しにいく。
こんな感じの流れを、キャラクターを立てながら推理仕立てで膨らませた小説という感じ。

まず、話題になる 女児のミイラ に対して「元同級生」と「元担任」の二つの視点が出てくるのだから、この二人の供述は矛盾していたほうが「どちらかが嘘をついてる」という事になるから、推理ないしミステリものとして楽しめる。
例えば元同級生は「とても仲の良かった親友でいつも一緒にいて……」と言うけど、元担任は「女の子同士というより男の子と遊ぶタイプの子だった」と答える。みたいな、二人が言う生前の女児ミイラの人物像に違和感がある形にしたほうがいいかな。

次に、ここまで言うのはちょっと踏み込みすぎかもしれんけど、犯人は頭イッちゃってる中学生とはいえただの中学生で、主人公は探偵とはいえ犯人のミスを全て拾える超天才ってわけでもないので、「元同級生と主人公が最初に会話して得るものは何もなかったシーン」で既にヒントないし明確な証拠が提示されても良いと思うかな。
例えば、「〇〇ちゃん5年もあんな暗いところで…」とか口にしてて、元担任が殺された後で探偵は思い出して「なんで暗い場所だと知ってたんだ? 「あんな」なんてまるで見てきたかのような…」みたいな。
ぶっちゃけ犯人を特定してるのは探偵ではなく元担任なので、それでは探偵っぽさが薄まってしまうので、ちゃんとヒントを出して推理させてやるべきかなと。

あとは、元同級生は元担任を口封じに殺害に行くかな?と思ったのだけど、まあそこで口封じに行っちゃう子だから犯人なわけで、そこは納得できるけど、そうすっと女子中学生の体力で30代男性教師を殺せるもんかな、ってとこが疑問かな。
犯人がわかった元担任が「警察に言っても信じてもらえない」って言うのもちょっと説得力に薄いから、「警察にははっきりわかってから言う」として、その前に元担任として犯人である元同級生を呼び出して自首を促そうとした、そこで殺された、という流れにしたほうがいい気がする。
元担任としての責任や義務感と、殺人犯とはいえ女子中学生相手だからビビったりしないだろうし。

スレッド: 探偵才賀雄の事件簿(仮)

カテゴリー: ミステリー

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元記事:クロニクル・マキア

 二度目になります。六道一真と申します。
 この度はこちらにて、プロットの相談をご依頼させていただきました。
 今回の相談内容は2つ。
 記載したテロ組織『冥府の囚人』によるゼウス抹殺計画『無常の果実』について、遊戯王VRAINSのハノイの塔のような人類さえも脅かすようなものにしたいのですが、中々思いつかないので案を頂きたいというもの。
 最悪人類への害はなしでもいいですが、ゼウス抹殺の目的だけは完遂出来る計画がいいです。
 あとついでに、今のところルビは『モイラ(果実を与えた女神)の果実』という意味のギリシャ語ですが、他に案があれば意見を頂きたいです。
 二つ目は、(転)の展開について。
 一応上記のように纏めましたが、他に盛り上がる案があれば参考までに教えて頂きたいです。
 条件としては、(結)に繋がるよう「ゼウスを除く十二機皇が弱体化、もしくは破壊されている事」です。

 ゼウスの思想など分からない部分があるかもしれませんが、そういった疑問があれば答えていきます。
 また、それ以外にもアドバイスがあれば教えて頂きたいです。
 力足らずな自分ではありますが、どうかご助言をよろしくお願いいたします。

上記の回答(クロニクル・マキアの返信)

投稿者 t : 1 投稿日時:

こんばんは
前作よりもこちらの方が分かりやすくて好みでした。

前作と同じく右カーブを描いて内容が大掛かりなものになっていく点は、良かったです。しかし、小説と漫画アニメ映画ゲームの違いがごちゃ混ぜになっており。
面白いかどうか尋ねられると、これはプロットの形式なのでかろうじて読める。
すくなくとも今は(修正次第で今後いい意味でどうなるか分からない)
……といった感じでした。

