俳句添削道場(投句と批評)

幸福来々さんの添削最新の投稿順の36ページ目

「デアリングタクト秋空へ嘶く」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: デアリングタクト秋空へ嘶く

いつもコメントありがとうございます。

「競馬」自体は夏の季語なので、この秋にこの競走馬が走りたいと思ってるけど走れない感慨なのだろうと詠みました。
馬自体のことを考えてもいいし、その馬を見てる第三者を見てもいいし。

私は競馬は全然わからないので、『デアリングタクト』調べました。
最初は「んー」って思いましたけど、私の読みが甘いだけでかなり成立してるなと思いました。
『嘶く』の言葉の経済効率がめちゃめちゃいいなと思いました。
『デアリングタクト』が馬であるということと、馬が鳴いている両方を表現できいます。
また、『秋空へ嘶く』だと、走りながら『嘶』いるわけではなく、屋根はなさそうですが、馬自体は止まって『嘶』いる感じがします。
『デアリングタクト』の固有名詞も利いてる気がします。
ただの競走馬だと、盛者必衰感や、盛者必衰に対する悲壮感・残念感がでないので。

点数: 1

「夏草の中残る餌皿地域猫」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 夏草の中残る餌皿地域猫

『秋思』の俳句のコメントありがとうございました。

本句ですが、『夏草』という生命力あふれるものと空の『餌皿』の取り合わせは面白くて良いなと思いました。
『夏草』と『餌皿』で、『地域猫』の喪失感を表現できるんだなと。
『夏草』って『夏草』自体は存在感ありますが、哺乳類の生命の気配が全然感じられない季語だって気づきました。
ま。考えてみたら、『夏草や兵どもが夢の跡』もその類か。。。

しかし、この句を成立させるのはかなり難しいなと思いました^^;

この喪失感に地域猫であるということが重要ではないし、『の中に残る』は冗長な表現かもしれません。
「夏草に餌皿」で十分だと思います。
この『夏草』が生えている場所を公園や空き地など、公共の場所にすると、飼われている動物ではない餌皿は表現できるかと思います。

ただし、このままだと、主役が餌皿になってしまうので、少しこの『夏草』の描写を増やして、主役にしないといけないと思いまたけど、全然良いのが思いつきませんでした。。。
すみません。

空き地一面の夏草に餌皿

点数: 0

この道や銀杏降るたび手を君と

回答者 幸福来々

添削した俳句: 冷える手と赤らむ頬のいちょう道

コメント失礼します。

銀杏降る道にはしゃいでいる子どもの句だと思いました。
季語は「冷ゆ」になるのかな?
全体的に秋の季感は感じます。

コメント読んでみると、恋だということなので、それを踏まえるとこの『冷えた手』を君は繋いでくれないかなって思って『赤らむ頬』ってことなのかな?
それとも『冷えた手』を繋いでもらって『赤らむ頬』ということなのか?

詩歌の世界の恋愛の対象を表す「君」を登場させるとか、「片恋」と直接表現するとかしないと恋の句として読むのは難しいかもしれません。

添削というか、銀杏並木が想像できるかつ、「君と手を繋ぎたいな」という気持ちだけギリギリ伝わるかなっていう提案だけしておきます。

点数: 0

「金木犀の咲く路で立ち止まる」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: 金木犀の咲く路で立ち止まる

コメント失礼します。

自由律も韻文なので、思わず読みたくなるようなリズム楽しさが必要です。
が、リズムとして面白味があるわけではないので、自由律が好きとか嫌いとかの問題はあまり関係ないかと。

句として鑑賞するにしても、「金木犀の咲く路で立ち止まりました。」という情報しかないです。
なので、金木犀を見て立ち止まったのか。
それとも、金木犀の香りで立ちどまったのか。
金木犀とは関係がないもので立ち止まったのか。
この辺はわかるように表現することは必要だと思います。

表現者として、理解できるように書くというのは最低条件で、読者に理解させた上で読者が共感する・しない、好き・嫌いが生まれるって感じです。

個人的には、このサイトの活用方法は人それぞれで良いと思いますが、せっかくいろんな素敵なものに反応するアンテナがあるようですから、それを共有してほしいなと素直に思います。

点数: 1

「ハイボール重ねて月の輝けり」の批評

回答者 幸福来々

添削した俳句: ハイボール重ねて月の輝けり

いつもコメントありがとうございます!
なおじいさんは、ちゃんと句を鑑賞してくれて意見を言ってくれるので本当にコメント嬉しいですorz

本句ですが、ハイボールのジョッキのキラキラを月に重ねて、なお月が輝いてるように見えた。となんか若者のキラキラ感というか高揚感を感じました。

コメントを読むと「酔うほどに」という句意とのことですが、『重ねる』でハイボールを何杯も飲んでと読ませるのは難しい気がします。
また、「酔うほどに」を表現したいのであれば、ハイボールが必須なのかどうかもちょっとわからなくなりますねー。
ハイボールで月の輝き方が変わるかな。

添削というより、「酔うほどに」を私が表現するならという意味で以下を提案します。

ハイボールの微酔に月輝けり

点数: 1

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