「残り蚊を打ち損ねたる齢かな」の批評
回答者 みつかづ
こんばんは。貴句、拝読しました。
景がハッキリ立ち上がってきますよね。
齢がフラフラの暗示+打ち損ねたけど追撃はどうしようかとの、
逃がしてやろうかとの年齢による貫禄めいたものも私は感じました。
私なら殺虫剤か蚊取り線香で絶対逃がさないので(鬼)。
1点申し上げます。
原句の場合、「打つのに失敗した」、「打つ機会を失った」という含意が有り、
残り蚊への追撃を諦めて「歳取ったなあ」とのしみじみ感にやや寄ります。
元の動詞はナ行下二段活用の複合動詞「打ち損(そこ)ぬ」。
一方、「歳を取ってフラフラだけど、でも逃げられた残り蚊に刺されたくない」との
(追撃の)含みを出す場合、以下の書き表し方がありますので、
ご参考までに提示いたします。どちらも完了・存続の助動詞を使っているので
微差ですが。
・残り蚊を打ち損なへる齢かな
元の動詞はハ行四段活用の複合動詞「打ち損なふ」。
他動詞「損なふ」は殺傷するという意味を持っていますので、
複合動詞「打ち損なふ」には「打ち損なう」、「打ち損じる」との意味があり、
そこから「歳を取ってフラフラなんだけど」との逆説的な含意が出て参ります。
ご参考になれば幸いです。お目通しいただき、感謝を申し上げます。
点数: 1
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一匹の蚊が居残っています、あっちも弱ってふらふら私も…😅