質問に答えたいと思います。
テロ組織『冥府の囚人』によるゼウス抹殺計画『無常の果実』
→やり方はたくさんありますが難しいところです、文章を扱う小説に対する考え方にズレがあります。

二つ目は、(転)の展開について。一応上記のように纏めましたが、他に盛り上がる案があれば参考までに教えて頂きたいです。
→(転)世界を巻き込んだ闘争へ。と風呂敷を広げようとせずに、主人公が暮らしている統治区で話をまとめるようするのはどうでしょうか、という提案です。強制ではありません。
自分の小説なのだから好きに書けばいいのではというスタンスです。

あらためて全体について書いていきます。

(起)舞台は荒廃した未来世界
何も目的を持たなかったフォルテが、月詠瑠那と出会い、彼女と共に世界を変える為に動き出す。という内容について書かれており良かったです。

これが、(承)舞台は統治区へ になると、フォルテが何を考えているのか分からなくなります。
例えば、統治区への侵入を試みるフォルテ達はクレアの家を拠点に活動を開始する、月詠瑠那の危機を救ったのは玖堂恭真、彼は『冥府の囚人』リーダーでフォルテは彼と彼のメンバーの思想に賛同する、など。
フォルテに何が起きて、
彼が物語のなかで何について葛藤し、何がきっかけでどのように成長し、
どう変わっていくかまで書かなければ物語は始まりません。
ここで書いたのはあくまでもヒントです、何度も言いますが強制ではありません。
承でフォルテがどうなったのかを分かりやすくするためのヒントにしてください。

(転)世界を巻き込んだ闘争へ。
考えとしてはぶ厚いラノベを読んでいるみたいで面白いですが、ここは複雑です。

例えば、(承)では『冥府の囚人』サブリーダー・ラウラ=レーヴィット。とあれば、冥府の囚人とは何か、ラウラとはどんな人物かの2点が大体分かれば話は繋がります。

(転)で、『冥府の囚人』抹殺派のラウラが、十二機皇(オリュンポス)の人類へ反逆した、ポセイドン、ヘラ、アレス、アルテミスを倒そうした、とあれば。
抹殺派とは何か
十二機皇(オリュンポス)とは何か
人類へ反逆したに対する5W1H
ポセイドン、ヘラ、アレス、アルテミスはなぜ彼ら4個体だけだったのか、また各個体で役割にどのような違いがあるか。
といった感じで一気に情報が増えるのが混乱の原因になります。
物語はここから三竦みの状況になって、
さらに瑠那と同じ旧世界の人間であり、十二機皇開発の際にスポンサーだったコーディリア=ヴィクトリアスまで話に加わる。
このようなストーリー展開のさせ方は漫画アニメだから可能であって、小説のボトルネックについて考える必要があります。

(結)挑め、神に。そして…。
ラストですが。
そして、人類の本当の強さに気づいたゼウスは、彼等と共存する未来を選んだ。
ラストに相応しい盛り上がりを感じさせる主張があるのはとても良いのですが。ラストは積み重ねが大切で、ここは書いていて私も辛いところですが……。
1回だけ主張を持ってきてもないのと同じで伝わりません。

ーーーーーー
それ以外にもアドバイスがあれば教えて頂きたいです。

話の規模を小さくしましょう。
世界を変えようとするスケールの大きな話ではなく。
フォルテの住んでいる統治区の問題を解決すれば、結果的に世界が変わったなどとします。

もっと舞台をストーリーに反映させて読者に統治区があるなと思わせてから、どんどん『舞台を破壊』していきましょう。どの物語もしょっちゅう都市や国が崩壊していますよね。
今は舞台についてどこに何が(機械や街)があって、偉い権力者や法律や宗教があったり、例えば水は有料だとか舞台についてのリアリティが、どのようにストーリーに絡んでくるのかがほとんど書かれていません。

