「ピストルの空に向けおり紅葉燃ゆ」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: ピストルの空に向けおり紅葉燃ゆ
ゆめこ様、拙句へのコメントありがとうございます。一つ気になる点があるので、補足させていただきます。
紅葉「降る」は”手垢のついていない表現だからOK”というわけではありません。ポイントは、「その言葉がないと意味が伝わらないのか否か」です。
紅葉「燃ゆ」は、「燃ゆ」という言葉がなくても、紅葉が赤く燃えるようだということは伝わります。一方、紅葉「降る」は、「降る」がないと紅葉が上から降り注いでいる様子が伝わりません。
それと「紅葉降る」と「紅葉散る」を誤解する人というのは、ハッキリ言って勉強不足の人ですから、気にする必要はありません。
「紅葉散る」というのは、紅葉が”枯れて”散っていく意味が含まれるので、「紅葉降る」とは全然違います。もし読み違える人がいたら、一言「もう少し季語を勉強なさって下さい」と伝えれば良いかと存じます。
点数: 1