ゼウスの子分の子分が統治区にあるくらいで、話を大きくしない。
十二機皇は最初にポセイドンがやってきて、後からヘラ、アレス、アルテミスが統治区にいて、残りの個体の名前は出さないように、読者に余計な情報を与えないようにする。ポセイドン、ヘラ、アレス、アルテミスのどれかと主人公達は友達になったり。
4個体のなかの1つがコーディリア=ヴィクトリアスと繋がりがあって、コーディリア=ヴィクトリアスが4個体を吸収したくらいで主人公と最終決戦をしたり。
今ある面白さを凝縮してみてください。

「俺達の戦いはこれからだEND」、通称おれたたエンドでも大丈夫です。
物語の続編は後からいくらでも作れます。
話をまとめることができているか、それが分かりやすく面白いかなどの方が重要になってきます。
何かの参考になれば幸いです。

スレッド: クロニクル・マキア

カテゴリー: ラノベ(中高生向け)

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元記事:祭りと、不思議な指輪の話

久しぶりに短編小説を書きたいです。
どうすれば良くなるのか、アドバイスをお願いします。

上記の回答(祭りと、不思議な指輪の話の返信)

投稿者 サタン : 0 投稿日時:

とりあえず2つあるプロットのうちどっちが良いかと言ったら、どちらかと言えば後者のほうかなと思う。
ダメ出しから入ってしまうけど、
前者のほうは、展開に余計なノイズが多い。
まず巫女の存在が不要。重要そうでいて物語になにも関わってこないモブになってる。
この話は主人公と少女と、少女を人身御供OR処刑しようとしてる悪い村人の3役があれば成立して、「悪い村人」の象徴として村長がいる。
だから、巫女の存在が「祭事としてのお祭りを行う人物」でしかなくて、それは悪い村人の象徴でもある村長がやっても問題ないので、このプロットでは完全にモブになってる。
前者のプロットで書く場合は、「村長」と「巫女」のキャラは一つにしたほうが良いと思う。
まあ、個人的な好みで言えば、巫女が不要って感じに書きはしたけど、どっちかっていうと村長のほうがいらない。
主人公に巫女が宿を提供し、村に村長はいるけど巫女のほうに実権がある感じで物語上の村長の仕事は全部巫女にやらせて村長はセリフもないようなモブにしちゃう。そのほうが土着信仰に支配されてる村って感じが出せる。

次に、世界観や時代背景がわからないけど、「ギターを弾いていたら」というのが引っかかる。
別に切っ掛けなだけだから変ではないと思うけど、そもそも土着信仰があるような田舎の寒村でギターを弾いてる若者って、何者。状況がわからない。見知らぬ土地で都会ってわけでもない田舎の村で屋外でギターを弾いてる、そんなナルシーな主人公のほうが怖い。
というのも、この「ギターを弾いてる」というのがその後の展開に何も活かされていないために、引っかかってしまう。
確かにこの「ギターの演奏」が祭りに招待される切っ掛けにはなっているが、そもそもその祭りさえも話には関係ないし、本筋は人身御供の少女を助ける話なわけで。
その少女も「祭りの伝承」とかに関係する少女であれば祭りが関係してくるがそうではないので、祭り関係ない。
だから、例えば中盤で「囚えられてる少女を励ましに、毎日演奏しに行く」とか終盤で元貴族って話の中で「何もかも失った主人公は吟遊詩人に拾われ失意から立ち直った」とか、「だから音楽の良さを知らない土地では取り敢えず思いの丈を歌うんだ・悲しんでる人に音楽を届けたいんだ」とかって話があるなら、わかる。
でも現状は「ギターを弾いていた」という切っ掛けがあるだけでそれが何にも利用されてないから、不自然な気がする感じで引っかかる。
ちなみに、「物語の切っ掛け」というのは重要な部分なので、オチに絡める要素であったりしないと投げっぱなしになってしまう。
たぶん作者的には「ギター」にそこまで思い入れないと思うけど、そんなわけで指摘してる感じです。

あとは、指輪が、大事なものってだけで最後にいきなり「指輪の魔力で助かった」となるから、演劇用語で言う所のデウスエクスマキナ、最後に神様が現れて全部解決して終わり、というオチになってる。
この指輪のことがちゃんと書かれていれば良いのだけど、
うーん。
さきほどまでは、私は「ギター」推しだったわけでこれを利用しろ活かせって書いたけど、オチで「指輪」が出てくるとこの説明を前もってして布石を置いとかなきゃいけないから、
つまり主人公や物語にとって大事な事が「ギター」と「指輪」で2つあることになるんだけど、短編でこれ2つをちゃんと書くと他のことが削られるので、キツいと思う。
「ギター」は「物語の導入、村に招かれる切っ掛け」として機能していて、
「指輪」は「少女と出会うことになる切っ掛け」と「最後に二人が助かる決め手」として機能している。
物語として「ギター」か「指輪」かどっちをキーアイテムとし注目させるかを決めたほうが良いと思う。
「ギター」推しで行く場合は「二人が最後に助かる決め手」は「祭り」関係に変更したほうが良いかな。ほんと祭り関係ない状態になってるから。祭りの伝承の通り村は跡形もなく消え去ってしまった、とか。
「指輪」で行く場合は、といってもその指輪の設定を知らんので何とも言えないけれど、例えば「指輪を追って神殿に入ると、指輪は牢の中、少女が拾い上げるところだった。主人公は返して欲しいと言うが少女は返してくれない。少女から指輪を返してもらうために毎日目を盗んで神殿に向かう主人公」という形で、少女と主人公の関係性構築のために「指輪」をもっと使う。
その中で特別な力があるとか、その指輪の魔力のせいで主人公の故郷は消滅したとか、そういう指輪エピソードで少女を楽しませたりしとかんとイカンかなと思う。
ちなみにこの関係性構築の部分は、「ギター」の場合は前述したように「毎日演奏して励ましに行く」だったように、この部分で何を使うかはけっこうキモ。
「ギター」か「指輪」か、はたまた別のものか、プロットでは省略してるけどはっきり書いたほうが良いと思う。

ほんで、最初に「後者のプロットのほうが良いと思う」と書いたけど、後者のプロットはこれまでダメ出ししたような部分がそもそも無いからですね。
巫女が出てこないので「お祭り」という印象もかなり薄くなって、印象で言うと「主人公が死刑囚のヒロインと出会って脱獄させて逃げる話」というだけで、正直盛り上がりも何もなく面白味も見つけにくいので、引っかかる部分さえ無い、というのが忌憚ない意見。
だから、「良い」というのは物語として面白いって意味じゃなくて、書くんであれば余計なものが一切ないから書きやすいだろう、という意味。

これはディスってるように聞こえたかもしれないけど、ぶっちゃけ何もなく純粋にストーリーだけがある状態だから、ここには何でもプラスすることが出来て、ちょっと変えるだけでどんな物語にもなれるっていう結構良い状態だと思う。
例えば、何らかの長編小説の中で「立ち寄った村で主人公は死刑囚の少女と出会い、少女を助けようとする」って一つのエピソードが出来るでしょ。
スレ主さんが知ってる異世界モノとか何でも良いから、イメージしてこのシナリオを再生してみて。たぶんちゃんと再生できるはず。
何でも「この話ができる」という状態のプロットなので、言い換えれば、ここに何か面白いものを乗っければ面白い短編になる、という状態でもあります。
更に言えば、それは流石に第三者が考えても意味がないので、そしてそれが無い以上は外から何か言うことは出来ないかなと思います。

スレッド: 祭りと、不思議な指輪の話

カテゴリー: 少女向けラノベ

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